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2007/09/21 09:48

風に影響されない走り方

9月17日、リニューアル後、初めて練習会に参加させていただきました。人数が多いと楽しいですね。あの日は南風が強く、小貝川沿いの土手の上はもろに風を受けるので復路はみなさんたいへんだったと思います。
風が強いときは、上り坂同様に力の差が出やすいです。私の場合、アップダウンの少ない宮古島では嵐のような風が吹いてくれればいいと思っています。
地元の練習会でも感じますが、風の影響を受けやすい人と受けにくい人がいると思います。自転車に乗り始めて間もない人は、手サインを出したり、ボトルから給水するのが苦手です。脚を止め、下ハンドルから持ち替えてからでないと手を離せないようです。そういう人は手でハンドルを操作しているので、風が強いときには、握っている手の力を緩めるとハンドルが振られそうになるのでギュッと握ってしまいます。また、脚の力で踏んでいるので、風のせいでバランスが崩れると、脚の力をゆるめてバランスをとることになり、推進力が減ってしまいます。
コツは、背骨を中心とした体幹部(体の中心部)で自転車のコントロールすることです。スキーをされる方やオートバイに乗る方はわかると思いますが、手や足で進行方向やバランスのコントロールを行うことには限界があります。無理に足で踏ん張ったり、ストックやハンドルで方向を決めようとすると、オーバースピードになりやすく、スピードをかなり落とさないと制御できませんし、カーブごとにどんどん疲れます。
それにくらべ、体幹部で重心を無意識にコントロールできるようになると、手足をリラックスできるので、風と衝突せずに走ることができます。また、体幹部からの力でペダリングできると、脚に余裕があるので、風の強弱に合わせて脚の動きも調整できるので、先日のようなときも「どこ吹く風」です。

大工さんが使うのみとハンマーを想像してみてください。のみの刃がピタッと決まっていれば、のみをギュッと握る必要はなく、そののみの芯を叩けば、思い通りに木を彫ることができます。しかし芯を叩けないと、叩くたびにのみがグラつくので、のみを木に押し付けるようにギュッと握ります。すると刃が定まらず、思い通りには彫れない上に疲れます。

体幹部で重心をコントロールしたり、体幹部から力を出すためには、背骨がなめらかに動くことが必要です。残念ながら、背骨をすぐ動かすことができるようになる方法を知りません。トライアスロンJAPANの「藤原スタイル」にも書いていますが、背骨の動きをよくする地道な取り組みが、結局は強くなる近道になります。

投稿者:On the Road│2007/09/21 09:48│藤原裕司のアスリートコラム



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