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2008/04/11 08:55

ホイールをいじりながら思うこと

春です。自転車組立もまっさかりです。2008モデルシーズンも、3月いっぱいで半分が過ぎたことになります。同じ車種を何台も組み立てていますが、同じバイクだからといって、同じ組立手順になるというわけではありません。

特に車輪は工場から出荷されたものはばらつきが大きいです…。今日も車輪をグルグルと調整台の上でまわしながら、シコシコとバランス取り・振れ取りをします。ブレーキ面が平滑になるように、高速で回転したときにもぶれが感じられないように、調整を行います。

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振れ取り台です。車輪を回転させながら、スポークの張りを確認・調整します。こうしてみると、車輪のよしあしが分かっちゃうのですよね~。

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最近組み立てた自転車で、「おっ、これはいいな!」と思った車輪。先の展示車紹介でもありました、トレック520号に付いているホイールです。長距離のキャンプツーリングに使うことを想定されたバイクだけあって、ホイールも大変丈夫です!横から力を加えてもびくともしないタフで高精度なリム、太くて丈夫なスポーク、シマノ製のなめらかなハブベアリング…。

でも、とっても重いんですよね、このホイール。丈夫さと軽さと、値段をバランスさせるのはとても難しいようですね。

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520号のリム(車輪の外枠部分ですね)もそうなんですが、ある程度価格が高いバイクのリムは、溶接仕上げになっています。自転車のリムって、なが~いパイプをぐるっと丸めて作られているんです。丸めたパイプをつなぐときに、ピンを使って差し込んでつなぐ方法と、素材そのものを溶接してくっつけてしまう方法とがあります。ピンを差し込む方法だと、若干重くなるし、衝撃でずれる可能性もあります。溶接してくっつける方法だと、手間とお金はかかりますが、高精度で軽いリムができます。(一概に言い切れない部分ではありますが…。)

溶接したあとに、ブレーキパッドが当たる面を削って仕上げています。だからブレーキの効きが安定するのですね。

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ディスクブレーキ用のリムは溶接した跡を削る必要がないので、溶接跡がくっきり見えるものもあります。ブレーキパッド当たり面を作る必要がないので、ディスクブレーキ専用のリムは形状が特殊です。そのおかげで、とっても丈夫なリムが出来るのです。

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こちらはちょっとお値段お手ごろなバイクの車輪。つなぎ目が見えるのが分かりますか?これがピンジョイントリムです。強度を落とすわけにはいかないので、その分ちょっと重く作られることになります。ピンジョイントとはいえ、昔のリムに比べれば精度は高くなりました。

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ピンジョイントリムもブレーキパッド当たり面は削り加工されているのですが、どうしてもすきまができるのですよね。写真は、タイヤをはめるときのなじみを出すために、中性洗剤を塗ってから空気を入れたときの写真です。おやおや、リムのすきまからぶくぶくと洗剤の泡が出てきました…。本当にすきまがあるのですね~。すきまがあるから悪いと言うことではないのですが、製造方法の違いが分かる瞬間でした。

自転車には、外見は同じように見えても、実は作り方が全く違ったり、性能が大きく違ってくる部分がたくさんあります。そんなところもちょっとずつ紹介していこうと思います。

投稿者:On the Road│2008/04/11 08:55│善明のバイシクルトーキング



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