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2008/06/27 00:07

2週連続優勝

 サイクルスポーツも真っ盛り。みなさんも各地の大会・イベントに参加し楽しまれていることと思います。私も6月に2レースに参加しました。
 まず6月15日に広島県廿日市市で行われた「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2008」に出場しました。この大会は昨年市制施行20周年の記念事業として初開催され、私は昨年に引き続きの参加です。続いて22日には鹿児島県徳之島で開催された「第21回 トライアスロン in 徳之島」に参加しました。18回目の参加です。
若いころには月に何度も大会に出たこともありますが、2週連続で大会に出るのは久しぶりです。両大会とも4時間程度でゴールするミドルの大会ですが、廿日市大会はバイクとランの高低差がものすごいし、徳之島大会もアップダウンのほかに梅雨明けした暑さもあり、まともに2レースできるか不安でした。しかしせっかくご招待いただいたので、お断りする理由もなく、2つとも参加することにしました。

 廿日市大会では昨年は3位でしたので、優勝を目指して臨みました。昨年優勝の地元広島の福元哲郎選手と昨年2位で今年のユニバーシアード代表の武友潤選手がライバルになります。
スイム2.5kmのスタートは世界遺産宮島の厳島神社大鳥居で、スタート前には選手・関係者一同、厳島神社拝殿で御祓いしていただきました。昨年は最短距離を泳ごうと沖のブイ沿いを泳ぎましたが潮の流れの影響を受け、トップの武友選手から9分8秒も遅れてしまったので、今年は岸沿いにコースを取って泳ぎました。それでも7分38秒遅れの24位でスイムアップ。
バイク55kmは中国山地に向かい大会名どおり廿日市を縦断します。標高850mの峠を越えるワンウェイのコースで合計1200m以上、不動峠5本分ぐらいを登る本格的なヒルクライムコースです。昨年は前半飛ばしすぎて最後の上り坂で脚が売り切れてしまったので、今年はムキにならずに徐々に順位を上げていきました。バイク終了直前に福元選手に追いつき、トップから6分8秒差の4位でバイク終了。ランの出来次第で優勝も見えてきました。
ラン20kmも序盤と終盤は比較的平坦なものの、5キロ過ぎから折り返し地点のもみのき森林公園までの6キロは本当に走って上って下るのかと思うような坂が続きます。ランは福元選手とほぼ同時にスタート。ランの力は互角なので最後までもつれる覚悟をしました。並走したまま5キロ地点から上り坂に突入。徐々に福元選手の息が荒くなり少しだけ先行しました。11キロ地点の折り返しまでに3位と2位の選手を抜き、トップの武友選手と約40秒差まで詰めることができましたが、福元選手も大きく遅れていないので、気合を入れ直しました。武友選手に追いついてからもしばらく着いてこられましたが、若いだけにラスト勝負になったら恐いので、早めに差をつけようと、脚のダメージを考えず脚がこれ以上回らないほど目いっぱいピッチを上げて走りました。そして武友選手に約3分差をつけてトップでゴールすることができました。
昨年の経験があったおかげで、登り坂の多いコースを想定した練習の成果を発揮し、優勝することができました。なお大会の模様は「風になれ!鉄人の挑戦 はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」と題して、BS日テレ(7月6日19:00〜19:30と7月21日17:00〜17:30))で放映されます。どなたか録画していただけるとありがたいです。

 広島から帰り、火・水曜日は太ももの前側と股関節のまわりの筋肉痛がひどく、徳之島までに回復するかかなり焦りました。毎日体を動かし、水曜日に鍼治療を受け、食事・睡眠にも細心の注意をしました。徳之島入りする金曜日には筋肉痛は回復し、疲労感もなくすっきりした気持ちでレースの朝を迎えることができました。
昨年優勝の松丸選手、2位のパク選手が同日開催のアイアンマンジャパンに出場のため、3位だった私がレースナンバー1をつけることになりました。昨年4位の鈴木照幸選手、6位の津々見真二選手のほかに、6月1日の関東選手権で優勝した平松弘道選手と今年のデュアスロンアジア選手権優勝の深浦祐哉選手の若手が初出場しました。2人ともランのスピードがあるので、今回もランの終盤までもつれる厳しいレースが予想されました。
スイム2kmは宿泊したサンセットリゾートに面したリーフ内の浅瀬で泳ぎます。透明度が高く回りの様子がよく見えるのですが、前日からの風の影響で荒れ模様でした。波にもまれ四苦八苦しながら泳ぎました。女子優勝の塩野選手とほぼ同時に泳ぎ終え、トップの平松選手から6分51秒遅れの9位でバイクに移りました。
今年から天城町、徳之島町、伊仙町の3町合同開催となり、島内を1周するバイクコースにリニューアルされました。アップダウンが連続する私の得意なコースなのですが、距離がこれまでの90キロから75キロに短縮され、そのぶん上り坂も減って、私としてはタイムを稼げなくなるのではないか不安でした。前半はひたすら前を追いかけましたが、なかなか前の選手の姿が見えませんでした。50キロを過ぎてようやく鈴木、深浦選手を抜き、3位に上がりました。さらに60キロ手前の長い上り坂で、並走していた津々見選手と平松選手が見えてきたので、気合を入れてペースを上げ、一気に抜いてトップに出ました。残り15キロはこれまで何度も走り慣れたコースなので、下りのコーナーもギリギリを攻めて、後続を2分近く離すことができました。
ラン21kmも中盤に長い上り下りがある難コースです。ランをトップでスタートするのは出場18回目にして初めてのことだったで、ちょっと興奮しましたが、平松、深浦両選手には勢いがあるし、鈴木選手にはこれまで何度もランで逆転されているので、油断しないように集中して走りました。エイドステーションや沿道の方々から「藤原ガンバレ」と名前を呼んで応援していただき、とても力が湧きました。ゴールまで1キロの長い直線路で後続が見えないのを確認し、優勝できる喜びをかみしめてゴールすることができました。後続の選手は暑さに苦しんだようで、タイム差は約8分に広がっていました。

24年の競技歴の中で、2週連続優勝は初めての経験です。2連勝という最高に結果になり、挑戦してよかったと思います。スイムは2戦ともトップから約7分も遅れてしまい、相変わらず遅いですが、ランは2戦ともラップ1位で、2位に5分近い差がついたので、かなり自信になりました。
好調の原因は2つ考えられます。まず一つ目、以前からクエン酸飲料のメダリストをご提供いただいている株式会社アリストから金銭サポートをしていただくようになりました。そのおかげでスポーツクラブでの入水する仕事を減らすことができました。入水すると体が凍えてしまって、腸の具合も悪くなり、疲れが抜けなかったのですが、この冬から入水しないレッスンだけにしました。体の負担が減って腸の具合もよくなり、より競技生活に集中できるようになりました。毎日感謝しながらトレーニングしています。
もう一つは例のゆる体操です。これまでは就寝前に7分ほどやっていましたが、今年からそのほかに夕食前に約30分やるようにしました。まだこれからもっと成果が出てくると期待していますが、今でも十分に自分の体が変わってきたと実感できます。来年の宮古島でスイム40分、ラン2時間50分を切るのが目標ですが、ランは現実味が出てきました。

投稿者:On the Road│2008/06/27 00:07│藤原裕司のアスリートコラム



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