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2008/07/24 19:33

皆生トライアスロン

今回も私のレースのレポートにおつきあいください。

鳥取県で行われている皆生大会は私にとって本当に特別な大会です。私は大学入学時の自己紹介で「在学中に一度はトライアスロンに出てみたい」と話しました。当時は今と違って「トライアスロン」という言葉さえなじみがなかったのですが、新聞で3種目を行うスポーツがあることを読んだ記憶があります。大学に入学した1982年以前に日本で開催されたトライアスロンは皆生大会だけなので、その記事は皆生のものだったはずです。たまたま皆生大会の新聞記事を読んでトライアスロンを知り、その大会で6度も優勝できたことに因果を感じています。

今年で28回目を迎え、11回目の参加になった今回も思い出深いレースになりました。一昨年は道路が川のようになるほどの大雨の中のレース、昨年は台風の影響でスイムが中止されバイクの距離がほぼ半分に短縮されましたが、今年は数年ぶりに皆生大会らしい猛暑の中でのレースとなりました。
スイム3キロは皆生海水浴場沖を岸に沿って往復します。1ヶ月前の徳之島大会のスイム(2キロ)では2分離された鈴木照幸選手と同じグループで泳ぐことができ、スイムトップの選手から約4分差の14位でバイクに移りました。例年は20位台なので、徳之島大会の後から取り組んだフォーム改善の成果が出たと思います。

バイク145キロのコースは中国地方の名峰大山への登りを含む国内屈指の難コースとして有名ですが、はつかいち大会の激坂を経験しているし、調子がよいこともあって楽に感じました。40キロ過ぎの大山道路の登り口には4番手で到着、頂上の折り返しでは先頭の選手との差は1分40秒に縮まり、70キロ付近で先頭を走っていた昨年5位の岡宏城選手を抜きトップに立ちました。その後も実力差が出やすい私好みのコースで差を広げ、2位の岡選手と6分30秒差でランに移りました。

ラン42.195キロのコースは米子市の皆生温泉から隣の境港市を往復します。信号では度々止められ、狭い歩道には段差が多く、そこを往きと帰りの選手がすれ違うので、ほかの大会に比べるといろいろと気を使わなければなりません。特に国道431号線を横断する信号は1分半ほど止まるので気が気ではありません。最初は戸惑いましたが、最近は慣れたもので、信号待ちでは携帯したフリーダム(BCAAとシトルリン入りのクエン酸)を摂ったり、ゆる体操をしたりしました。気温がどんどん上がり日差しも強くなり後続の選手のペースも上がらず、折り返しでは2位に上がってきた松下篤史選手との差は約10分に広がっていました。でももし私が全部の信号で止まり、松下君が一度も止まらなかったら10分差もなくなると考えて、目いっぱい走りました。最終的には2位と約24分の大差で6回目の優勝することができ、昨年4位だった悔しさを晴らすことができました。

皆生大会はバイクコースの起伏、信号では止まり、ほとんど歩道を往復するランコース、フェーン現象による猛暑など特殊な大会です。関東の方々にはなじみの薄い大会ですが、競争倍率1.3倍の人気大会です。練習の成果がはっきり出るごまかしのきかないところが人気の秘密だと思います。遠方からの参加者は大歓迎ということですので、坂好きの方、暑いのが好きな方は是非挑戦してください。達成感は格別です。

投稿者:On the Road│2008/07/24 19:33│藤原裕司のアスリートコラム



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