2008/10/14 00:35
CycleOpsパワータップ NO.3
パワータップのラインナップ、機能については
CycleOpsパワータップ NO.1をごらんください。
パワータップ取扱説明書を掲載します。
本マニュアルについて
この度は、CyclOps PowerTap SL 2.4をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。PowerTapはトレーニング強度をリアルタイムにフィードバックするのに最も適しており、最高の機能とコストとのバランスが優れたシリアスなトレーニング用測定器です。
本マニュアルはPowerTap SL 2.4を正しく使用するにあたって必要なものです。どのレベルの方も必ず最後までよくお読みいただき、本器の機能を十分にご理解の上、安全にご使用ください。
文字スタイルの意味
太字:太字で書かれた部分はPowerTapをご使用になるに当たり特に重要な項目です。必ず前もって読み、理解してください。
斜体:斜体で書かれた部分は、本マニュアルの他の場所にて詳細が記載されていることを示します。
本マニュアルはPowerTap SL 2.4の機能を説明するもので、他のモデルのPowerTapに該当しない部分もありますのでご注意ください。最新バージョンのマニュアルに関しては本社ウェブサイトを参照してください。www.cycleops.com
目次
本マニュアルについて
重要な事前確認事項 .....
システム概要 .....
PowerTapシステムの説明 .....
取り付けの準備 .....
互換性 .....
ホイールの組み立て .....
システムの取り付け .....
基本的なコンピュータ操作 .....
ディスプレー段階 .....
ディスプレー・モード .....
ボタン機能の説明 .....
センサー照合 .....
省エネモード .....
コンピュータの操作 .....
パワー機能 .....
トルク機能 .....
ゼロ点セット .....
速度機能 .....
マルチ機能 .....
サイクルコンピュータ・モード .....
ハートレートモニター・モード .....
インターバル・モード .....
インターバル・メモリー・モード .....
コンピュータ・セットアップ .....
コンピュータ・セットアップ・メイン・メニュー .....
コンピュータ・セットアップ1 .....
コンピュータ・セットアップ2 .....
コンピュータ・セットアップ3 .....
コンピュータ・セットアップ4 .....
コンピュータ・セットアップ5 .....
メンテナンスとスペック .....
ベアリング .....
フリーハブ .....
フリーハブ交換 .....
コンピュータ本体バッテリー .....
ハブ・バッテリー .....
ハブ・バッテリー交換 .....
スペックシート .....
テスト・モード .....
トラブルシューティング .....
重要な事前確認事項
・ トレーニングを開始する前に必ず医師、又は専門トレーナーに相談してください。
・ トレーニング中は必ず前方方向を見ながら走ってください。PowerTapの表示にとらわれすぎない様にしてください。操作などは停止した状態で使い慣れる様にしてください。
・ コンピュータ本体とチェスト・ストラップとハブは耐水性を持っておりますが、防水ではありません。継続的に水をかけたり、高圧スプレーを向けたり、浸水させないでください。
・ コンピュータ本体に溶液などがかからない様にしてください。シンナー類を使って洗浄しない様にしてください。
・ 自転車のメンテナンスに不慣れな方は、必ず信頼のできるプロショップにてサービスを受けてください。PowerTapの部品は非常に繊細ですので、必ず取り扱い代理店又はSaris Cycling Groupにサービスを依頼してください。
・ ハブのプラスチック製バッテリーカバーはバッテリー交換時以外は取り外さないでください。繰り返し脱着することによりOリングシールが劣化、又は破損して耐水性を損ないます。バッテリーカバーを外す度にOリングシールを点検し、必要であれば交換してください。Oリングを取り付けるときは軽くグリスを塗布してください。
・ ハブの作業中にトルクチューブは絶対に取り外さないでください。ハブ内部は個人レベルでサービスできるシステムではありません。ハブ内部を分解した場合、組み立てるのに特別な工具と公正機器が必要となります。問題が発生した場合は取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)
・ PowerTapホイールセットにはクリックリリースは付属していません。
・ 上記注意事項に対して従わなかった場合、破損又は精度の問題が発生する可能性があると同時に保証対象外となりますのでご注意ください。保証処理をよりスムーズに行う為にお買い求めになりましたPowerTapはwww.cycleops.comにて登録していただきますようお願いします。
システム概要
PowerTapシステムの説明
PowerTapシステムはパワー(出力)を算出する装置を持ったハブで、ホイールの回転速度とトルクを測定します。計測・算出された情報はステム、又はハンドルバーに装着されたコンピュータ本体へ送信されます。ハートレートのデータはチェスト・ストラップより送信され、収集したデータはトレーニング情報として算出されコンピュータ本体に表示します。
取り付けの準備
PowerTap SL 2.4はハブ単体、又は完組ホイールとして購入できます。もしハブ単体で購入された場合、使用する前にホイールを組み上げる必要があります。ハブ単体で購入された場合は以下のパーツが必要となります;カセットスプロケット、スポーク、ニップル、リムテープ、リフレクター、クリックリリース、リム、タイヤ、チューブ(クリンチャーリムの場合)、リムセメント(チューブラーリムの場合)。
梱包内容は下記の表を参照してください。
表1:梱包内容
数量 アイテム
1 PowerTapハブ(又は完組ホイール)
1 PowerTapコンピュータ本体
1 ハートレート・チェスト・ストラップ
12 タイラップ
1 パワートレーニングガイド
1 Power Agent CD(PC用分析ソフト)
1 USBケーブル(データダウンロード用)
1 ハンドルバー兼ステム・コンピュータマウント
1 取説入りDVD
1 ハブ・バッテリーカバー脱着工具
互換性
PowerTap SL 2.4はシマノ製8、9、10速システム、又カンパニョーロ製8、9、10速システムと互換性があります。必要とする仕様に合わせてフリーを交換することができます。詳しくはフリーハブ交換を参照してください。
PowerTap SL 2.4はロード用の130mmとMTB用の135mmのエンド幅に対応しています。装着前に必ずエンド幅がフレーム仕様に対して正しいか確認してください。破損する恐れがあり、また保証対象外となりますのでサイズが合わないハブを無理にフレームに取り付けないでください。互換性に関してさらに詳しい情報が必要な場合は、取り扱い店舗・代理店、又は直接Saris Cycling Groupへお問い合わせください。
ホイールの組み立て
ハブ単体で購入された方はプロショップなどでホイールを組み立てていただく必要があります。トルクセンサーが内蔵されたハブの設計は通常のハブと構造が異なりますので、スポーク穴をエアロスポーク用にスロット型追加工など行わないで下さい。保証対象外となりますのでご注意ください。ホイール組み立てに必要な寸法は以下の表2を参照してください。
表2:ホイール組み立てに必要なハブ寸法
測定個所 ドライブ側(右) ノンドライブ側(左)
ハブセンター
〜フランジ 17.4mm 31.7mm
フランジ直径 70mm 70mm
スポーク穴直径 2.5mm
システムの取り付け
1. ホイールをフレームに取り付ける
完成されたPowerTap SL 2.4ホイールをフレームに取り付けます。軸がドロップアウトに正しく収まっているか確認し、スチール製軸のクイックリリースで固定してください。
2. コンピュータマウントをハンドルバー、又はステムに取り付ける
コンピュータマウントはハンドルバーとステムの両方に取り付けることができます。付属のタイラップでマウントベースをハンドルバー、又はステムに固定します。取り付け場所によって向きを図2A又は2Bを参照してコンピュータマウントをマウントベースにスライドさせながら取り付けてください。
図2A:コンピュータをハンドルバーに取り付ける場合
マウントベースがハンドルバーに固定される向きより横から矢印に従ってコンピュータマウントをスライドさせます。
図2B:コンピュータをステムに取り付ける場合
マウントベースがステムに固定される向きより横から矢印に従ってコンピュータマウントをスライドさせます。
3. コンピュータをマウントに装着します
ハンドルバー、又はステムに固定したマウントにコンピュータを取り付けます。マウントとコンピュータの裏面の溝を合わせて自分に向けてスライドさせて装着します(図5参照)。
注意)振動などで外れる可能性がありますので装着の際、コンピュータが完全にマウントに差し込まれている事を確認してください。
4. ハートレートモニターチェストストラップ
図6の様にハートレート・モニター・チェストストラップを胸の下に装着してください。よりセンサーの感度を高める為に肌に触れる電極を湿らすことをお勧めします。コンピュータ画面でハートレート情報を表示させるにはチェストストラップを装着している必要があります。
注意)PowerTap SL 2.4のチェストストラップは暗号化された電波を使用しており、他社製品のハートレートモニターとの互換性はありません。チェストストラップを装着してもハートレート情報がコンピュータ画面に表示されない場合は本説明書の「センサー照合」を参照してください。
5. 取り付け後の確認
すべての部品が正しくしっかりと固定されている事を確認してください。リアホイールを回転させ、コンピュータ画面右上に丸の通信アイコンが点灯することを確認してください(図7参照)。コンピュータ上面の2つのボタンのいずれかを押して電源を入れてください。2.4GHzの無線システムはハブとの照合に30秒ほどかかることがあります。通信アイコンが点灯しない場合は「センサー照合」を参照してください。
基本的なコンピュータの操作
ディスプレー段階
コンピュータ画面は3段階に分かれています。
上段 → パワー表示
中段 → 速度表示
下段 → マルチ機能表示(切り替え可能)
注意)この表示は「トリップ」と「インターバル」モード時の仕様になります。「サイクルコンピュータ」や「ハートレートモニター」モードでは表示仕様が異なります。表示モードの変更などは「コンピュータ・セットアップ4」の部(p.19)を参照してください。
ディスプレーモード
本コンピュータには2つのメインモードがあります。
1) トリップ・モード
2) インターバル・モード
[MODE]ボタンを長押しして上記のモード切り替えを行うことができます。
ボタン
本コンピュータには2つのボタンがあります。
1)[MODE]ボタン
2)[SELECT]ボタン
注意)[]での表記は、それぞれのボタンを示しています。
ボタンの押し方のパターンは5通りあります。
1)[MODE]又は[SELECT]の1回押し:[MODE]又は[SELECT]を1回押します。 モード切り替えや表示機能切り替えに使用します。
2)[MODE]又は[SELECT]の長押し:一つのボタンを2秒間押します。モードや機能を開始させます。
3)[MODE]又は[SELECT]の同時押し:同時に[MODE]と[SELECT]を押します。インターバルを開始させます。
4)[MODE]と[SELECT]の同時長押し:同時に[MODE]と[SELECT]を2秒以上押します。センサー照合、データクリア、セットアップなどに使います。長く押す時間によってスクロールメニューが異なります。
注意)「clr」と表示されている状態で両方のボタンをはなすと最後の走行データがすべてリセットされます。
スクロール・メニュー:
[MODE]と[SELECT]の両ボタンを同時に長押しするとスクロール・メニューが表示されます。押す長さによって「Find」、「-clr-」、「SEt」と順番に表示されます。希望する機能が表示されたタイミングで両ボタンをはなして実行します。
「Find」:コンピュータ本体をPower Tapセンサー(ハブ)と照合させる時に使います。
「-clr-」:コンピュータ本体の最後の走行データがリセットされます。
「SEt」:セットアップ画面に入ります。「SEt」が上段に表示され、中段には「E」が点滅と「d」「t」が点灯し、下段に「12345」が点灯した状態になります。
E:スクロール・モードを終了し、走行画面に戻ります
d:初期設定値にすべて戻ります
t:テスト・モードに切り替わります
12345:1〜5それぞれのセットアップ・メニューに切り替わります
センサー照合
コンピュータ本体は工場出荷時点に同封されたPowerTap SL 2.4ハブとハートレート・センサーとすでに照合された状態になっているので、取り付けが完了した時点で使用可能となっております。センサー照合のことを「ペアリング」とも言います。照合ではコンピュータ本体にハブとハートレート・センサーそれぞれのIDを記録し、混信無く通信ができるようにします。センサー照合の詳細に関しましては「コンピュータ・セットアップ5」(p.xx)の部を参照してください。
なんらかの原因でコンピュータ本体がPowerTap SL 2.4、又はハートレートセンサーと通信が取れなくなった場合は「Find」機能を利用してください。「Find」とはセンサー照合ですでに登録されたPowerTap SL 2.4やハートレート・センサーと再度通信できる状態にするアクションのことです。センサー照合とは異なります。「Find」を実行するには[MODE]と[SELECT]ボタンを「Find」が表示されるまで約2秒間押してください。「Find」表示が確認できたら両ボタンをはなしてください。回転するアイコンが表示され、センサー類を探します。センサー類と通信が取れる状態になったら左上の通信アイコンが点灯します。
省エネモード
コンピュータ本体とPowerTap SL 2.4ハブには電池寿命を最大限に延ばす為に省エネモードがあります。コンピュータ本体は4分間ボタンアクション、又は通信が無ければ省エネモードに入ります。省エネモードに入ると画面表示はすべて消えます。通常表示に戻す時は[MODE]又は[SELECT]を1回押してください。PowerTap SL 2.4ハブは5分の停止状態で省エネモードに入ります。コンピュータ本体は通常モードでハブが省エネモードの場合は左上の通信アイコンが消灯してます。ハブを通常モードに起こす時はリアホイールを回転させて、左上の通信アイコンが点灯することを確認してください。
コンピュータの操作
パワー機能
上段の表示は現在パワー・最高パワー・平均パワーを表示します。
1) 表示を現在から最高、そして平均パワーへ変更する場合は両脇の矢印アイコンが上段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) [SELECT]で現在、最高、平均パワー表示を順番に変更します。
注意)より精度高いパワー値を表示するには頻繁にゼロ点セットを行ってください。詳細は「ゼロ点セット」の部(p.xx)を参照してください。
現在のパワー
パワーは1ワット刻みで0〜1999ワットまで表示されます。パワーの現在値は上段に「WATTS」アイコンが点灯している時に表示されます(図9)。
注意)「WATTS」アイコンが点灯していない場合はサイクルコンピュータ・モードになっています。パワー表示へ戻る時は「サイクルコンピュータ・モード」の部(p.xx)を参照してください。
最高パワー
上段に「WATTS」と「MX」が同時に表示されているときは走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの最高パワー値を表示します(図10)。
平均パワー
上段に「WATTS」と「AV」が同時に表示されているときは走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの平均パワー値を表示します(図11)。
トルク機能
トルク機能ではPowerTap SL 2.4ハブ内のトルクセンサーのトルク値を[inch-pounds]の単位で表示します。トルク値を表示させるには:
1) 両脇の矢印アイコンが上段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 現在のパワー表示になるまで[SELECT]を押します。
3) 「WATTS」アイコンが点滅するまで[SELECT]を長押しします。「WATTS」が点滅している間上段にトルク値が表示されます。
4) パワー値表示に戻る時は[SELECT]を押します。
速度機能
中段の表示は現在と最高と平均速度を表示します。
1) 表示を現在から最高、そして平均速度と変更する場合は両脇の矢印アイコンが中段に配置されるまで[MODE]を押します。
3) [SELECT]で現在、最高、平均速度表示を順番に変更します。
現在の速度
速度はkm/h、又はmile/hの単位で0.1刻みで99.9まで表示されます。速度の現在値は中段に「KM」、又は「MI」アイコンが点灯している時に表示されます(図13)。
最高速度
中段に「KM」、又は「MI」と「MX」が同時に表示されているときは走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの最高速度を表示します(図14)。
平均速度
中段に「KM」、又は「MI」と「AV」が同時に表示されているときは走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの平均速度を表示します(図15)。
マルチ機能
距離(D)
下段のアイコンが「D」の表示になっている時は、走行開始時から又はインターバルがスタートされてからの走行距離を表示します。距離は10m刻みでキロメートル(km)、又はマイル(mile)単位で0.00〜999.99まで表示されます(図16)。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「D」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します。
備考)走行距離の単位は速度単位と同じです
走行時間と時刻(T)
下段のアイコンが「T」の表示になっている時は、走行開始時から又はインターバルがスタートされてからの走行時間とインターバルタイムを表示します。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「T」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します。
3) さらに[SELECT]を長押しすると時刻が表示されます。
4) [SELECT]を長押しして走行時間、又はインターバルタイム表示に戻ります。
注意)初期設定はリアホイールが回転すると自動的に走行時間がスタート/ストップするオートモードになっています。オートスタート/ストップモードを変更する場合は「コンピュータ・セットアップ4」の部(p.xx)を参照してください。
ケイデンス(C)
ケイデンスはPowerTap SL 2.4ハブ内のセンサーでペダル・ストロークから伝わるトルクの掛け方により算出されます。つまり、実測値ではなく計算値となっています。ケイデンスは20〜240rpmの範囲を1rpm刻みで表示されます。
備考)クランク部のケイデンスの実測値を求める場合はオプションのワイヤレス・ケイデンス・センサーをご利用ください。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「C」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図18)。
平均ケイデンス(C&AVG)
走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの平均ケイデンスを表示します。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「C」と「AV」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図19)。
消費エネルギー(E)
走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの消費エネルギーがキロジュール(KJ)の単位で表示されます。消費エネルギーはカロリー単位とほぼ値が同じ数値で、パワーデータより算出されます。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「E」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図20)。
積算距離(O)
オドメーターは最後にシステムリセットされてからの累積走行距離を表示します。コンピュータの交換などでオドメーターに値を入力する場合は「コンピュータ・セットアップ1」の部(p.xx)を参照してください。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「O」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図21)。
ハートレート(♥)
現在のハートレート値はBPM(分ごとの心拍)単位で1 BPM刻みで255 BPMまで表示されます。ハートレート機能を使用するにはハートレートセンサー(チェストストラップ)を装着している必要があります。
備考)PowerTap SL 2.4は他社との混信を防ぐ為に暗号化されたハートレートセンサーを使用しています。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「♥」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図22)。
平均ハートレート(♥AV)
走行開始から、又はインターバルがスタートされてからの平均ハートレートを表示します。
1) 両脇の矢印アイコンが下段に配置されるまで[MODE]を押します。
2) 下段のマルチ表示の「♥AV」アイコンが表示されるまで[SELECT]を押します(図23)。
インターバルモード
「ディスプレーモード」の部(p.xx)ではトリップとインターバルと2つのディスプレーモードがあることを説明しました。トリップモードでは最後に走行データをリセットして走行開始してからのデータを表示しますが、インターバルモードではラップのように区間に分けた表示をします。
インターバルを開始、又は次のインターバルへ進む場合は:
[MODE]と[SELECT]両ボタンを押します。
注意)長押しにならない様に注意してください。走行データがリセットされる可能性があります。
トリップモードでインターバルを開始させた場合は「INT」アイコンとインターバル回数が一度点灯して消えます(図24)。インターバルモードの時は「INT」アイコンとインターバル回数が常時表示されます。インターバルモードでは無限にインターバル回数を繰り返すことができますが、9回目以降は1から回数が繰り返されます。つまり10回目のインターバルは「INT1」と表示されます。
インターバルデータ(インターバルパワー、インターバル速度、マルチ表示)を表示させるには:
1)「INT」アイコンが画面左側に表示されるまで[MODE]を長押します。「INT」とインターバル回数が表示されます(図24)。表示された数値は現在実行中のインターバル回数です。
2)トリップモードに戻るときは「INT」アイコンが消えるまで[MODE]を長押しします。
インターバルメモリーモード
画面上では最後の9回分の保存したインターバルデータのみアクセスできます。アクセスするには:
1)「INT」アイコンが画面左側に表示されるまで[MODE]を長押します。
2)「INT」アイコンが点滅するまで[MODE]を押します。両脇の矢印の位地によっては数回押す必要があります。
3)「INT」アイコン横にメモリーの「M」アイコンが点灯するまで[SELECT]を長押しします(図25)。
4)「INT」アイコンが点滅している状態で[SELECT]を押して表示させたいラップ回数へ進めます。
5)[MODE]を押して両脇の矢印アイコンを格段に動かし、[SELECT]で格段の表示を変更できます。(例:上段であれば、[SELECT]で表示ラップ回数の平均パワーと最高パワーを表示できます。)
インターバルメモリーモードから戻る場合は「M」アイコンが消えるまで[SELECT]を長押しします。コンピュータはインターバルモードになります。さらにインターバルモードからトリップモードに戻る場合は「INT」アイコンが消えるまで[MODE]を押します。
コンピュータ・セットアップ
セットアップには5つのモードがあります。1〜5それぞれ独立して内容変更を確定できます。マニュアルなどで1〜5それぞれの項目を参照してセットアップ番号を選択してください。
備考)各スクリーンショットの値は初期値を表しています。
コンピュータセットアップ メインメニュー
1) 省エネモードにはいっている場合は[MODE]、又は[SELECT]を押して通常表示に戻します。
備考)省エネモードからぬける時、画面にコンピュータ本体ファームウェアのバージョンが表示されます(図26)。最新のファームウェアはCyclops社ウェブページにて確認してください。
2) セットアップ画面の「SET」表示されるまで[MODE]と[SELECT]両ボタンを長押しします。
備考)[MODE]と[SELECT]を長押しして「SET」画面に至までに「clr」画面を通過します。「clr」が表示されているときにボタンをはなさないように注意してください。走行データがリセットされてしまいます。
3) セットアップモード表示は3つのアルファベット(E、d、t)と1〜5の数字が表示されます。点滅している文字がセットアップ対象項目です(図27)
E:スクロール・モードを終了し、走行画面に戻ります。
d:初期設定値にすべて戻ります。
t:テスト・モードに切り替わります。
12345:1〜5それぞれのセットアップ・メニューに切り替わります。
4) [SELECT]を押して任意の項目を点滅させて、[MODE]でセットアップを実行します。
5) [MODE]を押してセットアップを開始します。
コンピュータ セットアップ1
セットアップ1では時刻、日付、データ記録間隔、ホイール周長、表示単位、オドメーターが編集できます。途中でセットアップ画面から抜ける時は[MODE]と[SELECT]を同時長押ししてください。それまでに編集された項目を保存してセットアップ・トップ画面に戻ります。
注意)一度次の項目へ進んだ後に前の項目を再度編集する場合は、一度すべて終わらせ最初の項目から入る必要があります。
1) セットアップ・トップ画面から「1」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
時刻設定:
2) [SELECT]を押して12時間、又は24時間表示を選択します。[MODE]を押して確定します。
3) 12時間表示を選択した場合は[SELECT]を押してAM「A」、又はPM「P」を選択します。[MODE]を押して確定します。
4) [SELECT]を押して時刻の時間を設定します。[MODE]を押して確定します。
5) 10分、1分単位も同じ様に[SELECT]を押して設定します。[MODE]を押して確定します。
日付設定:
6) [SELECT]を押して日付の年を設定します。[MODE]を押して確定します。
7) 月と日も同じ様に[SELECT]を押して設定します。[MODE]を押して確定します。
データ記録間隔:
8) [SELECT]を押してデータ記録間隔を1秒、又は2秒に設定します。[MODE]を押して確定します。
注意)データ記録間隔を1秒にすることよって、より細かく高精度なデータ分析ができる様になりますが、記録できる時間も半減します。記録間隔によってパワーなどの画面表示には影響しません。記録間隔と記録時間に関しては下の表3を参照してください。
表3:PowerTap SL 2.4データ記録間隔と時間
データ記録間隔(秒) 1 2
最大記録時間(時間) 15 30
ホイール周長:
9) [SELECT]を押してホイール周長を一桁づつ設定します。[MODE]を押して各桁を確定して進みます。最後の桁が確定されたら、次のセットアップ項目へと進みます。主なホイール周長に関しては表4を参照してください。確実な数値を入れて、より正確な距離を求める場合は実測して(mm)単位でホイール周長を入力してください。
表4:代表的なホイール周長
タイヤサイズ 周長(mm) タイヤサイズ 周長(mm)
24 x 1 1753 27 x 1-1/4 2152
26 x 1 1913 700Cチューブラー 2094
26 x 1.25 1953 700 x 20C 2084
26 x 1.5 1986 700 x 23C 2096
26 x 2.0 2055 700 x 25C 2108
26 x 2.125 2070 700 x 28C 2116
27 x 1 2125 700 x 32C 2136
27 x 1-1/8 2139 700 x 38C 2170
表示単位:
10) [SELECT]を押して単位を「KM」(キロメーター)、又は「MI」(マイル)の単位から選択してください。[MODE]を押して確定します。
オドメーター入力:
11) [SELECT]を押してオドメーターを一桁ずつ入力します。[MODE]を押して各桁を確定して進めて行き、最後の桁を確定するとセットアップ・トップ画面に戻ります。セットアップ1は終了です。
備考)オドメーターはバッテリー交換後も保存されます。
コンピュータ・セットアップ2
セットアップ2ではパワー、速度、ケイデンスそれぞれの表示アップデート間隔を編集できます。途中でセットアップ画面から抜ける時は[MODE]と[SELECT]を同時長押ししてください。それまでに編集された項目を保存してセットアップ・トップ画面に戻ります。
注意)一度次の項目へ進んだ後に前の項目を再度編集する場合は、一度すべて終わらせ最初の項目から入る必要があります。
注意)本機能はコンピュータ本体の画面表示のアップデート間隔であり、メモリー内に保存されPCへダウンロードするデータの間隔ではりません。保存されるデータの間隔はセットアップ1の「データ保存間隔」にて設定します。
表示アップデート間隔を長くすることにより表示数値のバラツキが軽減されペースを作るのに見やすくなります。
1) セットアップ・トップ画面から「2」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
2) [SELECT]を押してパワー表示アップデート間隔を設定します。間隔は1、2、3、5、10、30秒から選択できます。[MODE]を押して確定します。
3) [SELECT]を押して速度表示アップデート間隔を設定します。間隔はパワーと同じく1、2、3、5、10、30秒から選択できます。[MODE]を押して確定します。
4) [SELECT]を押してケイデンス表示アップデート間隔を設定します。間隔はパワー、速度と同じく1、2、3、5、10、30秒から選択できます。[MODE]を押して確定するとセットアップ・トップ画面に戻ります。
コンピュータ・セットアップ3
セットアップ3ではパワー、速度、ケイデンスそれぞれゼロ値考慮設定を編集できます。途中でセットアップ画面から抜ける時は[MODE]と[SELECT]を同時長押ししてください。それまでに編集された項目を保存してセットアップ・トップ画面に戻ります。
注意)一度次の項目へ進んだ後に前の項目を再度編集する場合は、一度すべて終わらせ最初の項目から入る必要があります。
通常、平均値を計算する際、値がゼロの時間も含めて計算されますが、本機能は各機能の値がゼロの時間を除外して平均値を計算することができます。よってより効果的な平均値を求めることができます。「NO」を選択するとによってゼロ値を除外して定期値が計算されます。PCダウンロード用に保存されるデータには影響しません。
1) セットアップ・トップ画面から「3」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
2) [SELECT]を押して平均パワーのゼロ値考慮を設定します。[MODE]を押して確定します。
3) [SELECT]を押して平均速度のゼロ値考慮を設定します。[MODE]を押して確定します。
4) [SELECT]を押して平均ケイデンスのゼロ値考慮を設定します。[MODE]を押して確定します。
5) [SELECT]を押してオートゼロ値考慮を設定します。[MODE]を押して確定します。オートゼロは通常「YES」にしておきます。
備考)オートゼロはトラックバイクなど固定ハブを使用して、トルク値などがマイナス方向に表示される可能性がある場合に使用します(PowerTap SL 2.4ハブはフリーですので、固定にするには改造が必要になります)。
コンピュータ・セットアップ4
セットアップ4では省エネ実行時間、中段表示項目、ケイデンス情報源、サイクルコンピュータモード、ハートレートモニターモード、オートスタートストップ設定を編集できます。途中でセットアップ画面から抜ける時は[MODE]と[SELECT]を同時長押ししてください。それまでに編集された項目を保存してセットアップ・トップ画面に戻ります。
注意)一度次の項目へ進んだ後に前の項目を再度編集する場合は、一度すべて終わらせ最初の項目から入る必要があります。
1) セットアップ・トップ画面から「4」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
省エネ実行時間:
2) [SELECT]を押して省エネモードに入るまでの時間(速度、ケイデンス、ハートレート信号が発信されない時間)を設定します。[MODE]を押して確定します。
備考)省エネに入る時間を短くするほど電池寿命が長くなります。
中段表示項目:
3) [SELECT]を押して中段表示項目を設定します。「MI」または「KM」が速度、「C」がケイデンス、「♥」がハートレートを表示します。[MODE]を押して確定します。選択された単位アイコンは走行中点滅します。
注意)ハートレート、又はケイデンスが選択された場合、速度表示は無くなります。インターバルでハートレート、ケイデンス、パワー表示を優先する時に使用します。
ケイデンス情報源:
4) [SELECT]を押してケイデンス情報源を指定します。
「Hub」、「PEDAL」(初期値):ペダリングしてからハブより
「PEDAL」:クランクのみ
「Hub」:ハブのみ
[MODE]を押して確定します。
備考)外部ワイヤレスケイデンスセンサーはオプションパーツになります。
サイクルコンピュータ、ハートレートモニターモード切り替え:
PowerTap SL 2.4はハブを使用していない時にサイクルコンピュータ、又はハートレートモニターとして使用することができます。
5) [SELECT]を押してモードを設定します。
「WATTS」、「MI/KM」、「♥」アイコン表示:パワーメーターモード
「MI/KM」、「♥」アイコン表示:サイクルコンピュータモード
「♥」アイコン表示:ハートレートモニターモード
[MODE]を押して確定します。
オートスタート・ストップ:
6) [SELECT]を押してオートスタート・ストップを設定します。
「MI/KM」、「dAtA」:ホイール速度が確認された時に走行時間がスタートします。ホイール速度停止が確認されてから3秒後に走行時間がストップします。
「♥」、「dAtA」:ハートレート信号が受信している時に走行時間がスタートします。ランニングなどが含まれる場合に使用します。
[MODE]を押して確定します。
コンピュータ・セットアップ5
セットアップ5ではコンピュータ本体を新しいPowerTap SL 2.4ハブやハートレートセンサー、オプションのケイデンスセンサーなどとID照合させます。本セットアップは購入直後に行う必要はありません。付属するハブとハートレートセンサーは予め工場出荷時にID照合されているので、そのまま使用できます。ハブのバッテリー交換や、何らかの理由で新たなハブやハートレートセンサー、又はオプションのケイデンスセンサーを購入した場合に実行します。各センサー照合時に2つの照合方法があります。照合1
「LEArn1」は半径10m以内に他のPowerTap SL 2.4ユーザーがない場合に使います。
照合2
「LEArn2」は半径10m以内に他のPowerTap SL 2.4がある、又は2.4GHz通信機器がある場合に使います。照合1「LEArn1」が問題無く実行できましたら照合2「LEArn2」を実行する必要はありません。
注意)手順の中にID番号を直接入力する画面がありますが、基本的に使用しませんので、編集作業を行わずスキップしてください。
注意)無線マウス、キーボードや無線LANなども2.4GHz通信を使用しています。近くに他のPowerTap SL2.4が無くてもID照合1が完了しない場合は、これらの機器が干渉している可能性があります。場所を移すか、ID照合2を実行してください。
1) セットアップ・トップ画面から「5」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
ハブセンサーID番号手入力:
2) センサーID番号を手入力で編集する場合は[SELECT]を押して数値を一桁ずつ設定し、[MODE]を押して桁数を進めます。最後の桁は[MODE]を押して次の項目に進みます。センサーIDを手入力する必要が無い場合は[MODE]を必要な回数押してスキップします。
備考)初期値として表示されるID番号は同封されたセンサーのID番号になります。
ハブセンサーID照合1:
3) 最初のセンサーはハブです。「LEArn」が点滅するまで[SELECT]を押してID照合1「LEArn1」を実行します。この時、ホイールを回転などさせてハブが「起きている」ことを確認してください。ID照合が完了したらID番号が表示されます。ID照合がなんらかの理由で完了できない場合は最後のID番号が適応されます。[MODE]を押して確定します。
ハブセンサーID照合2:
4) ID照合2 「LEArn2」が表示されるまで[MODE]を押します。レース会場など半径10m以内に他のPowerTap SL2.4ユーザーがいる場合に使用します。ID照合1「LEArn1」が正常に完了できた場合は照合22を実行する必要はありません。
5) PowerTap SL2.4ハブのバッテリーを同封され専用工具を使用して取り外します(p.xx参照)。5秒以上待ってバッテリーを戻します。「LEArn2」が点滅するまで[SELECT]を長押しします。ID照合が正常に完了したらID番号が表示されます。ID照合がなんらかの理由で完了できない場合は最後のID番号が適応されます。[MODE]を押して確定します。
速度、ケイデンス、ハートレート・センサー照合:
6) 上記ハブの手順を同様に必要に応じて速度センサー、ケイデンスセンサー、ハートレートセンサーの順番にID照合をします。ID照合が必要の無いセンサーは[MODE]を押して、求めているセンサーまで進みます。
SPd: 速度センサー
Cd: ケイデンスセンサー
HS: ハートレートセンサー
メンテナンスとスペック
より長くPowerTap SL2.4をご利用いただくにあたり、適切なメンテナンス作業が必要です。PowerTap SL2.4ハブのメンテナンスに不慣れな方は必ず信頼のできるプロショップにてサービスを受けてください。PowerTapの部品は非常に繊細ですので必ず取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupにてサービスを依頼してください。
ハブの作業中にトルクチューブは絶対に取り外さないでください。ハブ内部は個人レベルでサービスできるシステムではありません。ハブ内部を分解した場合は組み立てるのに特別な工具と公正機器が必要となります。問題が発生した場合は取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)
ベアリング
ベアリングは6901RSシールドタイプを使用しており交換の必要はありません。4つのベアリング構造ですので調整の必要もありません。屋外でのベアリング交換はトルク測定に関わるセンサーや電子機器にダメージを与える、また密封性を失い性能に悪影響を及ぼす可能性があります。ベアリングに関わる問題と思われる場合は必ず取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)
フリーハブ
フリーハブ内部に水などが浸水した場合は爪をグリスアップする必要があります。防水シールも同時に新品と交換してください。スペアパーツに関しては取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)。メーカー推奨グリスは以下の通りです:
1. Kluber Isoflex NB52 o
2. Dupont Krytox GPL226
注意)正しいグリスを使用しなかった場合はフリーハブの爪が正常に機能しない場合があります。
フリーハブ交換
1) 構造は図28を参照してください。
2) 両端のエンド・ナットを5mmレンチと17mmコーンレンチを使って外します。
3) 回転軸を外します。
4) フリーハブとスペーサーを外します。
5) フリーハブのラチェットリングの古いグリスを拭き取ります。
6) 図に沿ってスペーサーを挿入します。
7) 回転軸を挿入します。
8) ラチェットリングに新しいグリスを2g塗布します。
9) Vシールをグリスアップしてフリーハブから軸に装着します。
10) エンド・ナットを装着します。締め付けトルクは16 N・mです。
コンピュータ本体バッテリー
コンピュータ本体のバッテリー寿命は約400時間です。バッテリーの電圧が下がると画面に「low bat」と表示されますのでバッテリー交換を実施してください。「low bat」表示が出るタイミングは走行データリセットを行った(「clr」操作)後です。バッテリーはCR2032コイン型バッテリーを使用します。交換するにはコンピュータ本体をブラケットから取り外し、バッテリーカバーをコインなどで回転させて外します。バッテリーを交換して(+側を上面)バッテリーカバーを着け直します(図29)。
ハブバッテリー
ハブバッテリーの寿命は約300走行時間です。#357、又はEPX76酸化銀バッテリーを2枚使用します。必ず2枚同時に新品と交換してください。アルカリ性バッテリーは単寿命と性能低下につながるので使用しないでください。
注意)ハブバッテリー交換後はコンピュータ本体とID照合を行う必要があります。詳しくはコンピュータ・セットアップ5の部(p.xx)を参照してください。
ハブバッテリー交換
1) ハブのプラスチックカバーを付属の専用工具を使って外します。O-Ringが入っているので動きが固めです。ネジ山は通常切りです(反時計回りで外す)。
2) バッテリーパックを取り外します。小さなドライバーなどでバッテリーを浮かせます。
3) プラスチック保持タブを使ってバッテリーを取り出します。
4) ハブ内の電極が底面に対して垂直になっている事を確認してください。垂直でない場合は工具などで垂直になる様に戻します。
5) バッテリーパックをハブ内に挿入します。電極との抵抗で固めに感じますが問題はありません。
6) 新品のO-Ringを使用しプラスチックカバーをしっかりと取り付けます。
交換用のO-Ringとバッテリーパックはオプションパーツになります。取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)
テストモード
テストモードではトラブルシュートなどに必要とする検査を行うことができます。
1) セットアップ画面の「SET」表示されるまで[MODE]と[SELECT]両ボタンを長押しします。
注意)[MODE]と[SELECT]を長押しして「SET」画面に至までに「clr」画面を通過します。「clr」が表示されているときにボタンをはなさないように注意してください。走行データがリセットされてしまいます。
2) セットアップ・トップ画面から「t」が点滅するまで[SELECT]を押します。[MODE]を押して確定します。
3) [MODE]を押して任意のテストモード番号を選択します。テストモードからセットアップ・メイン・メニューに戻る場合は[MODE]と[SELECT]両ボタンを押します。
テスト0:モデルとバージョン情報
中段にモデル、下段にバージョン番号を表示します。
テスト1:液晶テスト
[SELECT]を押すと液晶セグメントがすべて点灯します。セグメント欠け確認などに使用します。[SELECT]を再度押して戻ります。
テスト2:ハートレート通信テスト
チェストストラップを装着して行います。心拍信号を受信するごとに中段に「88」が表示され点滅します。
テスト3:トルク情報
「T」アイコンが点灯します。トルク管理情報が表示されます。下段にトルク値が表示されます。補正前の値です。中段にオフセット値が表示されます。ゼロ点セットを行ったときの補正値です。上段に補正後のトルク値が表示されます(下段の値ー中段の値)。ゼロ点の初期値は約512です。
テスト4:テストファイル
このテストはメモリー内にテストファイルを書き込みます。[SELECT]を押すと下段に「run」と表示されテストが開始し、ファイルが無事書き込まれたら「yes」と表示されます。このテストファイルはPCへダウンロードできます。
テスト5:通信ループバックテスト
コンピュータ本体の裏面の左の端子2つをクリップやコインなどでショート(接触)させ[SELECT]を押します。下段に「run」と表示されテストがスタートし、完了したら「yes」と表示されます。ピンがショートされていなかったり、問題がある場合は「no」と表示されます。[SELECT]を押すとテストを繰り返せます。
テスト6:ファストメモリーテスト
コンピュータ本体内のメモリーをテストします。[SELECT]を押すと下段に「run」と表示されテストがスタートし、完了すると「yes」と表示します。何らかの問題がある場合は「no」と表示します。
スペックシート
精度 ±1.5%
無線通信 2.4GHz帯
インターバルデータ記録数 無限
インターバルデータ表示 9回
使用温度範囲 0から40℃
電池寿命(ハブ) 約300時間
電池寿命(本体) 約400時間
電池タイプ (ハブ) 357タイプ、又はEPX76酸化銀タイプ(2個)
電池タイプ(本体) CR2032(1個)
表示・計測範囲
パワー 0 – 1999 Watts
トルク 0 – 1999 inch-lbs
速度 3 – 95 km/h (2 – 59 mph)
距離 0.00 – 9999.99 km (mile)
走行時間 0.00.00 – 999.99 hr
ケイデンス 40 – 140 rpm
消費エネルギー 0 – 99999 kilojoules
オドメーター 0 – 99999 km (mile)
ハートレート 0 – 255 bpm
トラブルシューティング
コンピュータ画面に何も表示されない
・ コンピュータ本体が省エネモードに入っている。[MODE]、又は[SELECT]を押して復帰してください。
・ バッテリーが切れている。バッテリー交換をしてください(p.xx)。
・ 気温が低すぎる。使用範囲は0から40℃です。
コンピュータ画面は表示されているが通信アイコンが点灯しない
・ ハブが省エネモードに入っている。ホイールを回転させてください。
・ コンピュータ本体がハブを認識していない。「Find」が表示されるまで[MODE]と[SELECT]両ボタンを長押しして認識させてください。この時ハブを回転させてください。
・ ハブバッテリーが切れている。ハブバッテリーを交換してください(p.xx)。
・ 上段に「WATTS」アイコンが点灯していますか?アイコンが点灯していなければサイクルコンピュータ、又はハートレートモニターモードに入ったままです。パワーモードに戻してください(p.xx)。
・ ID照合ができていない。ID照合を行ったときに電波障害を受けた可能性があります。他のPowerTap SL2.4ユーザー、又はパソコンや無線LANなどの環境下では電波障害を受けてID照合ができないことがあります。LEDライトなどが点灯していても障害を受けることがあります。もう一度、電波障害を受けない環境にてID照合を実行してください(p.xx)。
表示データが点滅している、又は動かない
・ コンピュータ本体のバッテリーが低下している。バッテリー交換をしてください(p.xx)。
・ コンピュータ本体がブラケットにしっかりと装着してない。コンピュータ本体がしっかりと奥までブラケットに装着されているか確認してください。
・ 多装置との電波障害。他のPowerTap SL2.4ユーザー、又はパソコンや無線LANなどの環境下では電波障害を受けてID照合ができないことがあります。LEDライトなどが点灯していても障害を受けることがあります。もう一度、電波障害を受けない環境にてID照合を実行してください(p.xx)。
パワーの値がおかしい
・ ハブ内のトルクセンサーのゼロ点設定がされていない。ゼロ点設定を行ってください(p.xx)。ゼロ点設定を行っても直らない場合は取り扱い代理店、又はSaris Cycling Groupまでお問い合わせください。(電話番号:+1 608 274 6550)
速度の値がおかしい
・ ホイール周長が間違っている。P.xxの表を参照、又は実測して正しいホイール周長を入力してください。
通信アイコンが点滅している
・ ハブバッテリーが低下しています。ハブバッテリーを交換してください(p.xx)。
投稿者:On the Road│2008/10/14 00:35│商品紹介│
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