2008/10/26 00:15
バイクトレーニング
2002年を最後にハワイのアイアンマンにはもう6年も出場していませんが、トライアスロンJAPAN誌でレース予想の記事を書いたこともあって、レース結果は気になっていました。女子は予想通り、クリッシー・ウエリントンがパンクにもかかわらず、2位に約15分差をつけて圧勝しました。自分のCO₂カートリッジで入れそこなって立ち往生していたところ、通りかかったチームメイトのレベッカ・キートからCO₂カートリッジをもらい、やっとのことでレースに復帰しました。その模様を撮影していたテレビクルーによると11分近く止まっていたとのことで、ポーラ・ニュービー・フレーザーのコース記録を更新していたかもしれないと言われています。どこまで強くなるのか、末恐ろしい選手です。
男子は過去4年間に優勝したノーマン・スタドラー、ファリス・アルサルタン、クリス・マコーマックの中から優勝選手が出ると予想しましたが、マコーマックはバイク途中でフロントメカのトラブルでアウターに入らなくなり、リタイヤ。ファリス・アルサルタンは優勝した2月のマレーシアでウイルスに感染したそうで、11位。ノーマン・スタドラーはランの序盤で一時トップに立ちましたが、その後失速し12位と、大きくはずしてしまいました。クレイグ・アレキサンダーが昨年2位だったときとほぼ同じ内容のレースで初優勝しました。
日本選手では女子の今泉が16位、塩野が19位と自己最高順位を更新しました。2人ともバイクタイムはトップ10内の選手とそれほど遜色ありませんでした。一方男子はウエリントンに先着したのが河原だけという寂しい結果でした。特にバイクタイムの差が30分以上あり、致命的です。平均時速40キロで180キロを走りきれないと、ハワイで入賞することはできません。これはハワイに出場した選手だけの問題ではなく、日本選手全体の問題だと思います。
私も問題意識を感じています。もう一度基本に戻って、バイクに取り組み直そうと思っています。「何を基本ととらえるか」という問題はありますが、3つのテーマに取り組んでいます。
前々回紹介したとおり、ドロップハンドルでの基本的なポジションにしました。アイアンマンのバイクでは空気抵抗を減らすために、サドルを前に出したポジションで深い前傾姿勢を取る選手が多いのですが、サドルやハンドルにかかる体重が前がかりなりすぎ、バイクのシートチューブやフォークに余計や応力がかかって、前輪と後輪にかかる荷重のバランスが崩れてしまっていると思います。現在はシートチューブの延長上にサドルがきて、そのサドルの中心にどっかり座るようにしています。バイク本来のバランスで効果的に進ませるペダリングを身につけて、その上で空気抵抗を考えようと思います。
次に回転数を意識するようにしています。10年ほど前はインドアトレーナーでトレーニングするときはメトロノームを使って回転数を管理していましたが、最近は練習でもレースでもマイペースで走っているぶんには特には問題を感じていなかったので、回転数を全く気にしていませんでした。ところが10月12日に隣の矢板市で行なわれたヒルクライム(もちタイムが遅い順に1分間隔でスタート)に出場した際に、これではいけないと痛感しました。普段の練習と同じギア(フロントが50x38T、フリーは12-25T)で、普段の練習と同じつもりで走り、結果的には4年前の記録を1分半ほど下回りました。ショックだったのは、トップタイムの選手の走りです。10%ほどの坂を私がインナー x ローで精一杯力づくで踏み込んでいる横を、息も上がらずスイスイ登って行きました。13.5キロのヒルクライムで5分30秒の差がつきました。普段の練習から上り坂ではできるだけ重いギアを踏むクセがついてしまっていて、これではとてもレベルアップできないと思い、すぐに森谷さんにメールしコンパクトドライブを注文しました。これからは平地では90回転以上、上り坂でも70回転を目安に、筋力に頼らないペダリングを身につけようと思います。
練習の内容についても、これまでは「今日は2時間」とか「3時間」とか時間だけを決めて乗っていました。日曜日の練習会で同じメンバーと走る時は自分のコンディションを確認することができますが、それ以外は一人で乗っているので、いい走りができているのか悪いのか判断することができませんでした。そこで、その日その日の走りを評価できるように、コースの途中の長めの上り坂や周回路でタイムを測定しようと思っています。欲を言えばパワーメーターがほしいところですが、高い買い物なので、タイム測定がどれだけ評価対象になるか実験してみて、タイム測定だけでは効果が上がらないと感じたらパワーメーターを購入したいと思います。
この先ハワイに再び出場するチャンスが来るかわかりませんが、まずは半年後の宮古島大会ではバイクで疾走することを夢見て、トレーニングに励もうと思います。
投稿者:On the Road│2008/10/26 00:15│藤原裕司のアスリートコラム│
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