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2009/12/25 19:24

トライアスロンマシーンになりたい

残り少なくなりましたが、皆さんの2009年はどんな年でしたか?

今年はトライアスロンJAPANの休刊、Triathlon Tripの創刊、MSPOからTRI-Xへのリニューアルなどトライアスロンを取り巻く環境が大きく変わりましたが、私の1年はというと、8月に福岡県の筑後川大会に出場した以外は例年と特に変わらない1年でした(「トラ・トラ・トラ」で活動報告しています)。去年のように鎖骨を骨折することもなく、無事だったといえば無事でしたが、かといって目に見える進歩もありませんでした。
そんな1年でしたが、2010年を迎えるにあたりこの先自分はどうなりたいのか考えました。

私は毎日、時間が許すかぎり練習をしたいと思っています。
しかし年々練習するのがシンドイときが多くなってきました。
たとえば朝練は私の生きがいですが、寝起きが悪かったり、だるさを感じたり、体に張りがあったりして、気持ちよく練習できそうになくて「今日はやめておこうか」と思う日もあります。体の不具合が心にブレーキをかけているのを感じます。
そんなときは「欲張らずにできる範囲でやればいいじゃない」「だめだったら途中で帰ってくればいいじゃない」と心のハードルを下げて何とか起き出しています。
これまでは何とか自分をなだめすかしてきましたが、それさえもシンドクなってきて、そんな自分を何とかしたいと思っています。

私が高岡英夫先生の本をたくさん読んでいて、毎日ゆる体操をやっていることは知っていただいていると思いますが、やっぱりヒントは高岡先生の本の中にありました。
「『究極の身体』を読む 身体の中心はどこにあるのか」(運動科学総合研究所刊)の中で、『究極の身体』における身体の中心のあり方、そして『究極の身体』に形成される身体意識の中心のあり方が述べられたあとに、精神の中心のあり方についてが述べられています。
『究極の身体』と対をなすレギュラーの身体では、精神の中にいくつもの中心があってごちゃごちゃひしめきあっている状態で、だから悩み、迷い、苦しむのだそうです。
「今日はやめておこうか」を思う私と「欲張らずにできる範囲でやればいいじゃない」と思う私が綱引きしている、まさにそんな状態です。
「レースのことは考えずに気持ちよく練習しよう」と思う私と「次のレースでは登りがポイントだから登りを頑張ろう」などと思う私。いつも私の中に相矛盾する精神の中心が混在しています。

では『究極の身体』の究極の精神はどうなっているのかというと、何もない、中心もないのだそうです。いわゆる「無心」、「無の境地」というのは『究極の身体』の究極の精神の状態をいうのだそうです。
だから『究極の身体』になると「困った」とか「たいへんだ」と思うことすらなくなるというのです。
きっと修行僧の方達は毎日修行されてそんな境地にいたるのだろうと思います。

私もそんな状態で毎日の生活を送りたい。
朝、目が覚めたら、何の迷いもなく着替えて朝練に行く。そして朝ごはんを食べたら、着替えてバイク練習に行き、泳いで帰ってくる。
そしてレースになったら、余計なことは一切考えず、決められたコースを泳いで、バイクに乗って、走ってゴールする。
そんな「トライアスロンマシーンになりたい」というのが、私の2010年に向けての目標です。

投稿者:On the Road│2009/12/25 19:24│藤原裕司のアスリートコラム



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