2010/02/16 20:39
インドアトレーナー その2
15日にメンテナンスのためのつくば店にお邪魔しました。練習用のバイクはワイヤーとチェーンの交換、レース用のバイクはクランクとDHバーとタイヤを交換しました。これで今シーズンも気持ちよく練習し、レースできます。
帰り際に色川くんからリクエストされましたので、インドアトレーナーについて書いてみます。
私の目標はトライアスロンで自分の能力を最大限に発揮することです。パワーアップする方向性ではなく、泳ぐことも上達したいし走ることも上達したいし、バイクを進ませることも上達したいと思っています。ペダリング動作は日常生活の中にはない運動なので、できるだけ間隔を空けないように心がけています。基本的には時間さえあれば、毎日ロード練習するつもりでいますが、インドアトレーナーで練習するのは、以下のような場合です。
・ 雨のとき(路面がすべりやすいため、路肩を走りにくいため、ドライバーの視界が悪いため、体が冷えるためなど)
・ 道路に凍結しているところがある(またはありそうな)とき
・ 冬場、日の出前にバイク練習をしたいとき(さすがに那須は寒すぎます)
・ 日没後まで練習したいとき
また冬場に気温が低すぎるときは、1時間ほどインドアトレーナーで体を温めてからロードに出ることもあります。
私の場合、感覚的ですが「生の脚力」を使わずにペダリングするのが目標です。具体的なトレーニングのメニューは特にありません。ターゲットの心拍数もワット数もありません。回転数だけはモニターしますが、時間も距離もワット数なども決めずにとりあえず脚を回し始めます。どうしても体が辛いときは、切り上げてしまうこともありますが、体が温まって動きがよくなるまで、焦らずに回し続けます。心がけていることは、力まずにクルクル回すことです。2月はリラックスして努力感なしに100~110rpmで回っているのが目安です。ギア比は相当違いますが、ランス・アームストロングの回転数だけは手本にしています。気持ちが盛り上がってきたときは、「アウター X トップ」でどれぐらい回せるかチャレンジすることもありますが、基本的には脚の筋肉が硬くなるようなパワー系のトレーニングはほとんどしません。
通勤ライドをされている方は別にして、日中お仕事をされている方の場合、日の短い冬場は、早朝や勤務後にロード練習するのは準備が大変ですし、暗くて走りにくいし、危険性も高いと思うので、インドアトレーナーは重宝すると思います。決して安いものではないですが、インドアトレーナーを使える環境さえあれば、投資する価値があると思います。
第2回インドアトレーナー選手権が開催されていて、ほかの人の練習量や内容が気になると思いますが、あくまでも自分のデータを貯めると思って、取り組んでみてはいかがでしょう。
やるならしっかりやらないと気がすまないという方もいると思いますが、「ゼロか100か」「白か黒か」、自分に縛りをかけずに、極端にいうと5分だけでも体を動かして気持ちよかったと思えればいいと思います。平日にインドアトレーナーで練習していれば、週末に実走するときに、脚がペダリングになじんでいるのを感じると思いますし、バイクとの一体感を感じることもできると思います。
ローディーの場合は実走の代替として3本ローラーに乗ると思いますが、トライアスリートの場合、インドアトレーナーの練習をメインにしてバイクを強化している選手も多くいます。51.5kmのエリートレース以外の場合は、バランスやハンドリングの技術はそれほど必要ないので、固定ローラーで十分に強化できます。
投稿者:On the Road│2010/02/16 20:39
2010/02/05 00:17
インドアトレーニング
前回2010年に向けての目標は「トライアスロンマシーンになりたい」だと宣言しました。
以前は年末年始の帰省から戻ると風邪をひいたり体調を崩すことが多かったのですが、今年の1月は毎日淡々と練習をこなすことができました。昨年のように鎖骨を骨折して手術入院した分を取り返そうと焦る気持ちもなく、落ち着いて練習できていて、ちょっとはマシーンに近づけたと思います。
関東平野の南のほうでは冬晴れの日が続いていると思いますが、「関東北部山沿い」に属するこの辺は、風が強ければすぐに雪が舞います。
雪国育ちなので、雪道をランニングすることにはまったく抵抗がないのですが、日陰に解け残って凍っているところがあるときは自転車の街道練習は控えます。団地から20キロほど南のほうに車で移動すれば、ほとんど影響がないのですが、自転車練習のすぐ後に泳ぐことが多いので、自転車練習もプール周辺で行いたいので、インドアトレーナーで練習することが多くなります。
私は3本ローラーではなく固定式のインドアトレーナーを使っています。3本ローラーのほうがいい練習ができると思いますが、雨や雪のときも屋外で乗ることもあるので、ローラーが滑ってスリップするのが怖いので、今のところは使っていません。
インドアトレーナーのいいところは冬なら防寒対策をする必要がなく準備が気軽なこと、音や振動の問題さえクリアできれば時間や天候に左右されないこと、事故や落車の危険がないこと、呼び出されたときにすぐに対応できることなどでしょうか。インドアトレーナーでの練習は、(街道練習の時間) X 1.5 ~ 2 の効果があると言われています。
自宅にインドアトレーナーを置けるスペースがある方なら(ご家族の了解も必要だと思いますが)、インドアトレーニング用の自転車を常時セットしておくこともできると思います。トレーナー専用ならブレーキアーチもワイヤーも必要ないですし、タイヤも安いものでOKだと思います。
インドアトレーナーでの練習は6時間ぐらい連続してやってしまうという人から1時間も続けられないという人まで、好き嫌いが分かれるようですが、私はあまり苦にならないほうだと思います。冬場に限らず年中やっています。特に冬場は週に合計で10時間以上やることもあります。
団地の3階に住んでいるので、音や振動が気になって、部屋やベランダではできません。団地の駐車場でやることもありますが、だいたいは那須町の温水プールの駐車場まで車で移動してそこで行います。
車の中はこんな感じです。自転車は古チューブでサイドバーにトップチューブを固定しています。
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こんな感じで、車のバックドアを上げて、その下でやります。雨の日には屋根代わりになります。
トップチューブのところに見える白いものは、汗止めのタオルです。
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前輪の下に角材を置いて、登り坂をイメージするときもあります。
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ローラー部分です。もう10年ぐらい使っているので、凹んでしまってます。
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最近はNHKラジオを聞きながらのことが多いです。そういう歳になったということですね。ただし第2ではなく第1放送です。
まず30分ぐらいかけてだらだらウォーミングアップです。力まないようにします。インナー x ローからスタートし、だいたい5分ごとに1枚ずつ重くしていきます。この5分も「だいたい」ですし、アップの30分も「だいたい」です。
その後は時間がある限り、「アウター4分 + インナー1分」を繰り返します。アウター4分はできるだけなめらかにペダリングすることに集中します。12月ごろはせいぜい100回転/分でしたが、最近は110回転/分で回せるようになってきました。インナー1分の間は脚は回していますが、給水したり汗を拭いたりリカバリーというよりリフレッシュです。
1時間ぐらいしかできないときもありますし、3時間近く続けることもあります。道路が凍って、街道練習がほとんどできなくても、インドアトレーナーで練習できていれば、自転車のパフォーマンスはあまり落ちないようですし、回転練習ができた翌朝は、ランの足の回りがよいことが多いです。
インドアトレーナーが苦手という人は、最初から頑張りすぎるように思います。私は心拍計はつけていませんが、アップでは110拍/分ぐらいまでしか上がっていないと思います。気分が乗ったときはメインセットで160拍/分を超えることもあるかもしれませんが、だいたい140拍/分程度だと思います。心臓がバクバクいうような練習はしませんし、脚がパンパンになるような練習もしません。若い人なら平気かもしれませんが、次の日もその次の日も同じ練習になることもあるので、嫌にならない程度の練習しかしません。
「最低でも1時間はやらないと練習にならない」とか「100回転/分を絶対維持する」とか難しいことは考えず、気持ちよく汗をかいて、ペダリング動作をすり込むためだと割り切って、気軽にやってみてはどうでしょう。
投稿者:On the Road│2010/02/05 00:17
2009/12/25 19:24
トライアスロンマシーンになりたい
残り少なくなりましたが、皆さんの2009年はどんな年でしたか?
今年はトライアスロンJAPANの休刊、Triathlon Tripの創刊、MSPOからTRI-Xへのリニューアルなどトライアスロンを取り巻く環境が大きく変わりましたが、私の1年はというと、8月に福岡県の筑後川大会に出場した以外は例年と特に変わらない1年でした(「トラ・トラ・トラ」で活動報告しています)。去年のように鎖骨を骨折することもなく、無事だったといえば無事でしたが、かといって目に見える進歩もありませんでした。
そんな1年でしたが、2010年を迎えるにあたりこの先自分はどうなりたいのか考えました。
私は毎日、時間が許すかぎり練習をしたいと思っています。
しかし年々練習するのがシンドイときが多くなってきました。
たとえば朝練は私の生きがいですが、寝起きが悪かったり、だるさを感じたり、体に張りがあったりして、気持ちよく練習できそうになくて「今日はやめておこうか」と思う日もあります。体の不具合が心にブレーキをかけているのを感じます。
そんなときは「欲張らずにできる範囲でやればいいじゃない」「だめだったら途中で帰ってくればいいじゃない」と心のハードルを下げて何とか起き出しています。
これまでは何とか自分をなだめすかしてきましたが、それさえもシンドクなってきて、そんな自分を何とかしたいと思っています。
私が高岡英夫先生の本をたくさん読んでいて、毎日ゆる体操をやっていることは知っていただいていると思いますが、やっぱりヒントは高岡先生の本の中にありました。
「『究極の身体』を読む 身体の中心はどこにあるのか」(運動科学総合研究所刊)の中で、『究極の身体』における身体の中心のあり方、そして『究極の身体』に形成される身体意識の中心のあり方が述べられたあとに、精神の中心のあり方についてが述べられています。
『究極の身体』と対をなすレギュラーの身体では、精神の中にいくつもの中心があってごちゃごちゃひしめきあっている状態で、だから悩み、迷い、苦しむのだそうです。
「今日はやめておこうか」を思う私と「欲張らずにできる範囲でやればいいじゃない」と思う私が綱引きしている、まさにそんな状態です。
「レースのことは考えずに気持ちよく練習しよう」と思う私と「次のレースでは登りがポイントだから登りを頑張ろう」などと思う私。いつも私の中に相矛盾する精神の中心が混在しています。
では『究極の身体』の究極の精神はどうなっているのかというと、何もない、中心もないのだそうです。いわゆる「無心」、「無の境地」というのは『究極の身体』の究極の精神の状態をいうのだそうです。
だから『究極の身体』になると「困った」とか「たいへんだ」と思うことすらなくなるというのです。
きっと修行僧の方達は毎日修行されてそんな境地にいたるのだろうと思います。
私もそんな状態で毎日の生活を送りたい。
朝、目が覚めたら、何の迷いもなく着替えて朝練に行く。そして朝ごはんを食べたら、着替えてバイク練習に行き、泳いで帰ってくる。
そしてレースになったら、余計なことは一切考えず、決められたコースを泳いで、バイクに乗って、走ってゴールする。
そんな「トライアスロンマシーンになりたい」というのが、私の2010年に向けての目標です。
投稿者:On the Road│2009/12/25 19:24
2009/11/24 00:21
ペダリング
今回は久しぶりにペダリングの話です。
「どういうペダリングが最も効率的か?」 13年間モヤモヤしていたものが最近になってようやく解消されつつあります。これもゆる体操でガチガチだった頭の中までゆるゆるになってきたせいかもしれません。
1985年にアイアンマンジャパンに出場するために1台目のロードバイクを購入してから、1996年のアイアンマンジャパンで4時間50分の自己ベストのバイクスプリットを出すまでは、ペダリングについて悩んだことはありませんでした。もしかしたらアドバイスを受けたこともあったかもしれませんがよく覚えていません。
長い距離を乗ればスタミナがつき、たくさん坂を登れば登りが強くなると信じて、ペダリングについてはまったく何も考えずにバイクに乗っていました。
1996年に初動負荷理論が紹介され、私も参考にするようになり、宮塚所長ともペダリングの話しをするようになりました。
それ以降はサドルの高さと前後位置、骨盤の立て方など「これだ!」という結論が得られず、サドルを目いっぱい後ろに引いたポジションを試しては、宮塚所長に出してもらったTTポジションに戻すとことをくり返してきました。
アイアンマンのバイクで勝負するトーマス・ヘルリーゲル、ノーマン・スタドラー、ナターシャ・バドマンのペダリングと、ランス・アームストロングのペダリングに共通する点を見出せず、「どっちがいいのか」といつも悩んでいました。
ところで、皆さんはクランクが1周する間、どのタイミングで荷重するのが効率的だと思いますか?
機械的に考えると、1周する間ず〜っと荷重するのが一番ロスがないかもしれませんが、人間のやることですから1周する中で力のムラができるはずです。だとしたらどのタイミングが最適なのか?
自転車を右側から見た場合、上死点の12時でしょうか? 1時? 2時? 3時? 4時? 5時? 下死点の6時? それとも7時? 8時? 9時? 10時? 11時?
1996年以降私は、この点に関して3時だと考えてきました。ポジションをいろいろ変えても、骨盤の角度を変えても、クランクが3時のときに、体重を乗せて一気に荷重するようにペダリングすることだけは変えずにやってきました。
その理由は定かではありませんが、ポジションをチェックする際、クランクを3時の位置にして膝頭からの垂線がペダルシャフトを通るようにサドルの前後位置を決めるから、この位置が最も大事なのだと思ってきました。
しかし今年は「どうもそうじゃないんじゃないか」と思うようになりました。
今振り返ると、昨年11月に雑誌の企画で川越在住のトライアスリート小野雄司さんと対談させていただいてから、少しずつ考え方が変わってきました。小野さんはオートバイの開発をされている方で、自転車のクランクに相当するものがどの位置にあるときにガソリンを爆発させると最も効率的か話してくださいました。対談後、小野さんに影響されて、クランク長を170mmから165mmに換えましたが、今シーズン途中までは従来の「3時荷重」のペダリングを続けていました。
今年6月に出場したツールド宮古島、宮島大会、徳之島大会でのバイクの出来が今ひとつだったので、小野さんの話を思い出し、12時から前輪のハブのあたりに向かって(前斜め下方向に)荷重し始め、3時には抜重するようなペダリングを変えてみました。ボート競技を片足ずつ交互に行うイメージでしょうか。そのせいかもしれませんがその後の皆生と伊良湖ではバイクラップは1位になりました。
伊良湖大会終了後は7月以降の「12時から荷重する」ペダリングのまま、サドルの後退幅を20mmから50mmに変えてオフトレに入りました。
サドルの後退させたことで、より荷重しやすくなってくるものだと思っていましたが、1ヶ月経ってもなかなかいい感触が得られませんでした。
そこでもう一度小野さんにメールしてお話を確認しました。さらに昨年12月に受講した運動科学総合研究所の「インナーマッスル初級」の講座で習ったハムストリングスの使い方を思い出し、ペダリングをさらに変えてみました。
そうしたらとてもいい感触なのです。このペダリングならノーマン・スタドラーとランス・アームストロングがなぜ速いのか納得できます。このペダリングならどちらのポジションでも速いはずです。
今年の世界選手権のタイムトライアルで優勝したファビアン・カンチェラーラが数日後のロードでも優勝争いしたのも以前なら理解できなかったと思いますが、今なら「なるほどそうだったのか」と納得できます。
それでは今はどういうペダリングなのか?
仮説の段階なのでまだ紹介できません。モヤモヤさせてすいません。車椅子マラソンが大きなヒントになったことだけお伝えします。
来シーズン、バイクの出来が目に見えてよくなっていたら、そのときは自信を持って紹介します。
投稿者:On the Road│2009/11/24 00:21
2009/10/30 00:49
私の所有車
ブログに「藤原さんこんにちは。ブログにはバイクのポジションの話とか、機材の話は出てきませんが、藤原さん自身こういうことはあまり気にしないのでしょうか?お暇なときに教えてくださいね。」というコメントをいただきましたので、今回は現在私が乗っている3台の自転車を紹介します。
使っているパーツはシマノだけですが、特にこだわりはないと自分では思っています。カンパやスラムのパーツを使ったことはありません。9速より10速のほうが枚数が多いぶん、風の強い日などは対応しやすいですが、一人で乗るには9速で十分です。ホイルもタイヤも「特にこれ」というものはありませんが練習用は丈夫なものを、レース用は軽いものを使っています。また練習用のタイヤはインドアトレーナーで磨耗しにくいものにしています。
こだわっているところは、
・ サドルの形 : 股の幅が人より狭いみたいで、サドルの太い部分に座っていられません。えぐれた形のサドルが好みです。
・ バーテープ : 下ハンでブレーキレバーをしっかり握りたいので、クッションテープは厚すぎて合いません。
・ フレームポンプ : レースでもカートリッジは使いません。フレームポンプを使います。たまにバルブ口を折ってしまいます。
レース用のバイクはレース後に毎回きれいにするようにしています。
練習用は乗りっぱなしのことが多いですが、雨の中で乗った後にはきれいにして油を注すようにしています。そして年に1回は回転部分(ヘッドパーツ、BB)のオーバーホールとチェーンとワイヤー交換をお願いしています。
毎年シーズン最終戦を終えてから、ポジションをいじって3ヶ月ほど試します。今年も9月の伊良湖大会終了後にサドルの後退幅を20mmから50mmにしました。経過がよければそれを採用するところですが、いつも以前のポジション(サドル後退幅20mm)に戻して、シーズンを迎えています。昨年の年末からクランク長を170mmから165mmに換え、経過がよいので現在も採用しています。でもまた170mmに戻してみたい気持ちもあります。
3台ともポジションはすべて同じにしています。
サドル高(BB−サドル中央):680mm
サドル後退幅(サドル先端の垂線−BB):50mm
サドル先端−ハンドル:460mm
ステム:50mm
クランク:165mm
ちなみに体のサイズは
身長:173.9cm
股下:77.0cm
胴長:61.0cm
腕長:51.0cm
肩幅:39.8cm
大腿長:39.2
体重:68.1kg
もし現在のポジションに疑問を持っていて、サドルの高さや後退幅、ハンドルまでの距離などいじり始めるとキリがありません。1箇所いじった後は、オリジナルのポジションに一旦戻し、また次のところをいじるようにしたほうがいいと思います。そのためにはオリジナルのポジションは記録しておいたほうがいいでしょう。
もし記録していない場合は、オンザロードで採寸してもらってください。
・レース用(レースの時しか乗りません)
TIME VXS
フレームサイズ:525mm
コンポ:シマノ 10S (デュラエース/アルテグラ)
変速:バーコン(ワイヤーの取り回しが面倒なので電動システムがほしいです)
ハンドル:日東ブルホン(400mm) + DHバー(オリジナル)
サイクルコンピュータ:キャットアイ CC−CL200(装着義務があるときだけ)
チェーンリング:52X39T
フリー:12−23Tまたは12−25T
ホイル:シマノ デュラエース カーボン(リム高55mm) チューブラー
ペダル:TIME IMPACT
・個人練習用(ひとりで練習するときに乗ります)
TIME VX Pro
フレームサイズ:525mm
コンポ:シマノ 9S (105)
変速:STI
ハンドル:日東184(400mm) + DHバー(プロファイル)
サイクルコンピュータ:シマノ SC−6501
チェーンリング:50X38T
フリー:12−25T
ホイル:シマノ クリンチャー
ペダル:LOOK Keo
・集団練習用(2人以上で練習するときに乗ります)
TREK madone 5.0
フレームサイズ:530mm
コンポ:シマノ 10S (アルテグラ)
変速:STI
ハンドル:日東184(390mm)
サイクルコンピュータ:キャットアイ CC−CD200
チェーンリング:50X38T
フリー:12−23T
ホイル:アンブロッシオ チューブラー
ペダル:LOOK Keo
投稿者:On the Road│2009/10/30 00:49
2009/09/24 00:27
集団走行
昨今の自転車ブームで、みなさんも集団で走行する機会が多いことと思います。
今回は私が集団走行時に注意している点を紹介します。あくまでも私が注意していることで、チームやクラブによっては別なルールがあるかもしれませんので、ご確認ください。
一人で練習している場合も含めて、自分の安全は自分で確保します。その上で自分の後方の人の安全を確保し、さらに道路を共有しているドライバーにブレーキを踏ませないようにするのがマナーだと思います。
自転車歴の短い方に覚えておいてほしいことがあります。自転車に乗っているときには顔を向けた方向にハンドルも向くということです。慣れてくればハンドルが向かなくなりますが、慣れていない人の場合、顔の動きによって自転車がフラフラしてしまいうことを自覚した上で、走行してください。
できるだけ多くの人が、ばらけることなく同じペースで走行するような集団練習を想定しています。チームタイムトライアル、または小集団での逃げや追走している状況のイメージです。レースや実戦練習の場合はこの限りではありません。
最も効率的なのは集団の重心が一定速度(スピード)で移動するような走り方です。重心の位置は縦一列のときと先頭が交代中では変わります。集団の形状によって流動的なイメージです。急にダッシュしたり、一旦たれて踏みなおしするような緩急をつけないようにします。ただし速度も傾斜や風によって流動的なので、ワット数を一定に保つイメージのほうがいいかもしれません。
技術的には不測の場合でも、できるだけ後方の人にブレーキをかけさせない、ラインを変えさせない、加速させない、ことに注意します。これはレースでのアシストとしての心得です。もし急に穴凹やガラス片が現れた場合でも、自分がよけることよりも後ろのエースに知らせるほうが優先です。もしエースがパンクしたらホイルを交換することになるので、それなら自分がパンクするほうがダメージが少なくて済みます。
・集団の先頭にいるとき
集団の先頭は、自分の後ろにいる全員が安全に走行できるよう、最も注意が必要なポジションです。つねに前方の安全確認をすることはもちろん、交差する左右の道にも注意します。必要に応じて後方に向けて停止、徐行、右折、左折など手サインを出します。「ママチャリ、歩行者、停車中の車がいる」「段差、穴凹、落下物、ガラス片がある」など前方の路面や道路の状況を逐一(・・・)サインで伝えます。
わき道から出てきそうな車、左折してきそう車、右折しそうな対向車などのドライバーに「すいません、待ってください」のサインを出します。また待ってくれた場合も、「ありがとうございました」のサインを出します。
後方から車が来ていることを伝える声が聞こえた場合は、右手を大きく上に上げて「了解」のサインを出すようにします。
信号で停止するかどうか適確に判断してサインを出します。集団の人数を考え、最後の人までクリアできるときは通過。もしクリアできそうにないときには、早めに停止のサインを出して停止します。信号で集団が割れた場合は、路肩に安全に停止できるスペースを見つけたところで停止し、追いつくのを待ちます。交差点を越えたところで急に停まると危険です。
なお集団後方の人は信号で行くか止まるかの最終判断は自分で行います。前を待たせることがあっても、あくまでも安全が第一です。
・先頭交代をしている場合
集団の先頭にいるときは安全の確保、情報の伝達、スピードの維持に集中します。以上のこと以外で腕を動かすことはできるだけ避けます。給水、ウエアの脱着、手鼻などは先頭にいる間は我慢して、最後尾に下がるまで待ちます。
2列走行でサインなしで常にローテーションしている場合を除き、先頭交代をするときは、後方からの車が来ていなさそうなとき(視認しませんが聞き耳立てます)、交代中に車が行き違わないタイミングを選びます。また交通量が多いところでは、左に十分な路肩があるところ、前方の視界が開けているところを選ぶようにします。
安全を確認できている場合(もしそうでなければ交代のサインを出してはいけないのですが)、サインを出す前も出した後も、後ろを見る必要はありません。次の人が出てくるのが遅くても振り返る必要はありません。前に出るのは次の人の責任なので任せて下がります。
右手で交代のサインを出した後、スピードをゆるめず(これが大事です)そのままのスピードで左前に進みます。サインを出す前や出した直後その場ですぐにスピードをゆるめると、次の人は踏みなおさないといけなくなります。また自分が直進し、後ろの人達が右にふくらむのは危険ですし、ラインが安定しません。左側にラインをはずれたところでスピードをゆるめます。ただし脚は止めない。脚を止めるとバランスが崩れフラフラしてしまいます。並走状態が続かないように左端をすみやか(・・・・・)に(これも大事)最後尾まで下がります。必要に応じてブレーキをかけることもありますが、その場合でも脚は止めません。路肩が広い場合は、後退中に給水してもOKです。最後尾まで下がったら、後方に車がいないか確認してラインに入ります。
先頭で上り坂に入った場合は先頭で登りきるのが基本ですが、坂の途中で余裕がなくなった場合は、先頭交代のサインを出して下がります。
見通しのよい下り坂では脚を止めずスピードを維持するように注意します。見通しが悪い場合は、対向車、段差、穴凹など、いつでもサインを出せるようにしておきます。
・先頭固定の場合
一定ペースで長時間先頭を走行する場合は、先頭にいる間でも給水する場合もあります。ただしスピードを下げるような場合や両手離しをする必要がある場合は、一旦後方に下がって、用を済ませてから先頭に戻るようにします。
・番手にいるとき
先頭の人からのサインを順次忠実に伝えます。手を動かせない場合は「声」で伝えます。もし先頭の人がサインを出していない場合でも、必要な場合は先に出しても構いません。
ラインを守ります。一般道での集団走行では縦一列になるのが基本です。先頭の人は最も安全なラインを走行するはずなので、それをなぞるのが最も安全ですし、空気抵抗も最も軽減されるはずです。時速30km/hで車間30センチぐらいで、一列で走れるようになりましょう。前を見ようとして右にずれる人が多いようですが、先頭の人が落下物や穴を避けるために急に右にラインを変える場合があるので危険です。また路肩の車を避けたり、右折する前に先頭の人が後方を確認する場合、番手の人が右後ろにいると視界が遮られるので邪魔になります。
先頭交代で前に出る場合、それまでのスピードを維持するのが基本です。先頭交代のサインを出されたからといってスピードを上げる必要はありません。受け継いだスピードを維持するだけでOKです。例えば時速30km/hで受け取ったら時速30km/hを維持します。この辺のところは教えてできる人とできない人がいるのも確かです。
先頭に出る場面でもそれまでのラインを維持するのが基本です。先頭の人が左に逸れて道を開けるので、そのままのラインを走ります。ふくらむ必要がないので、後方を見る必要もありません。
余裕がなくなり中切れしそうな場合は、車間が1車身を越える前に、後ろの人に「お先にどうぞ」のサインを出します。
車に追い抜かれているときに対向車が来て、車が集団を追い越しきれないときには、車が入れるように前の自転車との間にスペースを空けて、そこで一旦待ってもらいます。最近はさらりと自転車を追い抜けない危なっかしいドライバーも多いので、そういう車と並走することもできるだけ避けます。
・最後尾にいるとき
見通しの悪い箇所や、道幅が狭い箇所などで、車に追い抜かれるときに危険がありそうなところでは、後方から車が来ていないか定期的に視認します。最近はエンジン音の小さいハイブリッド車も多いので、音だけに頼るのはむずかしいと思います。大型の車や、車が数台続いている場合など特に注意が必要な場合は、全員に聞こえるように大声で車が来ていることを知らせます。また追い抜きを待ってもらったほうがいいときはドライバーに「待ってください」のサインで知らせます。見通しがよい安全なところに出たところで、待ってくれたドライバーに「ありがとう。どうぞお先に」のサインを出します。
投稿者:On the Road│2009/09/24 00:27
2009/08/27 00:27
第25回ATCカップ
今回は8月9日に参加した第25回 ATCカップ 彩湖・道満グリーンパークトライアスロンをレポートします。
この大会は全日本トライアスロンクラブ(略してATC http://atc-triathlon.com/ )が運営する大会です。
ATCは日本で最も古いトライアスロンクラブのひとつで東京を中心に200名ほどが登録しています。私もクラブの一員で、トライアスロンを始めた当初、右も左もわからない頃からクラブの先輩方に練習方法や練習コースをご指導いただいたり、大会に同行させていただいたり、ずっとお世話になっています。那須に引越して、トライアスロンを続けられているのもATCのみなさんのおかげです。
私は普段の練習会に参加できないので、宮古島大会前のATCカップデュアスロンと8月のATCカップトライアスロンにはできる限り出場するようにしています。
大先輩のお一人です。今年もアイアンマンドイツでエイジ3位入賞。
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スターターのATC会長さん(左)とコース説明をされているレースディレクターさん。右奥にかすかに見える建物付近がトランジッションエリア。まっすぐ泳ぎたくなりますよね。
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ATCカップは宮古島大会が始まった1985年に宮古島大会の競技距離のおよそ半分のスイム1500m+バイク65キロ(大井埠頭7周)+ラン15キロ(3キロコースを5周)のミドルディスタンスのレースとして始められました。
2000年の16回大会までは日産スポーツプラザの屋内25mプールでスイム。参加者をまず3組に分けて、組ごとに1コースに5名ぐらいが入り1500mを泳ぎました。泳ぎ終わったらほかの組の選手のタイムを取ります。その後めいめいに大井埠頭に移動してから、スイムのタイム順にバイクをスタートする形態で開催されていました。1998年の14回大会からはスイム1500m+バイク84キロ(大井埠頭9周)+ラン21キロ(3キロ7周)に延長され、2001年からは彩湖・道満グリーンパークに場所を移して、スイム1500m+バイク80キロ(10キロ8周)+ラン24キロ(4.78キロ5周+100m)の距離で、8月の第2日曜日に開催されています。
当初はクラブ員のための大会だったと思いますが、現在はクラブ員のみなさんは裏方にまわって大会を支えてくださっています。
バブル経済の頃は、この大会で優勝すると、翌年にゴールドコーストやサイパンの大会に派遣してもらえたので、みんな気合を入れて出場していました。
最近はレーススケジュール上、6月のはつかいち大会+徳之島大会の連戦と7月の皆生大会で、シーズン前のトレーニングによる貯金を出し切ってしまうので、8月はどうしてもコンディションが落ちてしまいます。さらにこの時季の埼玉の暑さは尋常ではなく、ミドルとはいえ、皆生よりも厳しいギリギリの状態でのレースになります。
今年はレース後、そのまま車で岩手の実家にお墓参りに帰省する予定だったので、女房が応援に来ました。おかげで私のコラムでは珍しくレース中の写真があります。
スイム1500mは戸田ボート場の少し上流にある彩湖を下流から上流に向かって泳ぎます。荒川の水の一部を引き込んでいて、ゆっくり見ていると1分間で2~3mは流れているので、1500m泳いでいる間に早い人で40m、遅い人だと100mは押し戻されて、ちょっと長めに泳いでいると思います。渡良瀬遊水地や手賀沼よりは水が循環しているはずですが、にごっていて水中の視界はほとんどなく、水を飲んでしまわないように注意して泳ぎます。
彩湖が左にゆるくカーブしているので、アウト→イン→アウトで直線的に泳いだほうが近そうですが、レースディレクターさんが毎年「岸に近い右側を泳いだほうが速い」というので、それを信じて岸に沿って泳ぎました。正解だったかどうかはわかりません。
気温が低めで曇りだったのでフルウエットを選択しましたが、水温が30℃近かったので、後半はのぼせた感じになってしまいました。トップの選手と3分差の11位で泳ぎ終えました。
レースディレクターさんがスタート前に拡声器で「藤原は22分で泳ぐ」というので、「そりゃ無理だ」と訴えている顔。
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スイムスタート。左手前の黒い左腕が見えているのが私。後ろに見える橋は、バイクでは往復し、ランでは右から左に渡ります。トランジッションエリアからスイムスタート地点までの1500mを歩いて移動します。まだ到着していない選手もいました。
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バイク80キロは公園内の「h」の字形のコースを左下からスタートし、左上を折り返し、右下でさらに折り返し、左下に戻る1周10キロを8周します。ほぼ平坦なコースですが、1周につきUターンが3箇所、直角コーナーが5箇所あるので、「減速して加速してDHポジション」の繰り返しになります。フルウエットで泳いだ後のバイク序盤はいつも体がだるいので体調と相談しながら無理しないように走行し、体がちょっと楽になってきた3周目から徐々にペースを上げました。2周目に入ると誰が何周目かわからないので、正確な順位はわかりませんでしたが、女房の情報では4周目には先頭に立った模様です。終盤はカロリー補給が足りなかったようで、ガス欠気味になりましたが、バイクラックに戻ったところで先頭であることを確認してランに移りました。この時点で2位との差は6分46秒だったようです。
バイクコースはこんな感じです。ほとんどが対面通行で、公園内の道の中央をカラーコーンで仕切り、左側通行。大会以外の方もジョギングしたり散歩したりしているので、白線より右には入らない。
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スイムスタートの写真の後ろに見えた橋の上。奥に見える突き当りを右折します。
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ランは24キロ。彩湖のまわりが1周5キロ弱で、それを4周回だと宮古島のランの半分より短いので、5周回するので長めになります。この日はずっと曇りで気温も30℃以下で例年にくらべそれほど暑くなかったのですが、内臓の消耗具合が心配なので、脱水とガス欠にならないように給水と携帯したメダリストのスティックを確実に補給しました。そのおがけで不具合が出ずに走りきることができました。
自分の世界に入ってます。まあまあの軸が出ていますね。黄色いタスキをかけているので4周目です。5周目の赤いタスキがそろうとゴールできます。右に見えるのは泳いだ彩湖の水面。暑い時は飛び込みたくなります。
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ゴールです。草レースっぽいですね。ランのとき、女房はエイドを手伝っていて、あわてて追いかけてきたので、後ろ姿しかありません。おまけにぶれてます。
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投稿者:On the Road│2009/08/27 00:27
2009/07/24 00:00
皆生トライアスロン 優勝!!
第29回全日本トライアスロン皆生大会(http://www.kaike-triathlon.com/index.html)
今回は7月19日に鳥取県で開催された皆生大会をレポートします。
皆生大会は、1981年に日本国内で初めて開催されたトライアスロンで、日本で最も歴史ある大会です。皆生観光協会の方々がアイアンマンハワイを視察して、第1回大会を開催したそうです。スイムを終えた選手を順序にバイクトランジッションまでタクシーで搬送したり、今では考えられないようなこともあったそうです。
私は初出場した15回大会、16回、20回、21回、26回、28回の計6度優勝していました。今大会には、昨年の上位選手のほかにシドニー五輪代表で地元米子に戻った小原工選手、過去4度優勝の井出晋一選手らが出場しました。
現在、国内のほかのロングの大会が宮古島、福江島、佐渡島で開催されている中で唯一本州の、鳥取県西部の中核都市である米子市周辺で開催されています。
そのため他の大会では経験しない多くの特徴があります。
たとえば、バイクコース中で国道を渡る際には、歩行者用の地下道をバイクを押して通ります。ランは米子から境港を結ぶ主要道路の歩道を走ります。
選手も特別ではなく信号は遵守します。42キロの中で10回以上は信号待ちをします。
正確に測ったことはありませんが、平均すると信号の待ち時間の合計は7分ぐらいになると思います。私はすっかり慣れているので、前の信号のタイミングを測ってペースアップしたり歩いたり、赤信号で待っている間にゆる体操をしたりしています。
2006年はバイク途中からゴールまで雨降りの中のレース、一昨年は台風の影響でスイムが中止され、バイクもほぼ半分の距離に短縮してのデュアスロン、昨年は梅雨明け後の猛暑の中で久しぶりに灼熱の皆生らしいレースになりましたが、今年は曇りのち大雨。
午後5時38分に気象台から大雨洪水警報が発令されたのを受けて、大会本部のみなさんは競技の中断を決定し、ランコース上にいた多くの選手は、途中で回収されました。苦渋の決断だったと思いますが、選手のみならず、交通整理をされていた方々や地元のみなさんの安全のためには、正しい決定だったと思います。
大会までの1週間の7月12日(日)。6月のはつかいち大会と徳之島大会の2連戦の疲労もとれたので、皆生大会に向けてのコンディションを確認するために朝25キロ走を行いました。6月は体の硬さがあってどうもいい走りができなかったのですが、7月に入り硬さがほぐれて柔らかい走りになってきて、この日の25キロ走も消耗せずに走れました。
タイムも好調だった去年とほぼ同じでした。朝食後、那須サイクリングクラブの練習会に3週間ぶりに参加。疲れが残っていたら追い込まずに流すつもりでしたが、金田一君が来ていたこともあって、徐々に調子が出てきて、最終4周回目はオールアウトまで追い込みました。
バイクでも背中をゆるめたまま脚を使わずにスピードを上げられ、ラン、バイクともに不安なくレースを迎えられる感触がありました。
大会4日前の15日(水)。バイク、ランの仕上がりは申し分なく、大きなミスさえしなければ優勝できると思いました。こんな感じになるのはとても珍しいことです。
17日(金)、朝バイクライド1時間20分。この日も気持ちよく乗れました。
朝食後、約30分間ゆる体操をしてから出発。黒磯駅→那須塩原駅→東京駅→浜松町→羽田空港→米子空港と予定どおり移動。
米子空港からはいつもバスで移動していましたが、初めてJRで市内へ移動。
今年は、米子駅から1キロほど離れたビジネスホテルに宿泊しました。
到着後、体をほぐすために中海沿いの彫刻ロードで40分ジョグ。去年は走る気にならないほど暑かったのに比べると、涼しく感じました。
18日(土)、朝食後バイクで皆生海水浴場に行き、コースを試泳するつもりでしたが、予定を変更してゴール会場となる東山運動公園内のプールで泳ぐことにしました。
夏休みに入ったので混んでいるかなと思いましたがすいていました。
普段の練習と同じく、板キックや片手クロールなど1500m泳ぎました。
ここには、屋内の25mと屋外の50mプールがあり、大会当日のゴール後もゆっくりダウンすることができます。ちなみに大人は520円。
開会式で招待選手が紹介された際、レースNo.1の小原があいさつするものだとばかり思っていたので、急にマイクを向けられかなり焦りました。
(http://www.youtube.com/watch?v=GGNiS7sEod0&hl=ja)
翌日は朝方から1日中雨降りの天気予報だったので、雨のレースを覚悟して就寝。
19日(日)、夜中に何度か目が覚めましたが、4時前にスッキリ起床。
まずゆる体操で体をほぐしてから、トマトジュース、リンゴジュース、グレープフルーツ1個、バナナ2本を食べました。パンも買っていましたが、食べる気がしませんでした。
身支度をして5時前に宿を出発。バイクで10分ほどで会場に到着。
バイクとトランジッションバッグをセットし、受け付け。
その後またゆる体操をして、1キロほどゆっくりジョグをしてから、スタート地点に移動。
スタート20分前から5分ほどウォーミングアップ。
今年はうねりも潮流も少なく、泳ぎやすかったです。
スイム3キロは、皆生温泉街に面した皆生海水浴場の沖を泳ぎます。スイムが得意な小原選手が先行すると予想しました。
4月の宮古島では、小原選手から約10分遅れていたので、相当遅れてしまうだろうと覚悟していましたが、今回は小原選手から6分46秒差の29位で上陸しました。
バイクは、145キロとアイアンマンよりも短いですが、中国地方の名峰大山への登りを含む国内屈指の難コースです。
皆生用のギアは、フロントが52x39T・リアのフリーは、11−23Tです。
40キロ過ぎから始まる大山道、路の登り口には、先頭の小原選手から約4分遅れの7番手で到着。この登り坂には、応援が多いので気持ちよく登りました。
登りきった折り返しでは、小原選手との差は3分に詰まっていました。
まだ十分に体に余裕があったので、バイクを終えるまでに先頭に追いつけるかなと思いました。70キロ付近の上り坂で、昨年4位の福田宰選手、昨年3位の岡宏城選手、小原選手を順調に追い抜き3位に浮上しました。この時点で先頭に出た武友寛選手(はつかいち大会で優勝した武友潤選手のお兄さん)とは1分30秒差で、2位の井出選手は視界の中でした。
早く追いつきたい気持ちもありましたが、まだバイクの中盤だしそのあとにマラソンが残っているので、無理せずマイペースを守りながら、80キロ付近で井出選手を、そして100キロで武友選手を抜き先頭に立ちました。
ラン42.195キロは皆生温泉をスタートし、米子市内を通り境港市で折り返し、米子市の東山運動公園でゴールします。2位の福田選手とは、4分40秒差でランをスタート。
福田選手には、一昨年ランで逆転されているので要注意です。
体には特に不具合はありませんでしたが、脱水やガス欠にならないようにエイドステーションごとに水分補給をするとともに約30分ごとに携帯したフリーダムを摂りました。
ときどき通り雨のようにザーッと雨が降ったので、ひどい暑さにはなりませんでした。
境港の折り返し付近では、横なぐりの大雨で道路は川のようになり、歩道も水浸しのところがありました。折り返してから約1キロで福田選手とすれ違いました。
差は約7分に広がっていましたが、油断は禁物です。
3位以降の選手も次々とやってきました。
ランの復路では、往路の選手と狭い歩道の中ですれ違います。たくさんの選手に声をかけていただいて励ましていただきました。
ゴールに近づくにつれてエネルギーも湧いてきて、余裕を持って喜びかみしめながらゴールすることができました。
昨年に続き大会最多記録となる7回目の優勝になりました。
(http://www.nnn.co.jp/sp/movie/event/090719/20090719117.html)
来年、皆生大会は第30回の記念大会を迎えます。
これまで以上に盛り上げられるように、1年間精進して臨みたいと思います。
投稿者:On the Road│2009/07/24 00:00
2009/06/26 00:54
トライアスロンブーム
トライアスロンシーズン真っ只中、みなさんの調子はいかがでしょうか?私は21日に「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン」に出場し、28日は徳之島大会に出場します。国内で新型インフルエンザの感染者が出たときには、開催が危ぶまれたアイアンマンジャパンも無事開催されました。
前回「東京ではすごいマラソンブーム、自転車ブームのようですね」と書きましたが、トライアスロンもブームが来ているようです。佐渡大会は例年よりもかなり早く定員に達したようですし、昭和記念公園や手賀沼など東京近郊の大会も定員を越える申し込みがあるそうです。
今年、日本ではロングタイプのトライアスロンは宮古島、アイアンマンジャパン、皆生、佐渡Aの4大会が開催されます。長めのミドルは徳之島、珠洲A、佐渡Bなどでしょうか。
かつては日本海オロロンが日本最長のロングでしたし、ひろしま、下北、波崎にもミドル大会がありました。
先日、ツールド宮古島のお手伝いで宮古島に行き、トライアスロン大会関係の方々とお話する機会がありました。
一部で報道されましたが、今年の宮古島大会でスイムとバイクの距離を短縮する案が話し合われたそうです。そして来年大会で競技距離を短縮する案が再度話し合われているそうです。
ロングのトライアスロン大会は競技時間が長いので、交通整理やエイドステーションなどで支えてくださるスタッフの拘束時間が長くなります。交通規制のために地元の方々にご迷惑をおかけする時間も長くなります。選手がレース中に補給する量も増えるので、その分ゴミも増えます。いろいろ地元も方々に負担をおかけしているわけですが、短縮が望まれるその一番の原因は医療班の負担が大きいためだということです。
アイアンマンジャパンはハワイなど海外のアイアンマンに比べ、制限時間は短いのですが、これも医療班の負担を考えてのことらしいです。
雨天の場合、バイクパートで転倒し、傷や怪我の手当を受ける選手が多いそうですが、ロングトライアスロンでは決まってトップ選手がゴールする頃から、医療部に担ぎ込まれる選手が多くなるそうです。原因は脱水、低血糖、ヒザなどの痛みなどです。
一時的に集中せずに運ばれてくれば、医療班の方々も対処もしやすいと思いますが、ある時間になると一気にどっと押し寄せ、「野戦病院」のような状態になるそうです。スタッフの大変さは想像していただけると思います。運ばれてきた選手全員が帰るのは夜中になるでしょう。そしてロングトライアスロンが開催されているのは医師不足が懸念される地域だと思うので、多くの医療スタッフは翌日から通常勤務に戻るはずです。
今年有名人が出場して話題になった石垣島大会は、午前中に一般・リレーの部が行われ、午後からはエリート選手によるワールドカップが開催されます。医療班もほかの多くのスタッフも宮古島大会同様に1日がかりですが、医療処置を受ける選手の数は宮古島に比べると、格段に少ないそうです。
もしこのような状態が続くようだと、宮古島大会に限らず競技距離を短縮する動きが進むかもしれませんし、大会そのものが中止になるということも考えられます。私の杞憂ですんでくれればいいのですが、日本からロングのトライアスロンがなくなってしまうかもしれません。
ロングのトライアスロンを愛好し、それを目標にトレーニングしている私たち出場者ができることは、医療班のお世話にならないように準備することではないでしょうか。
レースの現場で具合が悪くなったのに、医療班のお世話にならないように我慢をしろという話ではありません。
余裕を持って完走できるだけの体づくりをするには、やはりトレーニングこそが大事です。数週間のトレーニングだけでロングに出場するのは、称えられるようなことではなく無謀なことだと思います。数ヶ月〜1年以上トレーニングを継続してほしいものです。そしていきなりロングに出るのではなく、ショートやミドルを経験しておくといいと思いますし、マラソンやエンデューロなどの大会も効果的だと思います。
定期的に長距離・長時間のトレーニングを行い、自分の体にどういう不具合が起り得るか把握し、自分に合う給水や補給を見つけておくことも大事です。
日々トレーニングを継続しようとすると食事、飲酒、睡眠なども大事です。しっかりトレーニングできている人はレースが近づいたからといって特別なことをしなくても大丈夫ですが、よい体調でレースに臨めるようにレース前の食事、飲酒、睡眠にも注意しましょう。そしてレース中は自分の状態をモニターし、不具合の兆しを感じたらすみやかに対処して、ゴールを目指しましょう。
投稿者:On the Road│2009/06/26 00:54
2009/05/25 00:15
登山
東京ではすごいマラソンブーム、自転車ブームのようですね。そのブームは日光街道を下って宇都宮あたりまでは来ているようですが、那須まではもうちょっと時間がかかりそうです。トライアスロンJAPANの休刊とほぼ同時にトレイルランの雑誌が発売され、各地で大会が増えているトレイルランもブームになってきているようです。またゴールデンウイーク中、高尾山の登山道で身動きが取れなくなるほど人出が多いというニュースを見ましたから、ハイキングもブームになってきているようです。アウトドアのアクティビティが盛んになるのはとてもいい傾向ですね。
私は4月の宮古島大会後から、週1回は近くの山に登りに行っています。前の日にロングライドに行って、ちょっと疲れを感じていてバイクに乗る気が出ないときが多いです。幸い車で30分も走ると登山道の入り口まで行けます。1時間かければ、塩原や矢板、福島県側の山に行くこともできます。
装備は冬のラントレーニングとほぼ同じです。笹の葉やトゲのある枝もあるので、暑くてもウエアは長袖+タイツです。手袋はバイクグローブでもOKです。シューズはトレイルラン用です。給水のためにバイクボトル用のウエストポーチをつけ、そこに熊除け用の鈴をつけています。今まで熊に会ったことはありませんが、「熊出没注意!」の看板も出ているので用心しています。詳しい人の話では熊は沢沿いに活動しているので、尾根すじの道を選ぶといいそうです。12月に山の中で、MTBに乗っているときに空中1回転して鎖骨を骨折したときに懲りているはずなのに、いまだに持っていませんが、皆さんが山に行くときは携帯電話を持っていったほうが絶対にいいでしょう。
近所の山は標高1000~1800mぐらいで、往復すると2~3時間ぐらいかかります。登りはゆっくり歩いて登ります。下りでは走ることもありますが、足首をひねったり、転んだりするのが怖いので、傾斜がきつかったり、足場が悪いところはゆっくり歩いて下ります。トレイルランナーは飛ぶように下るようですが、とてもマネできません。
高いところからの見晴らしは気分がいいので、この登山は気分転換でもありますが、山登りはバイクにもランにも効くトレーニングだと思っています。実は2000年シーズンにも登山トレーニングを行い、その年のアイアンマンハワイでは2時間52分台で走ったことがありますが、そのときはなぜ走れたのか検証できませんでした。
いつもの理屈の話になりますが、おつきあいください。
骨盤には中央に仙骨、そして仙腸関節をはさんで左右両側に腸骨があり、三面鏡のように並んでいます。産道を通って生まれてきた赤ちゃんは誰でも、身を細くするために仙腸関節が関節としてフニャフニャ動く状態だったはずですが、お座り→立っちをするとともに関節としての機能が徐々に失われ、普通は成人になると骨盤が一塊になっています。
しかし例外的に仙腸関節が関節として機能している人は、並外れた(普通の人には想像もできないほどの)パフォーマンスを発揮できます。北京オリンピックの金メダリストのウサイン・ボルトやサミュエル・ワンジル、マンチェスターUのクリスティアーノ・ロナウド、大リーグのイチロー(WBCのころはちょっと硬かったですが)などはテレビで見ると、お腹から脚が生えているように見えるので、骨盤が分化していると感じます。
私は少しでも彼らに近づこうとして、5年間ほぼ毎日行っているゆる体操で、股関節まわりをゆるめることと仙腸関節を1ミリでも動くように分化させることに取り組んでいます。その結果昨年あたりから、走るときには骨盤周辺を動員できるようになったと感じます。腰が左右に分化しわずかに前後運動の成分を持ち、脚が大腿骨から始まるのではなく、股関節のさらに上の腰の中から始まるように感じます。つまり脚の始点は股関節ではなく、股関節を含む腸骨からまず動き出し、その動きが腸骨→股関節→大腿骨→膝→すね→足首→足というように順次波動として伝わっていくイメージです。背骨と仙腸関節と股関節をゆるめた状態で、へその奥あたり(腸腰筋の上端)から腸骨を左右交互に前後にやわらかく振るイメージで走っていると、股関節から先の左右の脚が2本のムチになったように感じてきます。まだハッキリした実感はありませんが、このとき腸腰筋が動いていると思います。こういう感覚のときには脚は全く解放されて、脚の筋肉を使う感覚がなく、気持ちよく走り続けられそうな感じになります。
登山はこの仙腸関節を刺激するとてもいいトレーニングだと確信しています。2000年当時は自覚していませんでしたが、登山をすることで仙腸関節が分化していたと思います。ゆっくり時間をかけて、一歩一歩お腹の奥の方から歩くことが本当にいいトレーニングになっていると感じます。逆に急いで登ろうとすると歩幅を広げようとしてしまうので、膝まわりや足首まわりの筋肉を使ってしまいます。登っている間にすねやふくらはぎ、膝まわりの筋肉が張ってきたら、急がず脚の筋力を使わないように、膝から下を前に振り出さないように修正します。そうすることで登山に行った翌日は走ってもバイクに乗っても、「お腹の奥のほうから脚が生えている感じ」で、脚の波動運動を上のほうから起こすように意識できるようになり、頑張らなくてもいつもよりいいペースで走れます。
もう一つ効果があると感じるのは、登山道を歩くと、翌日のラントレーニングのときに路面の凸凹を苦にしなくなります。普段舗装路だけで走っていると、路面の凹凸を足首や膝で対処しがちになってきます。しかし私が登るのは整備された道ではないので、木の根が張り出していたり、枝が落ちていたり、石が転がっていたり、ぬかるんでいたりします。それを足首や膝で対処していると、すぐにすねやふくらはぎ、膝まわりの筋肉が張ってきます。路面の凸凹も脚先ではなく、もっと大本の背中や骨盤で対処するようになってくると、舗装路が多少デコボコしていても気にならなくなります。不整地で走るのが苦手という方にとってもよいトレーニングになると思います。
守谷周辺だと筑波山になると思いますが、麓までバイクで自走し、影山君らがMTBで走っている道を歩いてみるのもいいと思います。そんな時間がないという方は、近所の坂道(5%ぐらい)を繰り返し登ってもいいと思いますし、傾斜をつけられるトレッドミルで5%ぐらいにして歩くのもいいと思います。
最初はとてもむずかしいと思いますが、できるだけ脚の筋肉を使わないように!脚がお腹の中から生えているつもりで歩くと、走りもペダリングも変わってきて、これまで経験したことがないパフォーマンスを発揮することができると思います。
投稿者:On the Road│2009/05/25 00:15
2009/04/23 10:12
第25回全日本トライアスロン宮古島大会
例年ならシーズンオフのトレーニングの成果を確認できる待ちに待った大会なのですが、昨年12月にMTBで転倒して鎖骨を骨折したために、全くの準備不足で迎えることになりました。
今年で25回目の節目の大会です。日本で最大級の大会を開催し続けてこられた宮古島の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも30回、50回と末永く開催いただきたいと切に願います。
今回も同室させていただいた城本徳満さんは25回連続の出場で、すべて完走され、表彰式で特別表彰を受けられました。私はその城本さんに勝つことを目標に5回大会に出場し始めてから、中抜けがありましたが、12回大会から14年連続で17回目の出場です。2005年から3年連続で6位、昨年7位と10位以内で踏みとどまってきましたが、今年は10位以内に入る自信が全くありませんでした。スイムの練習量が例年の3割程度で、100mのインターバル練習では例年よりも10秒ほどタイムが悪かったので、3キロで5分ぐらいは余計に時間がかかると覚悟していました。また12月の手術後、ランの練習を再開してすぐにふくらはぎを肉離れしてしまい、まともに走れるようになったのは2月になってからで、ランの調子もいま一つだったからです。ただバイクだけは、冬の降雪が少なかったおかげでしっかり乗り込むことができ、スタミナに不安はありませんでしたし、風の中でも平気で走れる自信はありました。
福島−那覇便が廃止になったため、時間もお金もかかるのですが、今年は羽田空港からの出発になりました。宮古島は雨でした。宮古島東急リゾート到着後、送っておいたバイクを組み立てました。翌日も雨で頭痛もしたのでバイクに乗りませんでした。土曜日になってやっと晴れたので、バイクに20分ほど乗りました。変速の感じがおかしかったので、見てみたら、リアの変速ワイヤーのワイヤーキャップが折れていました。ソフトケースで送ったので、横圧で折れてしまったようです。メカニックで交換してもらってから、バイクを預託し、明日使うウエアやシューズ、ドリンク、補給食を準備しました。
レース当日、4時起床。晴れ、微風、気温は低めでした。朝食は普段と変わらず、トマト、グレープフルーツ、オレンジ、バナナ、ごはん1膳、みそ汁の汁だけ、梅干を食べました。
昨年は小泉元首相がスターターでしたが、今年はオペラ歌手の中丸三千代さんがスターターを務められました。練習では最長でも2000mしか続けて泳いでいないので、3000m泳げるか不安だったので、オーバーペースにならないようにまったりとスタート。練習どおり100m1分40秒ペースの感じで泳ぎました。一昨年は76位、昨年は74位でしたが、今年は129位、予想通り昨年よりも約5分遅かったです。
スイムの遅れを慌てて取り戻そうとすると最後までもたないので、バイクに移ってもマイペースで走りました。池間大橋の上でトップの西内、2位アンダーソン、3位に松丸とすれ違いました。松丸とすれ違うポイントは例年よりも手前で私が出遅れたせいもあるし、松丸が好調のせいもあるでしょう。ここからしばらくは向かい風が続きました。淡々とペダリングして、一人ずつパスしていきました。バイク70km地点の東平安名崎を23位で通過、自分の前には小原や去年6位の飯干君、同優勝の河原らがいました。そこから追い風区間になり気持ちよく走れました。下りでは52X12Tでは回りきってしまって、ギアが足りないところありました。100キロ地点の東急リゾート前までに精彩がない昨年優勝の河原らを抜いて15位ぐらいまで上がりました。その後も順調に走り、バイクゴールには9位で到着。覚悟していたよりはいい順位でランをスタートできました。
しかし走り始めてみると、去年3時間を切ったときのようななめらかな感覚はなく、ゴツゴツした走りで、ランが不調であることを思い知り、3時間10分ぐらいかかると予想しました。後ろから追いついて来るであろう昨年8位の益田君、同6位の飯干君、河原には確実に抜かれると覚悟しました。このままでは11位以下に落ちてしまうので、前にいる選手を抜かないといけません。案の定、益田君、飯干君に軽くかわされ、前半は前にも後ろにも誰も見えない10位を一人旅。折り返しまで向かい風が続き、前に進んでいない感覚で走っていました。
今年はランコースが変更になり、市街地部分が長くなり、そのぶん折り返し地点が手前になりました。そのせいか例年よりもかなり手前で先頭のアンダーソンがやってきました。1キロ以上離されて2位の松丸、さらに2キロ以上開いて3位の桑原君。もしアンダーソンがばてれば松丸の逆転もあり得ましたが、気温が低めだったので、予想がつきませんでした。その後ろは西内、フーバー、飯干君、昨年9位の菅沼君、益田君と8位までが続けてやって来ました。折り返し手前のエイドステーションの横でランを3位でスタートした篠崎君がうずくまっていて、私は10位で折り返し。後ろの11位の選手とは5分ぐらいの差でした。気になる河原はなかなかやって来ませんでした。これで私がペースダウンしない限りは10位に入れると思い、順位のことは忘れて走りに集中することができました。すれ違う往路の選手からたくさん声援もいただき、エネルギーも湧いてきました。25〜35キロは集中力も高まり、42キロの中で一番いいペース走ったと思います。35キロ手前でペースダウンしていた菅沼君を抜き8位。残り5キロを切り、平良市街に入ったところで前を行く益田君の背中が見えました。私もギリギリのペースでしたが、一か八かペースアップしました。残り2キロで差が50mぐらいまで詰めることができ、あと一息でしたが、沿道からの「フジワラ、がんばれー」の声に益田君が気づいてしまい、ペースアップして軽々と離されてしまい、結局46秒差で8位のままのゴールとなりました。
練習不足なのに出し切るレースをしてしまい、翌日は大変でした。朝食を食べた後、寒気とだるさを感じ、体温を測ったら37.7℃あり、それから吐き気と下痢。表彰パーティーでも何も食べられず、火曜日、那覇空港でのトランジットの間も休養室のベッドで横になっていました。レース後、生ものは食べていないので、心当たりはないのですが、城本さんから「食中毒だろう」と言われました。
これで12回目のトップ10入りとなりました。イチロー選手とはかなりレベルが違いますが、一年一年数字を増やしていくのは励みになります。この歳になると、若いときと同じことをしていては維持さえできないので、どんどん自分を変えていくチャレンジし続けるつもりです。
スピードアップしたときに上死点で股関節が詰まる感じになるのがいやで、オンザロードのスタッフは知っていますが、昨年11月にクランク長を170mmから165mmに換えました。冬の練習でも気持ちよく乗れていたので、今回もバイクだけは自信を持って臨めました。一昨年も昨年も今年もバイクパートの日本人の順位は1位松丸、2位篠崎、3位藤原の順なのですが、
2007年 松丸:4時間08分09秒 篠崎:4時間18分20秒 藤原:4時間19分51秒
2008年 松丸:4時間07分02秒 篠崎:4時間14分12秒 藤原:4時間15分25秒
2009年 松丸:4時間01分48秒 篠崎:4時間13分33秒 藤原:4時間18分47秒
という結果でした。ちなみに松丸の記録は日本人の歴代最高タイムです。170mmのままだったらどうなっていたか、もし160mmにしたらどうなるか、実験してみたい課題です。
投稿者:On the Road│2009/04/23 10:12
2009/03/27 00:58
鎖骨骨折その後
昨年末のコラムでちょっと報告した鎖骨骨折のその後の経過です。
12月8日午前中、八溝山の近くでMTBで大ゴケして左肩を痛めました。痛さをこらえてMTBで車まで戻り、その日の午後に整形外科に行きました。ポッキリ折れた鎖骨のレントゲン写真を見せられ、12日入院、13日に手術が決定しました。私は左利きで左鎖骨を骨折しましたが、字を書くは右なので、入院の日まで塾の仕事とプールでの指導は三角巾で腕を吊ったままでも何とかできたものの、運動は何もしようがありませんでした。「明日になったら元に戻ってくれたらいいのに」と思いながら夜寝床につきますが、朝起きると現実に愕然とする毎日でした。
手術は無事成功。翌日は痛みで動く気になりませんでしたが、その翌日には朝と午後に外にウォーキングに出ました。術後の経過も順調で16日に退院し、夕方にインドアトレーナーで90分間バイク練習をしました。17日にはジョギングも開始しました。手術から12日目に抜糸、その2日後にプールに行きました。左腕が持ち上がらないので、右片腕で1500mほど泳ぎました。15日目にはバイクで街道練習に出ました。
困ったのはランのときの給水でした。走りに行くとき、メダリストを水に溶いてバイクボトルをウエストポーチに差して携帯しますが、いつもしているように、左手を腰の後ろに回してボトルを引き抜くことができません。給水するときは立ち止まって、ウエストポーチのバックルを外して、右手でポーチごと口まで運んでいました。
那須サイクリングクラブの仲間で練習会中に鎖骨を骨折した方の場合、3ヶ月後には金具を抜いたという話を聞いていたので、3月中に金具をはずせれば、宮古島大会にも出られると勝手に予測していましたが、抜糸の際に金具をはずすのはいつごろになるか尋ねたところ、1年ぐらいはかかるとの返事だったので、今シーズンは金具を入れたまま過ごす覚悟をしました。その後は3種目ともそれなりにトレーニングでき、宮古島大会でも何とか勝負になりそうな気がしていました。
3月になってから骨に金属プレートを固定しているボルトの頭が皮膚を破って、グチュグチュいうようになりました。絆創膏を貼って様子を見ましたが、一向にふさがることなく、傷口の皮膚が壊死して白色にふやけた感じになりました。先生と相談したところ、骨は大丈夫そうなのですぐに(早くても28日)金具を全部はずすか、一度縫い直しておいて宮古島大会後にはずすか、どうするか聞かれました。28日に手術となると、宮古島までほとんど泳げなくなるので、大会後の手術をお願いし、一度縫い直していただきましたが、その明後日の朝25キロ走の後、傷口が開いていてしまったので、その日のうちに病院で29日の手術をお願いしました。
というわけで今も傷口はグチュグチュいっていて、切り傷のような痛みがあります。バイクとランは普通にトレーニングしていますが、ばい菌が怖いのでプールに入れません。29日に手術して、4月19日の宮古島大会までにどこまで回復できるのか全くわかりません。宮古島で競技生活が終わるわけではないので、無理をしてまで出場することにこだわりはありません。最悪の場合は欠場も覚悟していますが、前向きに最善を尽くそうと思います。
私は過去に2度、骨折したことがあります。96年3月、アイアンマンニュージーランドのレース中にバイクで落車し、鎖骨を骨折。01年12月には、バイクで立ちゴケしたときに脇腹を縁石に打って、肋骨を骨折。どちらもヒビが入っただけだったので、固定することなくそのまま治るのを待ちました。その結果、96年の宮古島は自己最高の4位、02年の宮古島は5位。私の経験では骨折後は、身体が非常事態を察知し、回復のために成長ホルモンの分泌が促進されるようです。しかし過去2回にくらべ今回は手術をしたので身体のダメージが大きく、どうなるのか不安ですが、その後のシーズンがどうなるか楽しみでもあります。
投稿者:On the Road│2009/03/27 00:58
2009/03/01 00:29
私の悩み
トライアスロンJAPAN誌の休刊という身近に起こった私にとっては一大事がきっかけに、最近の社会、政治、経済など世の中に大きな問題が多くあり、その変化のスピードも速いので、ついていけていないと不安に感じています。いつも足が地につかず、フラフラと混乱しています。
いつもならアスリート向けにふさわしいできごとや自分の考えをまとめてこのコラムを書くようにしてきましたが、何を書いたらいいかまとまらないまま月末になってしまいました。
組織に属していないからかもしれませんし、親と同居していないし、子どもがいないからというのもあるかもしれませんが、これまでいかに社会、政治、経済に無関心で無知だったかを今、思い知らされています。45歳にもなって恥ずかしいです。
たとえば定額給付金や裁判員制度について、新聞やテレビ、ラジオの解説を見たり聞いたりしますが、定額給付金は必要なのか? 裁判員に選ばれたら何を基準にして考えるのか? 「自分はこう思う」という確固たる考えが持てません。
株価が下がることや自動車メーカーの業績不振がそんなに問題なのか? 身近な問題だという意識が持てません。スポーツクラブの会員の中には自動車メーカーにお勤めの方もいらっしゃるでしょうし、塾に来ている生徒の親が自動車メーカーにお勤めかもしれません。出場しているトライアスロンの大会に自動車メーカーが協賛しているかもしれないので、直接的ではないにしても私も自動車メーカーの恩恵を受けていると思うのですが、毎年何百万台もの自動車が世の中に必要なのか? 金融工学なるものは必要なのか? 理解できません。
これまでは人間の身体本来の構造どおりに使えるようになることを目指して、許される時間の範囲でトレーニングができればそれでよかったのですが、これからは自分のことだけ考えていては済まされない。それに気づかされました。
当コラムにふさわしいかわかりませんが、学習塾の仕事で感じたことを書いてみます。私は主に中学3年生の数学と英語を担当しています。高校に進学してからや社会に出てからも役立つように、知らなかったことを覚える楽しさ、解けなかった問題が解けるようになる楽しさを体験し、自分で考えて問題を解く習慣を身に着けられるように指導することを心がけています。
去年の3月に塾長から今年度の中3生はこれまでの生徒よりも大変だと話をされました。聞いていた通り当初は1時間30分の授業のうち、1時間を過ぎたころから集中力がなくなり、ガヤガヤと学校でのことやゲームの話をし出しました。私自身は、わからないことがあれば自分で調べて解決するようにしているので、勉強するときも話をする必要はないと考えています。ムダ話がきらいなので、授業に関係すること以外の話をするのは許せません。本当はいちいち注意したくなるのですが、5月ごろだったかに一度だけきつく叱った以外は、話が始まっても注意せずに、静かに勉強している生徒も話を始めた生徒も公平に巡視するようにし、生徒の理解度に応じて適切にヒントを与えるように心がけました。
徐々にムダ話が少なくなり、11月ごろから、問題についての自分の考え方を言い合うようになり、先に進んでいる生徒が遅れている生徒に解き方を教えるようになりました。また難しい問題でてこずっているときにヒントを出そうとすると「もうちょっと考えさせてください」と言うようになりました。さらに年が明けてからは授業前の時間や授業のない日も空部屋で自習するようになりました。塾長も生徒たちの変わりように驚いていました。
私は問題があったら自己完結するようにしていますが、その性行のせいで、自分の意見を他の人に伝えたり、他の人の意見を聞いたり、話し合ったり交渉したりすることが苦手です。だから生徒たちが授業内容に関することでも話をするのには今でも違和感がありますが、この生徒たちには適した学習方法だったと思います。ますますコミュニケーション力やディベート力が必要な世の中になっていく中、私のように独り善がりな人間にならないためにも、自分の意見を言ったり、話し合ったりして問題を解いたり、教えあったりすることはいいことだと思うようになりました。
しかしこのやり方が来年度の中3生にも合うとは限らないので、気持ちを新たにして、生徒たちをよく見て、授業を進めていこうと思います。
と思っているものの、これまでどおり、スポーツクラブと塾で仕事をしながらトレーニングできればいいのか?
悩みは続きます。
投稿者:On the Road│2009/03/01 00:29
2009/01/26 19:36
地域密着型スポーツ
12月8日に鎖骨骨折し、13日にプレートで固定する手術を受けてからほぼ6週間が経ちました。当初は骨折の痛みと傷の痛みがズキズキしていましたが、最近は忘れてしまうほど、傷の痛みもなくなり、脹れも引いてきました。しかしまだ着替えするときにピリッとしますし、左肩を下にして寝ることができません。
バイクとランのトレーニングは順調ですが、ちょっとした転倒も怖いので、ハイキングは禁止、凍結しているときや強風のときは、ロード練習はせずに、那須サイクリングクラブの練習会中に落車し、鎖骨を骨折した方からお借りしたツールドフランスやジロデイタリアのDVDを見ながら、インドアトレーナーで練習しています。抜糸してから先週までは片腕だけで泳いでいましたが、先週からやっと両腕で泳ぎ始めました。肩をすくめることができないので蹴伸びの姿勢がとれず、やはり普通に泳げません。先日久しぶりに100mのインターバルをしましたが、100m泳ぐのに1分40秒以上もかかってしまい、愕然としています。しかし練習しなければ速くはならないので、何とか工夫しながら練習していこうと思っています。
さて、自転車関係の雑誌各誌などでも報じられているので、もうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、宇都宮にプロサイクルチーム「宇都宮ブリッツェン(http://www.blitzen.co.jp/)」が誕生しました。昨年までスキル・シマノで活躍していたコーチ兼選手の廣瀬佳正君が地元作新学院出身で、監督兼選手の柿沼章さんも栃木県出身です。廣瀬君とは2002年に廣瀬君がブリジストン入りする前に地元のクリテリウムで一緒に逃げた仲で、ジャパンカップを見に行った時には必ず応援しています。
日本のロードチームといえば、ブリジストン、梅丹本舗、愛三工業などチーム名にスポンサー名をつけるのが一般的ですが、今回は日本で初めてのJリーグのような地域密着型のチームとして、その動向が注目されているようです。
先日、宇都宮で発表セレモニーがあり、栃木県知事や宇都宮市長も出席し、宇都宮市長は「宇都宮を冠している以上、市として応援しないわけにはいかない」と述べていました。そのほかにもKUOTAを提供するインターマックスの今中大介氏、スプリントアドバイザーで廣瀬君の先輩にあたる神山雄一郎選手も祝辞を述べ、パリダカールラリーに参戦中の片山右京氏からもビデオでメッセージが送られていました。
スポーツの活躍は地元に活力を与えてくれるという期待も大きいようですし、競技活動のほかに栃木県警と連携しての自転車の安全教室なども開催していくということです。ロードレーサーを目指す若い選手の受け皿が地元にあるというのは、大事なことだと思います。
栃木には、アイスホッケーでは古参の日光アイスバックス、昨年日本人初のNBAプレーヤーの田臥勇太選手が加わったバスケットボールの栃木ブレックス、今シーズンからJ2に上がるサッカーの栃木FCがあります。県内では4つのプロスポーツチームとして、栃木テレビ、FM栃木、地元紙の下野新聞、朝日新聞の栃木面などで紹介されました。
その中で廣瀬君が市役所の職員の方いっしょに会社を1軒1軒まわって営業活動をしていました。年間5000万円程度の経費が必要なそうですが、現在約40社と契約し、7割近くが確保できたそうです。私もいくつかのスポンサーにご支援いただいて活動してきましたので、こういう営業活動の大変さがちょっとはわかります。競技と違って頑張れば結果が出るというわけではありません。もちろん応援してくださる方もいますが、まったく取り合ってくれない方もいます。今の時代、まったく無かったものを形にしてしまった廣瀬君の行動力には頭が下がります。
テレビドラマにもなったベストセラーの「夢をかなえるゾウ」を読んだばかりで、考えるよりも行動せなあかんな、「いつか」じゃなくて「今」実行せなあかんな、と思うこのごろ。トライアスロンJAPAN誌が休刊になったこともあり、自分から情報を発信する手立てを持たないといけないと思い、自分のホームページ(http://www7b.biglobe.ne.jp/~fujiwarayuji/)を作り、ブログも始めてみました。そちらのほうもどうぞよろしくお願いします。
投稿者:On the Road│2009/01/26 19:36
2008/12/25 00:07
私はどこで何をしていたのか?
去る21日は田山選手といっしょに練習できるせっかくの機会だったのに、私はどこで何をしていたのか?
実は8日に山中でMTBに乗っていたところ大ゴケして、左肩を痛めました。触って右とくらべてみたら出っ張っていたので、脱臼したかなと思って、地面に押し当てたりしてはめ戻そうとしましたがうまくいかないので、痛さをこらえてMTBで車まで戻り、院長先生がトライアスリートの整形外科に行きました。レントゲン写真を撮ってから若い先生のところに行ったら、「これはひどいねぇ、手術しないと治らない」とポッキリ折れた鎖骨の写真を見せられました。脱臼だとばかり思っていた私は血の気が引きました。
13日に手術し、通常は抜糸まで入院のところを院長にお願いして16日に退院しました。抜糸するまでは風呂もプールも入れませんが、ちょっと痛みを我慢すればジョギングはできるし、インドアトレーナーでバイクにも乗れます。今まで肋骨と鎖骨にヒビが入ったことはありますが、手術が必要な骨折は初めの体験で、これからの経過は追ってレポートします。
そんな身体で朝から晩まで、敬愛する高岡英夫氏が主宰する運動科学総合研究所の講座を受けていました。まず9時半から5時間はインナーマッスル初級、そして午後3時半から8時までトップ・センター初級の2講座です。1講座3万円の高価な講座です。ちなみに高岡氏ご本人の講座は料金が2倍します。
インナーマッスル初級はTJ誌面でゆる体操をご指導いただいた縁で面識のある下瀬さんの担当でしたが、そのときとは違って厳しい指導でした。じっくり身体をゆるめる体操を行ってから、インナーマッスル(腸腰筋)を使えるようにするメソッドに挑戦しました。腸腰筋を使えるようになるには2つの経路があるそうです。ひとつは腸腰筋と上のほうで重なり合う横隔膜筋を呼吸法で鍛える方法で、もうひとつは腸腰筋の拮抗筋であるハムストリングスを含めた裏転子(上はお尻の中間から下はもも裏の中間まで)と呼ばれる部分を鍛える方法です。今回は後者です。
まずリアストレッチといって、立位体前屈のような格好でこの裏転子にピンポイントでストレッチをかけます。全身脱力状態で上体を垂らしていきます。足が床から浮いてもいけないし、膝が外に割れても内側に折れてもいけません。身体が超硬い私は上体を前傾させていくだけで、足裏が床から浮こうとしたり、足先が開こうとしたりしてきます。足を動かさないように意識すると、腰、前もも、スネなどが力んでしまい身体がプルプル震えてきました。パートナーだったS君は事も無げにストレッチしていました。
次にうつ伏せに寝て、パートナーが左右の裏転子の正確な位置を両手で上下に擦ります。5分ぐらいみっちりやります。自分のもも裏は筋張っていますが、S君の裏転子は文字通り「つきたての餅」のようでした。
次は壁に向かって両手をついて立ち、半歩前に出した片足を後ろで支えている足まで引いてくる「床掃き法」です。ここまでのところは力を抜いて、意識を高める方法でしたが、ここで初めて力を入れる方法になります。股関節を中心に裏転子だけを使って、30〜40cmほど片足を動かすだけのことなのですが、まったく手も足も出ませんでした。足を動かそうとすると、どうしても腰に力が入るし、出している足の裏転子に力を入れたいのですが、もう一方の脚に力が入ってしまうし、腕を突っ張ってしまうし、顔が歪んでくるし、悶絶するほど頑張っても裏転子に力が入りません。S君はやや腰に力が入るものの、見事に裏転子が硬直して、1回終わるごとに筋トレ後のように「ぶち切れそう」と痛がりました。
高岡氏の著作を読むようになって、走る時もペダリングのときもここを使う重要性を知って、その意識でやってきましたが、全くできませんでした。頭ではわかっていても、たったこれだけのことが全くできないことにショックを受けました。しかしS君のように自分ができないことができる人がいるわけで、これができるようにすれば、もっと上手に身体を使えるようになる。いままで必要ない他の筋肉まで固くさせながら走ったりペダリングしていたのが、裏転子だけを使って動けるように変われるという可能性があるというわけで、取り組む方向が定まった気がしました。
今回挑戦した腸腰筋を鍛える体操は、「ワールドクラスになるためのサッカートレーニング」(高岡英夫氏著/メディアファクトリー刊)で紹介されています。
トップ・センター初級は日本舞踊、ピアノなどでご活躍のニドさん(女性)が担当で、中心軸に意識を通していく講座でした。こちらでもなんとなくわかる部分とまったくできていない部分があって、やっぱり今までの自己流の取り組みの精度ではだめだと思い知らされました。
28日は股関節鍛錬法初級と中丹田初級を受講予定です。
投稿者:On the Road│2008/12/25 00:07
2008/11/27 00:40
寒さ対策
寒さ対策
那須は関東地方でも特に寒い地域です。たまに関東南部に行くとポカポカで別世界のように感じます。これからは道路が凍結することも多いので、車のタイヤは雪道用に換えないと乗れません。そんな状況の冬でもほかの季節と同じようなトレーニングします。
雪国育ちなので寒さには強いと思っていましたが、歳とともに寒さに弱くなってきました。みなさんもいろいろ工夫していると思いますが、トレーニングのときにどんな寒さ対策をしているか紹介します。私の場合、機能重視で見た目は度外視しているので、ご注意ください。
オンザロードのスタッフもそれぞれ寒さ対策のワザを持っていると思いますし、新製品にも通じていると思うので、相談してみてください。
頭
丸刈りにした直後でも特に気になりませんが、泳いだ後にバイクに乗るときに限っては、ヘルメットの下にスイムキャップをかぶります。スイムキャップといっても何でもいいわけでなく、ゴムやシリコンでは蒸れてしまうし、メッシュではあまり効果がないので、布製の伸縮性があるタイプです。バイクキャップよりも使いやすいです。難点は乗り終えた後、髪がペッタンコになることです。丸刈りだと関係ないですが。
耳
バイクでもランでも何もつけなくても平気です。那須の仲間の中でも特異なのですが、マイナス10℃ぐらいまでなら首から上はまったく気になりません。
首
首は気になります。30代までは使ったことがなかったのですが、ネックウォーマーを使います。これをつけるかつけないかで大違いです。ランのときはもちろん、外出するときにも必ず着けていきます。バイクのときは特に厳重に2重にすることもあります。
手
他の人に比べると手も強いようですが、自分では弱くなったと感じます。ランのときはホームセンターで買った手袋を使っています。走っている間にかいた手汗が残って中が湿っていると次の日に冷たくなるので、日干しします。
バイクのときは専用のグローブが最適です。特に寒いときは薄手のインナー(これは専用でなくてもOKです)をつけるといいようです。以前はスキー用を使っていましたが、ポールを握る型がついてしまっているので、変速しづらいしブレーキレバーも遠くなって不便です。専用グローブは年々よくなっているので、新しいモデルほど性能がいいようです。
胴体
若いころにくらべて重ねる枚数が増えました。若い人なら走っているうちに温まるので、ちょっと寒いと感じるぐらいでスタートしても大丈夫だと思いますが、私の世代の人ならスタートする時点で着過ぎかなと思うぐらいでちょうどいいと思います。氷点下のときはブレーカーを重ねたり、ベストを使ったりして、4〜5枚重ね着します。ロングライドのときは着替え用のインナーウエアを持っていくと安心です。一昔前に比べると薄くて柔らかくて汗の乾きの速い素材が使われているので、寒さが苦手で練習する気になれない人には投資効果があると思います。
脚
タイツも進化して、冷気の遮断性がよくて柔らかい素材になりました。昔のものをずっと使っている人は最近のものを使ったらびっくりすると思います。足首が敏感なので、トレーニング以外でも長時間外で過ごす場合は、膝下までのタイツをつけます。最近はコンプレッション系のものが出回っているので、それで代用できると思います。個人的には締め付けられるのは嫌いなので、ユルユルのものを使います。
足
もこもこするぐらい厚手の靴下を使います。ジジくさいですが40歳を過ぎてから抵抗感がなくなりました。
シューズ
バイクは足首まである防寒シューズを使います。シューズカバーを使うよりも快適です。ロード用しか持っていないので、紹介されているMTB用の防寒シューズがほしいところです。靴下が厚いぶん、防寒シューズは2サイズ大きめです。ランシューズも中敷を抜いて履きます。雪が積もっていたり凍結しているときは雪道用のランシューズで走ります。
練習コース
雪が積もっていても凍結していてもランは基本的にいつものホームコースですが、深いわだちができているときは、走れそうな場所を選んで往復します。
冬はバイクで那須山側や福島県方面に行けなくなるので、南か東側に向かいます。それでも一日中日陰のところは凍結していたり、融雪用の砂がまかれている(茨城県は融雪剤ですが栃木県は砂です)ところもあるので、走りなれているコースでも見通しが悪いコーナーでは注意しています。日中になっても路面が凍結しているときは固定ローラーで練習します。風が強くて乗れそうにないときは、風の影響が少ない森の中のトレイルを歩いたり走ったり、MTBに乗ったりします。
ライト
寒さ対策ではありませんが、冬の必需品。通勤トレーニングをしている人は特に気を使ってください。私の場合、早朝のランは真っ暗な田舎道を走るので、反射材や蛍光材を使ったウエアを着るようにし、給水ボトルを携帯するウエストポーチにバイク用の点滅ライトを着けています。最近早朝のひき逃げ事件が多いので、存在を知らせるためにも大げさにしています。
バイクには前照ライトと後尾ライトを着けます。冬は夕方になると一気に暗くなるので、バイクで遠出したときには早目に点灯します。通勤ライドをしている人は途中で電池・バッテリーが切れないように注意しましょう。ライトも性能がよくなっているので、新調する価値が高いと思います。
投稿者:On the Road│2008/11/27 00:40
2008/10/26 00:15
バイクトレーニング
2002年を最後にハワイのアイアンマンにはもう6年も出場していませんが、トライアスロンJAPAN誌でレース予想の記事を書いたこともあって、レース結果は気になっていました。女子は予想通り、クリッシー・ウエリントンがパンクにもかかわらず、2位に約15分差をつけて圧勝しました。自分のCO₂カートリッジで入れそこなって立ち往生していたところ、通りかかったチームメイトのレベッカ・キートからCO₂カートリッジをもらい、やっとのことでレースに復帰しました。その模様を撮影していたテレビクルーによると11分近く止まっていたとのことで、ポーラ・ニュービー・フレーザーのコース記録を更新していたかもしれないと言われています。どこまで強くなるのか、末恐ろしい選手です。
男子は過去4年間に優勝したノーマン・スタドラー、ファリス・アルサルタン、クリス・マコーマックの中から優勝選手が出ると予想しましたが、マコーマックはバイク途中でフロントメカのトラブルでアウターに入らなくなり、リタイヤ。ファリス・アルサルタンは優勝した2月のマレーシアでウイルスに感染したそうで、11位。ノーマン・スタドラーはランの序盤で一時トップに立ちましたが、その後失速し12位と、大きくはずしてしまいました。クレイグ・アレキサンダーが昨年2位だったときとほぼ同じ内容のレースで初優勝しました。
日本選手では女子の今泉が16位、塩野が19位と自己最高順位を更新しました。2人ともバイクタイムはトップ10内の選手とそれほど遜色ありませんでした。一方男子はウエリントンに先着したのが河原だけという寂しい結果でした。特にバイクタイムの差が30分以上あり、致命的です。平均時速40キロで180キロを走りきれないと、ハワイで入賞することはできません。これはハワイに出場した選手だけの問題ではなく、日本選手全体の問題だと思います。
私も問題意識を感じています。もう一度基本に戻って、バイクに取り組み直そうと思っています。「何を基本ととらえるか」という問題はありますが、3つのテーマに取り組んでいます。
前々回紹介したとおり、ドロップハンドルでの基本的なポジションにしました。アイアンマンのバイクでは空気抵抗を減らすために、サドルを前に出したポジションで深い前傾姿勢を取る選手が多いのですが、サドルやハンドルにかかる体重が前がかりなりすぎ、バイクのシートチューブやフォークに余計や応力がかかって、前輪と後輪にかかる荷重のバランスが崩れてしまっていると思います。現在はシートチューブの延長上にサドルがきて、そのサドルの中心にどっかり座るようにしています。バイク本来のバランスで効果的に進ませるペダリングを身につけて、その上で空気抵抗を考えようと思います。
次に回転数を意識するようにしています。10年ほど前はインドアトレーナーでトレーニングするときはメトロノームを使って回転数を管理していましたが、最近は練習でもレースでもマイペースで走っているぶんには特には問題を感じていなかったので、回転数を全く気にしていませんでした。ところが10月12日に隣の矢板市で行なわれたヒルクライム(もちタイムが遅い順に1分間隔でスタート)に出場した際に、これではいけないと痛感しました。普段の練習と同じギア(フロントが50x38T、フリーは12-25T)で、普段の練習と同じつもりで走り、結果的には4年前の記録を1分半ほど下回りました。ショックだったのは、トップタイムの選手の走りです。10%ほどの坂を私がインナー x ローで精一杯力づくで踏み込んでいる横を、息も上がらずスイスイ登って行きました。13.5キロのヒルクライムで5分30秒の差がつきました。普段の練習から上り坂ではできるだけ重いギアを踏むクセがついてしまっていて、これではとてもレベルアップできないと思い、すぐに森谷さんにメールしコンパクトドライブを注文しました。これからは平地では90回転以上、上り坂でも70回転を目安に、筋力に頼らないペダリングを身につけようと思います。
練習の内容についても、これまでは「今日は2時間」とか「3時間」とか時間だけを決めて乗っていました。日曜日の練習会で同じメンバーと走る時は自分のコンディションを確認することができますが、それ以外は一人で乗っているので、いい走りができているのか悪いのか判断することができませんでした。そこで、その日その日の走りを評価できるように、コースの途中の長めの上り坂や周回路でタイムを測定しようと思っています。欲を言えばパワーメーターがほしいところですが、高い買い物なので、タイム測定がどれだけ評価対象になるか実験してみて、タイム測定だけでは効果が上がらないと感じたらパワーメーターを購入したいと思います。
この先ハワイに再び出場するチャンスが来るかわかりませんが、まずは半年後の宮古島大会ではバイクで疾走することを夢見て、トレーニングに励もうと思います。
投稿者:On the Road│2008/10/26 00:15
2008/09/27 00:13
体のケア
毎日気持ちよくトレーニングするために、私がトレーニング以外でどんなことをしているか、体のケアの話です。
まず朝練の後、朝食で果物をたくさん食べます。ちなみに今日はトマト3/4個、グレープフルーツ3/4個、梨2/3個、りんご2/3個、ぶどう8粒、バナナ1.5本でした。半端な分は女房が食べます。最近は朝バナナダイエットというのが流行っているようですが、朝果物を食べるようにした出所は「ライフスタイル革命」という本です。2002年から始めて何度か紹介しましたので今回は省きますが、機会があったらまたくわしく書きたいと思います。
肉、卵、乳製品を食べません。肉は2004年から、卵はその翌年、乳製品はまたその翌年から食べていません。肉はもちろんおいしいと思いますが、肉を食べると疲れるからです。という理由を話すと「そんなはずないだろう」と顔を曇らせる人が多く、話が合わないのであまり突っこんだ話をしないようにしています。卵料理もチーズやヨーグルトなどの乳製品もおいしいと思いますが、おいしいものを食べて体調を下げてしまうよりは、食べずに気持ちよくトレーニングできることほうが私には大事です。
魚介類は食べます。ただし食べ過ぎるとやはり疲れるので、ほどほどにしています。もし栄養士の方がこれを読んだら、私の食事を栄養が片寄っていてタンパク質やカルシウムや鉄分が足りないと診断されることでしょう。
今年からパンも止めました。バターや卵を使っていることが多いし、おいしいパンを食べようと思うと、買いに行く時間と手間が面倒だからです。それからコーヒー、紅茶は飲みません。どちらもおいしいと思いますし、健康成分も含まれているようですが、私にはマイナス成分が多いようで、飲まなくなって明らかに体調が安定しました。
主食は米(家庭用精米機で五分撞きにしています)で、野菜、きのこ類、海藻類、豆類を使ったおかずやみそ汁を食べています。というわけで、朝果物を食べる以外は、伝統的な日本食になっています。レースなどで遠征したときに、バイキングなら困りませんが、メニューが決まっている食事を出されると手をつけるものがない場合もあります。
食事以外では、ゆる体操を毎日やっています。ゆる体操をしていればケガをしそうな気がしないので、クリーム類を塗ったり、テープ類を貼ったり、リング類を巻いたりすることはありません。面倒なのと、体に何かついているのがあまり好きではないからです。体に圧をかけるコンプレッション系のウェアも持っていません。ストレッチもウエイトトレーニングもしません。
ゆる体操のほかにやっていることというと、鍼治療を受けています。市内の立川堂といいます。佐藤憲一先生は私や宮塚と同い年で、「背骨を動かすことが大事」という点で共通理解があるので、先生の話はいつも勉強になります。朝から晩まで働きどおしで、スポーツ選手ばかりでなく農家や主婦の方々にも、「背骨を動かすことが大事」ということを切々と説いています。私にはとてもまねできない働きぶりで尊敬しています。
トライアスロンJAPAN誌の2004年11月号に登場したことがありますので、お持ちの方はチェックしてみてください。陸上競技オリンピック代表の渋井陽子選手もよく来ています。特に故障していなくても毎週、先生に診てもらうようにしています。「背骨のまわりの水分が足りなくて、固くなっている」とか「腎臓が腫れているね」とか貴重なアドバイスをしてもらいます。うつ伏せになって首から太ももの裏側まで、気になるところにバンバン打ってもらいます。筋肉が固くなっているところに打たれると目玉が裏返るくらい響きます。しかし鍼のおかげで思い切ってトレーニングできるので、先生にとても感謝しています。
投稿者:On the Road│2008/09/27 00:13
2008/08/29 00:56
サドルポジション
私はバイクのポジションをBB中心からのサドルの位置で考えます。サドルの高さはBB中心からサドル中央まで675mmで、ここ5年ほどは同じですが、サドルの前後位置はしょっちゅういじっています。私のバイクのシート角は72.5°(だと思う)ので、シートピラーの中央付近にサドルをセットすると、サドル先端からの垂線がBB中心からどれぐらい後ろかの後退幅が−45mm〜−60mmになります。
日誌を見てみると、
2006年はシーズンを通して −20mm
2007年1月に35mm後退させて −55mm
7月、皆生大会後に40mm前に出して −15mm
2008年6月、徳之島大会後に20mm後退させて −35mm
そして皆生大会後にさらに20mm後退させて現在は −55mmです。
トライアスロンではサドルを前に出す前乗りが多く、10年前は私も後退幅±0の前乗りで乗っていました。しかし、サドルを後方に引いたノーマルなロードポジションが基本だと思います。その理由はいくつかあって、
・ 本場イタリアでポジションチェックを受けた人の話だと、2軒ともにサドルを目いっぱい後ろに後退させるポジションになったそうです。
・ ヨーロッパで活躍した今中大介さんも基本と言われる膝の皿の裏からの垂線がペダルシャフトの中央に来る位置よりも後ろ、後退幅−70mmにしていたそうです。
・ また今中さんによるとゴッティのバイクのシート角は71°だったそうです。
・ 以前雑誌で見たバッソのバイクのシート角も72.5°よりも寝ているように見えました。
・ パワー種目であるオリンピックや世界選手権のトラック競技の選手も前乗りの選手は皆無で、日本代表もLOOKのフレームでサドルを引いて乗っているように見えます。
以上のようなことが常に頭にあるのですが、ノーマルなロードポジションだと股関節が詰まった感じがするため、サドルを前に出したくなります。その前提として鼠頸部がサドルに当たるように骨盤を前傾させるようにしていました。
しかし昨年あたりから骨盤を前傾させるために腰背筋に力が入り、腰の動きが悪く、背中がゆるまないと強く感じるようになりました。またサドルの位置に合わせて長いステムを使っていると、立ちこぎしたときにももの前側が硬くなるのがずっと気になっていました。
今はどこか1箇所だけに圧力が集中しないように、サドルにどっかり座るようにしています。DHポジションのときも、体を起こして坂を登るときも、そのときの骨盤の角度を保つようにします。そうすると股関節が解放されている感じで、平地でも登りでもももの前側にはこないで、お尻からハムストリングスで受けている感じです。
サドルの前後にともなって、ステムも交換します。−15mmのときは120mmでしたが、今は70mmです。ちなみにDHバーの肘パッドはサドルとほぼ同じ高さです。
今後また前に出すかもしれませんが、今のところは毎回気持ちよく乗れているので、ノーマルなロードポジションで乗っています。
投稿者:On the Road│2008/08/29 00:56
2008/07/24 19:33
皆生トライアスロン
今回も私のレースのレポートにおつきあいください。
鳥取県で行われている皆生大会は私にとって本当に特別な大会です。私は大学入学時の自己紹介で「在学中に一度はトライアスロンに出てみたい」と話しました。当時は今と違って「トライアスロン」という言葉さえなじみがなかったのですが、新聞で3種目を行うスポーツがあることを読んだ記憶があります。大学に入学した1982年以前に日本で開催されたトライアスロンは皆生大会だけなので、その記事は皆生のものだったはずです。たまたま皆生大会の新聞記事を読んでトライアスロンを知り、その大会で6度も優勝できたことに因果を感じています。
今年で28回目を迎え、11回目の参加になった今回も思い出深いレースになりました。一昨年は道路が川のようになるほどの大雨の中のレース、昨年は台風の影響でスイムが中止されバイクの距離がほぼ半分に短縮されましたが、今年は数年ぶりに皆生大会らしい猛暑の中でのレースとなりました。
スイム3キロは皆生海水浴場沖を岸に沿って往復します。1ヶ月前の徳之島大会のスイム(2キロ)では2分離された鈴木照幸選手と同じグループで泳ぐことができ、スイムトップの選手から約4分差の14位でバイクに移りました。例年は20位台なので、徳之島大会の後から取り組んだフォーム改善の成果が出たと思います。
バイク145キロのコースは中国地方の名峰大山への登りを含む国内屈指の難コースとして有名ですが、はつかいち大会の激坂を経験しているし、調子がよいこともあって楽に感じました。40キロ過ぎの大山道路の登り口には4番手で到着、頂上の折り返しでは先頭の選手との差は1分40秒に縮まり、70キロ付近で先頭を走っていた昨年5位の岡宏城選手を抜きトップに立ちました。その後も実力差が出やすい私好みのコースで差を広げ、2位の岡選手と6分30秒差でランに移りました。
ラン42.195キロのコースは米子市の皆生温泉から隣の境港市を往復します。信号では度々止められ、狭い歩道には段差が多く、そこを往きと帰りの選手がすれ違うので、ほかの大会に比べるといろいろと気を使わなければなりません。特に国道431号線を横断する信号は1分半ほど止まるので気が気ではありません。最初は戸惑いましたが、最近は慣れたもので、信号待ちでは携帯したフリーダム(BCAAとシトルリン入りのクエン酸)を摂ったり、ゆる体操をしたりしました。気温がどんどん上がり日差しも強くなり後続の選手のペースも上がらず、折り返しでは2位に上がってきた松下篤史選手との差は約10分に広がっていました。でももし私が全部の信号で止まり、松下君が一度も止まらなかったら10分差もなくなると考えて、目いっぱい走りました。最終的には2位と約24分の大差で6回目の優勝することができ、昨年4位だった悔しさを晴らすことができました。
皆生大会はバイクコースの起伏、信号では止まり、ほとんど歩道を往復するランコース、フェーン現象による猛暑など特殊な大会です。関東の方々にはなじみの薄い大会ですが、競争倍率1.3倍の人気大会です。練習の成果がはっきり出るごまかしのきかないところが人気の秘密だと思います。遠方からの参加者は大歓迎ということですので、坂好きの方、暑いのが好きな方は是非挑戦してください。達成感は格別です。
投稿者:On the Road│2008/07/24 19:33
2008/06/27 00:07
2週連続優勝
サイクルスポーツも真っ盛り。みなさんも各地の大会・イベントに参加し楽しまれていることと思います。私も6月に2レースに参加しました。
まず6月15日に広島県廿日市市で行われた「はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2008」に出場しました。この大会は昨年市制施行20周年の記念事業として初開催され、私は昨年に引き続きの参加です。続いて22日には鹿児島県徳之島で開催された「第21回 トライアスロン in 徳之島」に参加しました。18回目の参加です。
若いころには月に何度も大会に出たこともありますが、2週連続で大会に出るのは久しぶりです。両大会とも4時間程度でゴールするミドルの大会ですが、廿日市大会はバイクとランの高低差がものすごいし、徳之島大会もアップダウンのほかに梅雨明けした暑さもあり、まともに2レースできるか不安でした。しかしせっかくご招待いただいたので、お断りする理由もなく、2つとも参加することにしました。
廿日市大会では昨年は3位でしたので、優勝を目指して臨みました。昨年優勝の地元広島の福元哲郎選手と昨年2位で今年のユニバーシアード代表の武友潤選手がライバルになります。
スイム2.5kmのスタートは世界遺産宮島の厳島神社大鳥居で、スタート前には選手・関係者一同、厳島神社拝殿で御祓いしていただきました。昨年は最短距離を泳ごうと沖のブイ沿いを泳ぎましたが潮の流れの影響を受け、トップの武友選手から9分8秒も遅れてしまったので、今年は岸沿いにコースを取って泳ぎました。それでも7分38秒遅れの24位でスイムアップ。
バイク55kmは中国山地に向かい大会名どおり廿日市を縦断します。標高850mの峠を越えるワンウェイのコースで合計1200m以上、不動峠5本分ぐらいを登る本格的なヒルクライムコースです。昨年は前半飛ばしすぎて最後の上り坂で脚が売り切れてしまったので、今年はムキにならずに徐々に順位を上げていきました。バイク終了直前に福元選手に追いつき、トップから6分8秒差の4位でバイク終了。ランの出来次第で優勝も見えてきました。
ラン20kmも序盤と終盤は比較的平坦なものの、5キロ過ぎから折り返し地点のもみのき森林公園までの6キロは本当に走って上って下るのかと思うような坂が続きます。ランは福元選手とほぼ同時にスタート。ランの力は互角なので最後までもつれる覚悟をしました。並走したまま5キロ地点から上り坂に突入。徐々に福元選手の息が荒くなり少しだけ先行しました。11キロ地点の折り返しまでに3位と2位の選手を抜き、トップの武友選手と約40秒差まで詰めることができましたが、福元選手も大きく遅れていないので、気合を入れ直しました。武友選手に追いついてからもしばらく着いてこられましたが、若いだけにラスト勝負になったら恐いので、早めに差をつけようと、脚のダメージを考えず脚がこれ以上回らないほど目いっぱいピッチを上げて走りました。そして武友選手に約3分差をつけてトップでゴールすることができました。
昨年の経験があったおかげで、登り坂の多いコースを想定した練習の成果を発揮し、優勝することができました。なお大会の模様は「風になれ!鉄人の挑戦 はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会」と題して、BS日テレ(7月6日19:00〜19:30と7月21日17:00〜17:30))で放映されます。どなたか録画していただけるとありがたいです。
広島から帰り、火・水曜日は太ももの前側と股関節のまわりの筋肉痛がひどく、徳之島までに回復するかかなり焦りました。毎日体を動かし、水曜日に鍼治療を受け、食事・睡眠にも細心の注意をしました。徳之島入りする金曜日には筋肉痛は回復し、疲労感もなくすっきりした気持ちでレースの朝を迎えることができました。
昨年優勝の松丸選手、2位のパク選手が同日開催のアイアンマンジャパンに出場のため、3位だった私がレースナンバー1をつけることになりました。昨年4位の鈴木照幸選手、6位の津々見真二選手のほかに、6月1日の関東選手権で優勝した平松弘道選手と今年のデュアスロンアジア選手権優勝の深浦祐哉選手の若手が初出場しました。2人ともランのスピードがあるので、今回もランの終盤までもつれる厳しいレースが予想されました。
スイム2kmは宿泊したサンセットリゾートに面したリーフ内の浅瀬で泳ぎます。透明度が高く回りの様子がよく見えるのですが、前日からの風の影響で荒れ模様でした。波にもまれ四苦八苦しながら泳ぎました。女子優勝の塩野選手とほぼ同時に泳ぎ終え、トップの平松選手から6分51秒遅れの9位でバイクに移りました。
今年から天城町、徳之島町、伊仙町の3町合同開催となり、島内を1周するバイクコースにリニューアルされました。アップダウンが連続する私の得意なコースなのですが、距離がこれまでの90キロから75キロに短縮され、そのぶん上り坂も減って、私としてはタイムを稼げなくなるのではないか不安でした。前半はひたすら前を追いかけましたが、なかなか前の選手の姿が見えませんでした。50キロを過ぎてようやく鈴木、深浦選手を抜き、3位に上がりました。さらに60キロ手前の長い上り坂で、並走していた津々見選手と平松選手が見えてきたので、気合を入れてペースを上げ、一気に抜いてトップに出ました。残り15キロはこれまで何度も走り慣れたコースなので、下りのコーナーもギリギリを攻めて、後続を2分近く離すことができました。
ラン21kmも中盤に長い上り下りがある難コースです。ランをトップでスタートするのは出場18回目にして初めてのことだったで、ちょっと興奮しましたが、平松、深浦両選手には勢いがあるし、鈴木選手にはこれまで何度もランで逆転されているので、油断しないように集中して走りました。エイドステーションや沿道の方々から「藤原ガンバレ」と名前を呼んで応援していただき、とても力が湧きました。ゴールまで1キロの長い直線路で後続が見えないのを確認し、優勝できる喜びをかみしめてゴールすることができました。後続の選手は暑さに苦しんだようで、タイム差は約8分に広がっていました。
24年の競技歴の中で、2週連続優勝は初めての経験です。2連勝という最高に結果になり、挑戦してよかったと思います。スイムは2戦ともトップから約7分も遅れてしまい、相変わらず遅いですが、ランは2戦ともラップ1位で、2位に5分近い差がついたので、かなり自信になりました。
好調の原因は2つ考えられます。まず一つ目、以前からクエン酸飲料のメダリストをご提供いただいている株式会社アリストから金銭サポートをしていただくようになりました。そのおかげでスポーツクラブでの入水する仕事を減らすことができました。入水すると体が凍えてしまって、腸の具合も悪くなり、疲れが抜けなかったのですが、この冬から入水しないレッスンだけにしました。体の負担が減って腸の具合もよくなり、より競技生活に集中できるようになりました。毎日感謝しながらトレーニングしています。
もう一つは例のゆる体操です。これまでは就寝前に7分ほどやっていましたが、今年からそのほかに夕食前に約30分やるようにしました。まだこれからもっと成果が出てくると期待していますが、今でも十分に自分の体が変わってきたと実感できます。来年の宮古島でスイム40分、ラン2時間50分を切るのが目標ですが、ランは現実味が出てきました。
投稿者:On the Road│2008/06/27 00:07
2008/05/27 00:19
スイムトレーニング
久しぶりに水泳の話です。トライアスロンを始めてからもう23年以上泳いでいますが、なかなか楽に速く泳げるようになりません。水泳を教えることもありますが、トライアスロン3種目の中でスイムが最も苦手です。
効果のあったものもなかったものも含めて、これまで本当にいろいろな取り組みをしてきました。昨年末からの取り組みにちょっとした手ごたえを感じているので、紹介します。先月の宮古島大会での3キロのタイムは44分49秒で2002年以降では最もよいタイムでした。腕が動かなくなったり、息が苦しくなったりすることもなく、終始気持ちよく泳げました。
インターバルの本数が変わる程度で練習内容は毎回同じです。トータルで2000〜3500m泳ぎます。
・ ウォーミングアップ(500m):プルブイを脚にはさんで、25mスカーリング+25m左呼吸のプル+25mスカーリング+25m右呼吸のプルを止まらずに5回繰り返します。キャッチポイントでのフロントスカーリングです。スカーリングは全くのスキルなので、力まず水の重さを感じるようにし、プルでもキャッチを意識します。
・ ドリル(100m x 5本):25m左片手クロール+25m左呼吸のクロール+25m右片手クロール+25m右呼吸のクロール。片手クロールでストロークしない腕は前方に伸ばしたままです。サークルは決めず着いてから1〜2秒ですぐにスタートします。
・ インターバル(100m x 10〜20本):3ストロークに1呼吸の両側呼吸で泳ぎます。サークルは1分50秒か1分45秒です。
・ クーリングダウン(200〜500m):25mクロール+25m背泳ぎ+25mクロール+25m平泳ぎを繰り返します。
トライアスリートでもワールドカップに出るような選手は100mのインターバルを1分10〜15秒サークルでやっていますし、ロングの選手でも1分20秒サークルで行う選手もいますし、1分30秒サークルで回せないと「やばいでしょ」と言われるので、私のサークルはかなり遅いです。宮古島で50分以上、アイアンマンで1時間10分以上の人と同じ程度のサークルだと思います。そんな練習で速くなるのか?と思う方もいるかもしれませんが、私は辛い練習がきらいで、無理にサークルを詰めたらプールに行く気が失せそうなので、今のところインターバルを詰める気はありません。サークルを詰めるのではなく、インターバルの長さを200mや250mに伸ばすと思います。
今の取り組みのポイントは2つです。
1つ目は肋骨を前方に(立位では上方に)持ち上げることです。お腹と背中がつっくつぐらいの意識です。蹴伸びのときから泳いでいる間中のずっと意識します。泳ぎの速い人は腕の回転の中心が遅い人に比べて前寄り(進行方向、見た目には耳のあたり)だと言われます。今までは肩周りの柔軟性の問題だと思ってあきらめていましたが、肋骨を持ち上げることで腕の回転の中心を前に出すようにしています。このことは泳げる人にとっては常識なのか、これまで人に聞いたり本で読んだ記憶がありません。単に私が見逃したり聞き逃したりしているだけかもしれませんが。肋骨を持ち上げると浮心を前方に移動することになり、そのままだと上半身が浮き下半身が沈み気味になりバランスが変わるので、前がかりになるように強く意識する必要があります。
2つ目のポイントは呼吸動作です。スポーツクラブでクロールの指導をしていても呼吸動作は難しいです。多くの場合、肩や頭を動かすのが早すぎる人が多いようです。例えば右側呼吸の人の場合、右ストロークが始まったとほぼ同時に顔を横に回し始めます。そしてまだストローク中に顔が横を向き、口が水の上に確実に出たのを確認してからゆっくり息を吸います。こうすると頭が必要以上に出てしまい下半身が沈み、スピードが落ち、呼吸動作が大げさになります。呼吸動作(頭の回旋)は水中ストロークが終わるまで始めず、動きはできるだけ小さくかつ短時間で終わらせることを意識します。呼吸側のリカバリーのほうが速く小さくなるようなリズムで泳ぎます。また頭の回転軸の方向も注意します。軸が斜め上向きになるとやはり下半身が沈むので、軸がむしろ斜め下向きになるように意識します。
トライアスリートとして目標の一つは1500mを20分を切って泳ぐことですが、今の取り組みで達成できるかまだ確信はありませんが、取り組んでいる間に次の課題が見つかるのではないかと思っています。
投稿者:On the Road│2008/05/27 00:19
2008/04/27 00:10
第24回全日本トライアスロン宮古島大会
昨年9月の伊良湖大会以来半年ぶり、待ちに待った宮古島大会から今シーズンが始まりました。今年で16回目の出場です。6ヶ月のトレーニング期間はとても長く感じました。なかなか思うような動きができなくてこれでいいのか迷ったり、路面が凍ってバイクに乗れない日が続いて、宮古島に間に合うか不安なったりで、逃げ出したくなるときもありましたが、今年も宮古島大会に正面から向き合い練習できたので、宮古島入りした時点で満足していました。あとはレースで普段の練習どおりのパフォーマンスを淡々とするだけなので、結果は全く気にならず、不安なくレースに臨むことができました。私の場合、練習は自分で決めて一人で行うので、普段の練習のほうが精神的にも肉体的にもレースよりも数倍きついです。
今年の7位というのはこの6ヶ月の練習の結果として妥当な順位だと思います。詳しい結果は大会HP(www.miyako-net.ne.jp/~strong/)でご覧ください。ここ3年連続して6位だったので順位は落としましたが、3種目とも身体のどこかが固くなってペースダウンすることがなく、去年よりも身体の動きはよくなったと感じられ、まだまだ伸びシロがあることを感じることができたので、来年の25回記念大会ではなんとか優勝争いに加わり、自己最高の4位を更新できるように1年かけて準備したいと思います。
今年からスタート時間が30分繰り上がり、例年よりも早めの3時40分ごろに起床し朝食を摂りました。普段と変わらない果物メイン(この日はプチトマト、グレープフルーツ、オレンジ、キウイフルーツ、バナナ)で、ごはん1膳とみそ汁を食べました。その後受付とバイクのセットアップ。今年はレースナンバーが3番でなおかつ1番のパク選手が欠場したので、非常にわかりやすい位置でした。空気圧は8.5です。ボトル2本には155キロもつようにメダリストとBCAAとシトルリンという新成分を強化した新製品のフリーダムを通常の2倍の濃さで入れました。
スイムは宮古島の中でも特にきれいなビーチなので、水中での視界もよく、気持ちよく泳げます。タイムも順位も気にせず動きとリズムだけに集中して泳いだので短く感じました。今年も女子優勝候補の塩野選手と同じグループで泳ぎ、74位で上陸(昨年は76位)。うねりもなく潮流も弱かったので、タイムは昨年よりも2分半ほどよかったです。
スイムでトップから7分以上遅れてしまい、見ている人にすれば私がトップ10に入るのはとても無理に思えるでしょうが、焦らず力まず動きに集中して走りました。ときどきドラフティングしてくる選手もいますが、いずれつぶれて消えていくので気にしません。80キロ過ぎの東平名崎の折り返しを30位前後で通過。2周目の池間大橋(約120キロ)でトップはドイツ人、2位には松丸選手が上がっていて好調そうでした。私は順調に順位を上げて気分よく8番でバイク終了。もう何度も走っているホームのようなコースなので、坂の長さとか傾斜とかボーっとしていても思い出せるので、無駄なく走ることができ、風も例年より弱く、バイクでの消耗を抑えられ、ここまでは想定どおりの展開でした。練習では最長でも120キロしか乗っていませんでしたが、155キロも長くは感じませんでした。
しかしランになっても曇ったままで涼しく、海外選手がペースダウンしないので、私としてはどんどん蒸し暑くなってほしいところです。8キロあたりでやっと7番に上がりましたが、後方から来た昨年9位の飯干君にすごい勢いで抜かれました。飯干君は大学時代に箱根駅伝を走ったラン出身の選手だそうです。15キロ過ぎに一人抜いて再び7番。先頭で折り返してきたのは松丸選手、集中したいい表情で走って来ました。500mぐらい後ろには河原選手。その後ろに海外選手が3人続き、6位の飯干君と約2分差で折り返し。私の後ろには2分差で湘南ベルマーレの益田君らが続いていました。私が3年連続して6位という話が地元の新聞に載ったので、「今7位ですよ」と教えてくれる人が多かったのですが、飯干君の背中はどんどん小さくなり、30キロあたりでは5分ぐらい離されてしまいました。それでも我慢してペースを維持していたら、背中が段々近づいてきました。残り5キロで2分差まで詰まり、どうか追いつきますようにと神様に祈りながらペースアップしましたが、7位のままゴール。
以前コラムで紹介したようにランで2時間50分を切ることを目標にしていましたが、今年もできませんでした。優勝した河原選手は2時間47分台で走っているので、私も可能性を信じてこれからも取り組みたいと思います。
自分でも不思議ですが宮古島では実力以上のレースができてしまいます。というわけで私にしては強気なレポートになりました。
投稿者:On the Road│2008/04/27 00:10
2008/03/24 00:11
宮塚英也セミナーについて
23日の宮塚所長のバイクセミナーに参加された皆さん、お疲れさまでした。自転車にたくさん乗ることも大事ですが、トレーニング効果を高めるためにも、人間の体のつくりに則ったポジションで乗ることはより以上に大事です。参加できなかった方々もチャンスがあったら是非参加してみてください。きっと貴重なヒントが得られるはずです。
宮塚氏と私は学年が同じで、85年お互い大学4年のときにトライアスロンを始めました(私のほうが2ヶ月だけ早い)。その後宮塚氏はすぐにトップ選手として活躍。私はサラリーマンやアルバイトを経て、94年に宮塚氏の住む栃木に引越しました。2002年までの18年間に60回ほど対戦し、私が先着したのは3回だけでした。
宮塚氏とのトレーニング談議は私の貴重な情報源で、今回のオンザロードへの往復の車内では他愛無い話もしましたが、私にとってはとても有意義な時間になりました。日頃から意見交換(というより質疑応答)をしてもらっていて、かなり影響を受けてきました。私が背骨をゆるめることを気にするようになったのも宮塚氏の影響です。
宮塚氏の人間の動きの観察眼の確かさは日本でも有数でしょう。今回のようなセミナーを各地で行っていますが、これまでにアドバイスした数がとても多く、その人の動きのクセや問題点を的確に指摘します。私にはとてもマネできません。普通の人間がツールドフランスに出場するような一流選手たちを見ても気づかないようなところ(たとえばお腹の出っ張り)にも目が行きます。
さて、今回のセミナーで私が感じたことは、体の中心(体幹部)からの駆動することと、そのためには背骨のゆるみと骨盤の前傾する意識が必要であることです。初めて聞いた方もいるかもしれませんが、私は以前から聞いてきてはいますが、なかなか簡単にできないことも確かです。ガッチリ体を固めて脚力(主に太ももの前側や外側の筋力)だけでペダリングする癖を改め、できるだけ少ない力で自転車を進ませるように意識していれば徐々にですが変化してきます。時間はかかりますが、必ず改善されるはずです。私はゆる体操に取り組んだことで、やっと宮塚氏の言わんとしていることが実感として理解できるようになってきました。
自分のエネルギーをダイレクトに伝えられるときの自転車との一体感は堪りません。みなさんも是非、気を長く持って取り組んでほしいと思います。
投稿者:On the Road│2008/03/24 00:11
2008/02/21 18:36
最近読んだ本
このところ携帯小説などの影響もあって、出版業界は苦戦しているようですが、私は読書が大好きです。よい本は日々の課題やヒントを与えてくれて人生を豊かにしてくれます。
泳ぐことの科学(吉村豊・小菅達男/NHK Books)
スイムが不得意な私はすがる思いで水泳本を読みます。この本ではトータルイマージョンや二軸スイムと同じように、泳ぎの要素を分解して階層的に練習していく手法が紹介されていました。いくつか参考にして取り組んでいます。もし成果があったら追って報告します。
サクリファイス(近藤史恵/新潮社)
貴重なロードレースものの小説です。ロードレースになじみの薄い人にもわかりやすいように選手に位置取りや役割も丁寧に説明されていています。フィクションなのでちょっと無理な展開もありますが、含みのあるどんでん返しがあっておもしろかったです。カバーがエンデューロの写真らしく、素人っぽくてNGです。
中国電力陸上部は、なぜ強くなったのか(高橋繁行+中国電力エネルギアマネジメントスクール/南々社)
今年の箱根駅伝での棄権や大阪女子マラソンでの福士選手の失速を見ても長距離走はとても残酷なスポーツだと思います。そこで結果を残しているチームで環境整備を進め選手を見守る監督の覚悟も、きつい練習をこなす選手の覚悟もすごいものがあります。トライアスリートはまだまだ甘い。
剣道再発見 剣道の「深み」を求める稽古法(好村兼一/剣道日本)
異国フランスで、独自に質の高い稽古を継続することで八段位を獲得した方の本です。段位審査では普段の自分こそが問われるので、結果を求めず基本である形稽古で気を練ることの大切さが説かれています。私も日々の3種目の練習を武道・武術の型の稽古のつもりでやっています。
武術の創造力 技と術理から道具まで (甲野善紀・多田容子/PHP文庫)
甲野氏と弟子である多田氏の対談。体についての考察の深さだけでなく、刀の歴史や素材についてのうんちくにも驚きます。稽古量もすごいだろうし、それ以上に勉強しているのが伝わってきます。歴史小説家が本職の多田氏も体の使い方についての洞察力の高さに驚きます。近著の「自分を生かす古武術の心得」もすぐにでも読みたいです。
決断力(羽生善治/角川oneテーマ21)
谷川浩司永世名人の「集中力」の次に読みました。1対1の対局では勝ちか負けがはっきりするので、スポーツ以上に厳しい世界です。これだけの人でもミスもするし苦悩もあるそうです。チャレンジを継続できる情熱が大事という話や強い相手こそ自分の力をひきだしてくれるという話に感銘しました。
生物の無生物のあいだ(福岡伸一/講談社現代新書)
遺伝子解析から万能細胞までにいたる研究過程がわかりやすく説明されて読みやすかったです。地道な基礎研究の積み重ねは持久系スポーツのトレーニングと通じるものを感じました。独自の研究では独断的な先入観に固執しがちですが、自己懐疑こそが知的であるための最低条件であるという点は戒めにしたいと思います。
投稿者:On the Road│2008/02/21 18:36
2008/02/02 11:09
「自動車などの動力付乗り物の個人所有と使用を禁止する法案」
もし爆笑問題が出演している某テレビ番組に私が出演するなら、上記の法案を提出します。2010年から厚生労働省職員に適用し、2012年からは政令指定都市勤務の公務員に適用、2015年からは全国民に適用します。
かなり乱暴な考えだと承知していますが、要は石油などの化石燃料を消費する動力機に頼らず、どんどん自分の体を動かそう、自力で移動しよう、ということです。たとえば、通勤・通学の際は公共交通機関以外は自転車か徒歩(ランニングも含む)にします。
50年前の日本では普通のことだったと思いますし、ほとんどの人は高校生までやっていたことなので、ちょっと勇気を出せばできそうだと思うのですが、「そんなの関係ない!暇な人間だけがやればいい」などと猛反対されると思います。それは体を動かす習慣がない人や体を動かすことを苦に感じる人たちが非常に多いためです。普段トライアスリートの中にいると感じませんが、国民全体の身体レベル・運動能力は相当低いと思います。普通の人にとって歩くことはもちろん、走ること、自転車に乗ることがスポーツクラブの器具を使って行う特別なことになってしまっています。
実現すれば当初は生産性が低下し、国際競争力も低下するかもしれません。しかし最初は強制的にであっても、体を動かすこと、自力で移動することが快適に感じられる人を増やすことができれば、解決できる問題が多いと思います。たとえば体の動かすことで健康状態が向上することで生活習慣病や心の病気が減り、医療費が削減され、医師不足も解消されると思います。車を運転するのはプロのドライバーに限られますから交通事故も減るでしょう。
また通勤ランや通勤バイクで温室効果ガスの発生量を削減することもでき、地球温暖化対策になるでしょう。近年異常気象でトライアスロン大会が中止・延期されるケースが増えてきています。今後さらに異常な高温や台風の頻発、季節はずれの台風や寒波により開催できない状況を招きかねません。特に人気のある大会を開催している南の島々は最初に影響を受けることになるでしょう。荒療治をしなければいけない段階にきていると思います。
運動習慣のない人から見れば、通勤トレーニングは個人の嗜好のように受け止められるかもしれませんが、ごみの分別やエアコンの温度調節、買い物袋の持参などのエコロジカルな行動と同列にある尊い行動であることをもっとアピールしていいと思います。
しかし実現するには歩道や自転車レーンの整備、公共交通機関の整備などの行政の努力や、労災認定、シャワーや自転車置き場の設置など企業の理解が必要になり、簡単な話ではないと思いますが変化も見られます。都内では1車線を自転車レーンにしているところもあるようですし、バイク通勤者に社内食堂の食券を提供している企業もあります。
さて先の提案に対して私ができることは、毎日走っても自転車に乗ってもケガも病気もしない体を手に入れるノウハウを提供することです。人間本来の構造どおりに体を使う能力を高めることができれば、私と同年代の人なら片道30分程度の通勤トレーニングなら平気で続けられると思います。
毎日快適に体を動かすスポーツライフをみなさんと一緒にリードしていけたらいいなと思っています。どんどん体を動かしてスポーツを楽しむ。結果として実力もアップする。その力になりたいと思っています。さらに構造どおりに体を動かす楽しさ・気持ちよさを、これまで運動習慣のなかった人や子供や高齢者、どんな人とでも共感・共有することができたら実現できると思っています。
投稿者:On the Road│2008/02/02 11:09
2008/01/01 10:00
藤原裕司のラントレーニング
新年明けましておめでとうございます。
今回は最近の私のランのトレーニングを紹介します。
いつ走るか。
朝飯前です。朝以外に走るのは月に1、2回程度です。レースのない冬季は、毎朝だいたい5時前に起きたらすぐに着替えて走ります。日の出が遅いので暗い中走り始めて、日の出前に帰ってきます。街灯も少ない田舎道なので月や星の明かりを頼りにします。スキー場のライト、新潟方面での雷、流れ星なんかが見えます。早朝は空気がきれいで静かで車も少ないのでとても気持ちよく走れます。雪国出身なので−5℃ぐらいまでなら寒くても苦になりません。ただ寒い中で着替えるのは嫌なので、夜寝る前に温風ヒーターのタイマーをセットしておき、朝着るウエアもそろえておきます。困るのは車のハイビームです。車同士ならダウンビームに直すのに、人に対してはそのままの車がほとんどです。星明かりを頼りに走っているときにハイビームで照らされると足元がまったく見えず本当に困ります。昔バイク通勤しているときも車のハイビームには困らされました。無神経なドライバーは大嫌いです。
どれぐらい走るか。
平日は女房が出かけるのが7時前なので、6時ごろに戻るように1時間ほど走ります。女房が休みの土日は20〜25km走ります。平日で計55km、土日で計45km、1週間で100kmを目安にしています。
どんなコースか。
片道7.5kmを折り返すコースです。スタートから5km地点までは1〜2%のゆるい上りで、そこから7.5km地点までは1%以下のさらにゆるい下りになっています。往きは上りですが、最後の5kmほどは下りになるのでペースが上がっていい感じで走り終えます。500mごとにポイントを決めていて、走れる時間によって折り返す地点が変わります。例えば50分走れるときは5km地点で折り返し10km走ります。また25km走るときは7.5km地点で折り返し2.5km地点まで戻り、また7.5kmまで引き返して戻ります。このコースを1年で300回は走っています。今の団地に引っ越してから13年以上経つので4000回以上走っていますが、飽きることはないです。かなりシューズのソールをすり減らしたと思います。
どういうペースで走るか。
最初200mぐらいは歩き、その後ゆっくり走り始めて、1km地点ぐらいで巡航ペースになり、そのままのペースで走ります。巡航時はだいたい1km4分30秒から4分10秒。下りで4分ぐらいです。10km走るときは最初と最後のウォーキングを含めて約50分、25kmでは1時間55分ぐらいかかります。途中で時計を見ることはありません。また最近は心拍計をつけていません。かつてマフェトン理論にしたがって心拍トレーニングをしているときにはウォーミングアップとクーリングダウンはそれぞれしっかり2km行い、巡航中の心拍数も130拍程度に抑えていたので、25km走るのに2時間15分ぐらいかかっていました。今は心拍数をまったく気にせず気持ちよく走れるかどうかを気にしています。脚の動きを気にせず、脚の力に頼らず走ったときは気持ちよく走れます。土日2日で50km以上走っても、脚(特に膝から下)に張りや痛みを感じるがほとんどなくなり、故障を心配せずに毎日走れています。
何を目標に走っているか。
トライアスロンのラン(42.195km)で2時間50分を切るのが具体的な目標です。トライアスロンで勝負しようと会社を辞めたときに立てた目標のうちの一つです。ちなみにそのほかの4つは、�ハワイのアイアンマンで15位以内に入る、�トライアスロンJAPANの表紙に載る、�日本を代表してレースに出る、�スイム1500mで20分を切るです。
これまでのランのベストは2000年ハワイアイアンマンでの2時間52分58秒。ほかに3度2時間53分台で走ったことがありますが、共通しているのは体が勝手に動くし、距離は短く感じるし、前の選手をどんどん抜けるしで、走っていてとにかく気分がいいのです。2時間50分を切れたらきっと最高に気分よく走れるだろうなと夢見ながらトレーニングしています。
投稿者:On the Road│2008/01/01 10:00
2007/12/07 19:13
この1年のトラブル
今年はオンザロードがリニューアルされましたが、みなさんのサイクルライフはいかがでしたか?
この1年に私が経験した自転車のトラブルについて書いてみます。
まずパンクは計3回。一度もパンクしない年もありましたが、3回は少ないほうです。いずれも数分でチューブ交換をしたので問題なし。
スポーク折れ1回。立ちこぎの途中で「バチン」といって、前輪のスポークが折れました。カンパニョーロのアトランタという10年ものの頑丈なアルミのディープリムで32本組みのホイルだったので、ほとんどふれも出ずに帰還できました。やっぱり練習用のホイルは丈夫なものに限りますね。
トラブルはありませんでしたが、タイヤが擦り減り布地が出たことが2回。1回はロングライドの途中で気づき、冷や冷やしながら帰りました。私はインドアトレーナーで練習することも多いので、人よりも減るのが早いようです。布地が出てしまうとスペアチューブを何本持っていても足りないので、減り具合は定期的にチェックしたほうがいいですし、早めに交換することをお勧めします。
自転車ではないですが、車のタイヤも擦り減ってワイヤーが出ているのをガソリンスタンドで教えられ、すぐに新しいタイヤに交換しました。軽のワゴン車ですが、私以外の人が乗ることは滅多になく、運転席に近い右の前輪が極端に減っていました。バーストしたら大事故につながるので、今考えてもぞっとします。
話は戻って、変速ワイヤー切れが1回。上り坂の途中で軽いギアに変えようとしたとき、「パン」といって変速レバーの感触が急に軽くなりました。リアの変速ワイヤーの頭から1cmほどのところが切れていました。STIレバーの中で一番ストレスがかかる箇所だったようです。そこからはフリーのトップだけしか使えず、フロントをインナーかアウターに変えるだけで帰りました。考えてみたら、2、3日前からリアの変速のロー側からトップ側への戻りが悪くなっていました。気づいたときに対処しなかったことを悔いました。いつから使っているワイヤーか思い出せないくらい長い間交換していませんでした。
そしてチェーン切れが1回。これは自転車に乗り始めて初めて経験しました。家まであと10kmほどのゆるい上り坂で「プチッ」といってペダルが急に軽くなりました。見るとチェーンが切れ、だらりと垂れていました。端のコマが「ハ」の字に開いてしまっていましたが、石でたたいてつなごうとしましたが、うまくいかず数分であきらめました。辺りに民家もない里山の中の道だったので、上りは押して下りはまたがってを繰り返して、山の中の鉄工所にたどり着いたところで電話を借りて、タクシーを呼んで帰りました。2600円ぐらいでした。このときも考えてみたらその日はフロントディレイラーがチャラチャラ鳴っていました。チェーンラインのせいだと決めつけていて確認しなかったことを悔いました。こんなときは携帯電話があれば便利なのでしょうが、懲りずにまだ持っていません。
ワイヤー切れもチェーン切れも一人で乗っていたときだったので事故になりませんでしたが、集団で走っていたらどうなっていたかわかりません。チェーン、ワイヤー類やタイヤなどの消耗品は早めに交換しようとあらためて思いました。
みなさんも愛車をメンテナンスして、気持ちよくサイクルライフをお送りください。
投稿者:On the Road│2007/12/07 19:13
2007/12/02 19:11
フジワラ体操講習会
フジワラ体操講習会
11月23日に練習会に参加する予定でしたが、お腹の具合が悪く家で寝ていました。実は昨年11月3日に練習会に行ったその日の夜中に腸閉塞で入院した時と同じ、下腹部が痛む症状でした。いやな予感がしたので大事をとりました。シーズン中から腸の機能が低下して便通が悪い感じがありましたが、生野菜が主食のような最近の食事にも原因がありそうなので、これから見直してみようと思います。
23日に受け取る予定だったTREKのマドンは29日に購入しました。練習用にと思っていましたが、もったいない感じです。やっぱりニューバイクに乗るのは楽しいですね。以前お話したことがありますが、ホイルやらハンドルやら何かパーツを新しくするのは寒い冬でも自転車に乗るモチベーションを保つための裏ワザですが、新車を買うのはその中でもとっておきの大ワザです。なかなか自転車に乗る気になれないという方にはお勧めです。型落ちのモデルならお値打ちだと思います。
さて背骨の動きを改善するためのフジワラ体操の講習会を行いたいと思います。
昨冬に背骨の話をする機会を持ちましたが、まとまりが悪くうまくお伝えすることができませんでした。その後トライアスロンJAPAN誌の記事を連載しながら自分の考えもまとまってきましたし、背骨を動くようにするために体操も自分の中で固まってきましたので、みなさんにお試しいただきたいと思います。
私はトライアスロンを通じて自分の能力をとことん伸ばし、それを発揮し尽したいと思ってきました。それには人間本来の構造どおりに身体を使う能力を高めること、中でも背骨を構造どおりに使うことが特に大事だと思います。フジワラ体操はそのための体操で、この前提を理解していただかないとやっても意味はありません。
背骨は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎の計24個の骨からなっています(その下の仙骨と尾骨も含める場合もあります)。簡単にイメージすると、平たい円柱形の缶詰が積み重なったような感じです。それぞれの椎骨の間には椎間板という軟組織があり、それぞれが関節としてつながっている関節の集合体と言えます。ですから傾いたり曲げ伸ばしたり、手首や指の関節とまではいかなくても、本来ならかなり自由な動きができるはずです。たとえば魚やヘビやトカゲの背骨は横方向に、イルカや馬やチーターの背骨は縦方向に、しなやかにそして波動的に動きます。人間も脊椎動物ですから、動物たちのように背骨がクネクネ動くはずです。しかし手足の動きだけで済ますような生活に慣れてしまうと背骨はほとんど動かなくなり、やがて背骨が動くものだという実感がなくなります。そうした人の背骨は一体化してしまい、例えて言うなら缶詰がパック売りになっている状態。もしくは雨ざらしの自転車の錆びたチェーンのようなものです。
動かなくなってしまった背骨を動かすには、まず錆びを落とすことです。チェーンをコネクトピンでつないだ後につなぎ目をしごくようなイメージで背骨の錆びを落としていきます。手足の動きだけで済ますような生活をしていては、どれだけ激しい運動をどれだけたくさんしても改善できません。
背骨を動かすための取り組みが必要です。私は40歳を過ぎてから高岡英夫氏の影響で「ゆる体操」を始めました。最初は変化を感じることはできませんでしたが、1年経ったころから徐々に背骨が動くようになったと実感しています。少しでも背骨が動くようになって運動の質が変わっていきました。背骨を動かして運動すること自体が気持ちいいのです。腕や脚を酷使することで強張ってきたり乳酸が溜まる気持ち悪さとは対極にあるものだと感じます。四肢が解放され、今まで味わったことのないような大きく速い動きができるようになります。この気持ちよさは脊椎動物のDNAに刷りこまれている本性だと思います。だからこそ毎日身体を動かしたくなるのだと思います。スポーツする楽しさは人それぞれ、千差万別だと思います。仲間といっしょにワイワイガヤガヤするのが楽しいという人もいるでしょう。「今週は練習を頑張ったから、今日は好きなものを好きなだけ食べるぞ」というようなご褒美が楽しみで頑張っている人もいるでしょう。練習にゲーム性を持たせて人と競って勝つのが楽しいという人もいるでしょう。しかし私の場合、楽しくする仕掛けはありません。練習はほとんど一人でやります。頑張って練習してもレースの出来がよくてもご褒美はありません。ほかの人に勝ってうれしい、負けて悔しいという思いもありません。私が感じる楽しさは変わっています。構造どおりに身体を使えたときに気持ちよさを感じること、つまり身体を動かすことそのものが楽しいのです。毎朝きれいな空気の中で走ったりバイクに乗ったりできることが、私にとっては何よりの楽しみです。
フジワラ体操は、背骨を動かして運動すること自体の気持ちよさを感じる、そのための体操です。
「お知らせ」
フジワラ体操講習会を近日開催予定(会場、日程調整中)決定次第お知らせいたします。
投稿者:On the Road│2007/12/02 19:11
2007/10/30 13:11
ジャパンカップ観戦
10月28日に宇都宮市の森林公園周辺で開催されたジャパンカップサイクルロードレースを観戦しました。
日曜日に練習会を行なっている那須サイクリングクラブのメンバー7人と、那須塩原駅に近いクラブハウスを8時に出発。塩谷ふれあいの里でトイレ休憩をはさみ、70kmを約3時間で到着。台風が通過したあとだったので南から暖かい空気は入ってきたため、ジャパンカップのころとしては異様な暖かさで、タイツなしでOKでした。
レースは10時スタートですでに始まっていて、3周目を鶴カントリー前で見ました。ヨーロッパのチームが例年より少なかったせいか、いつもより観衆が少ないように感じました。先頭は梅丹の清水と福島弟、ナショナルチームの畑中、シマノの広瀬、ドラパック(豪)のS.ショーの5人が逃げ、メイン集団とは2分30秒差。ショーは清水に向かって指を突き立てて何か怒鳴っていました。きっと福島弟は先頭交替に参加するが清水は脚をためておくというのがチームオーダーなので先頭交替に加わらないため、「おまえも前に出ろ」といっていたと思います。
シマノの広瀬君とは5年前まだシマノに入る前に地元のクリテリウムで2人で一緒に逃げた仲なので、頑張ってほしい。地元作新学院出身なので応援も多いようです。作新自転車部の部室はこのコース脇にあり、広瀬君にとってはホームコースなわけで、玉砕覚悟の逃げだとわかっていてももしかしたら逃げ切れるかもと期待しました。
メイン集団では、UCIプロチームのサウニエルドュバル、ランプレ、ゲロルシュタイナーの3チームが前方を固め、まったくがんばり感を感じないやわらかいダンシングで何か話しながら余裕で走っていました。私が面識のあるもう一人の選手、マトリクスの橋川君も頑張っていました。今年もすでに2勝していて刺激になりました。橋川くんとは17年前に毎朝カーペーサーをともにした仲です。橋川君は1990年に(19歳のとき)、この会場で行われた世界選手権の選考レースで2位になりながら、世界戦を蹴ってベルギーに渡りました。選考レース前は毎週車に寝泊りして試走を繰り返していました。橋川君にとっても勝手知ったるホームコースです。
その後本部側に下りましたが、古賀志林道に入るには1000円かかるので、田野交差点に下ってそこで観戦。そして鶴カントリーに戻って9周目を見たところで、1時を回っていたので、レースが動くのはこれからだったのですが、会場を後にしました。クラブのメンバーの中には初めて100km以上走った人もいましたが、帰りは途中のコンビニで食事休憩をはさんで、4時ごろ無事に到着しました。
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投稿者:On the Road│2007/10/30 13:11
2007/09/21 09:48
風に影響されない走り方
9月17日、リニューアル後、初めて練習会に参加させていただきました。人数が多いと楽しいですね。あの日は南風が強く、小貝川沿いの土手の上はもろに風を受けるので復路はみなさんたいへんだったと思います。
風が強いときは、上り坂同様に力の差が出やすいです。私の場合、アップダウンの少ない宮古島では嵐のような風が吹いてくれればいいと思っています。
地元の練習会でも感じますが、風の影響を受けやすい人と受けにくい人がいると思います。自転車に乗り始めて間もない人は、手サインを出したり、ボトルから給水するのが苦手です。脚を止め、下ハンドルから持ち替えてからでないと手を離せないようです。そういう人は手でハンドルを操作しているので、風が強いときには、握っている手の力を緩めるとハンドルが振られそうになるのでギュッと握ってしまいます。また、脚の力で踏んでいるので、風のせいでバランスが崩れると、脚の力をゆるめてバランスをとることになり、推進力が減ってしまいます。
コツは、背骨を中心とした体幹部(体の中心部)で自転車のコントロールすることです。スキーをされる方やオートバイに乗る方はわかると思いますが、手や足で進行方向やバランスのコントロールを行うことには限界があります。無理に足で踏ん張ったり、ストックやハンドルで方向を決めようとすると、オーバースピードになりやすく、スピードをかなり落とさないと制御できませんし、カーブごとにどんどん疲れます。
それにくらべ、体幹部で重心を無意識にコントロールできるようになると、手足をリラックスできるので、風と衝突せずに走ることができます。また、体幹部からの力でペダリングできると、脚に余裕があるので、風の強弱に合わせて脚の動きも調整できるので、先日のようなときも「どこ吹く風」です。
大工さんが使うのみとハンマーを想像してみてください。のみの刃がピタッと決まっていれば、のみをギュッと握る必要はなく、そののみの芯を叩けば、思い通りに木を彫ることができます。しかし芯を叩けないと、叩くたびにのみがグラつくので、のみを木に押し付けるようにギュッと握ります。すると刃が定まらず、思い通りには彫れない上に疲れます。
体幹部で重心をコントロールしたり、体幹部から力を出すためには、背骨がなめらかに動くことが必要です。残念ながら、背骨をすぐ動かすことができるようになる方法を知りません。トライアスロンJAPANの「藤原スタイル」にも書いていますが、背骨の動きをよくする地道な取り組みが、結局は強くなる近道になります。
投稿者:On the Road│2007/09/21 09:48
2007/09/06 14:51
アスリートコラム9月号
ジャラベールがアイアンマン完走
藤原選手のプロフィールはこちら
かつてのフランスチャンピオンでツールドフランスの山岳賞を獲得したローラン・ジャラベール(39歳)が、6月24日にアイアンマンスイスを完走しました。スイムは1時間16分27秒、966位で終えてから、バイクは4時間39分16秒(ラップ3位)でカバーし、31位でランスタート、ランは3時間11分38秒で走り、9時間12分29秒、総合21位でゴールしました。詳しい情報はありませんが、初トライアスロンだったようです。バイクはもちろんですが、ランのタイムがいいですね。おそらくスイムもすぐに1時間かからずに泳げるようになると思います。
アイアンマンハワイの出場権も獲得したようです。ハワイに出られる方はバイクで抜かれるのを楽しみにしていてください。
これまでにも現役や引退後のロード選手がトライアスロンに挑戦した例はいくつかありました。かつてアームストロングをアシストとしてツールにも出場したチャン・マクレーは引退後アイアンマンに出場し、ハワイのバイクパートでティム・デブームやピーター・リードを含む集団を引き連れて、先行するドイツ選手を追い上げ、逆転劇を演出しました。一昨年は宮古島でも3位に入っています。またウルリッヒのアシストだったドイツのウド・ボルツやアルダグもアイアンマンを完走しています。
競技時間が長いせいか、元スイマー、元ランナーに比べると元ロードマンがもっともアイアンマンに適正があるようです。ただ現役時代のタイムトライアルなどの実力からすると、アイアンマンではバイクが驚くほど速いわけではないのが、ちょっと気になるところです。私もマラソン大会に出たら、トライアスロンのランタイムより早くは走れませんが。
投稿者:On the Road│2007/09/06 14:51
2007/09/05 12:00
オンザロードサポート選手 藤原裕司さん
【藤原裕司のプロフィール】
1963年生まれ、栃木県那須塩原市在住。
トライアスロン歴22年。宮古島大会トップ10入り10回、皆生大会優勝5回。
月刊トライアスロンJAPAN誌に「藤原スタイル」、「実用トライアスロン用語検定」を連載中。
トライアスロン談議とアメリカ映画が大好きで、タバコと車のハイビームが大嫌い。

投稿者:On the Road│2007/09/05 12:00
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- インドアトレーニング (2010/02/05)
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