『栃木なめんなよ』 日光ツーリング

こんにちは、堀越です。

 

連日の猛暑に日中のサイクリングを断念さざるをえない日々が続いてます。

 

そんな訳で熱帯の関東平野を抜け出し、爽やかな風薫る新緑の日光でロングツーリンをしてまいりました。今回は定休日の水曜、若手スタッフの(現場トレーニング!?)と月末の山スペの下見を兼ねての予行演習でした。


 

『栃木なめんなよ!!』

 

このキャッチフレーズ、先頭を牽く、栃木・佐野市出身のつくば店スタッフ・永島がよく使用するワードです。栃木への地元愛が強く、茨城の比較話になると対抗心を燃やして、この一言が出てきます。

 

さて、地元・永島と4人のネイティブ茨城人スタッフが栃木の山々に翻弄される様子を綴って参ります。

 

つくば5時発圏央道~東北道を使い、いろは坂下から登坂開始が8時。

 

心配していた天気も日光に近づくほど好転、最高のサイクリング日和になる(はずでした。)

いろは坂・中禅寺湖・戦場ヶ原と日光を代表する観光スポットが混み出す前にすり抜け群馬との県境の金精峠を目指します。

 

途中の「湯ノ湖」で小休憩。

まだまだ皆んな元気な様子ですが・・・、OTRスタッフはシャイなのかカメラを向けるとお行儀よく整列し、はにかんだ笑顔。修学旅行の中学生のようです。(まだまだ君たち思春期か!?)

 


この日のライドの最高地点・金精峠の1880メートル。

 

雲行きが怪しくなっていましたが、山の天気の移ろいの速さをポジティブに捉え、直に晴れ間が覗くだろう

なんて思いながら、一旦群馬側に入り峠のお茶屋さんで脚休め。

 

 

毎年立ち寄らせて頂いてる峠茶屋さん。

 

5.6年通っていながら未だに屋号をしりませんが、ここで顔なじみなったオジサンと毎年の挨拶を楽しみにしていましたが引退されたと聞き、切なさと世の移ろいを感じながらも、目の前の日光白根山の雄大な景色は数千年と変わる事なく普遍的である事にいろいろ思いを巡らせるながら・・・・

 

看板の「おしょろこま」 そのオジサンが庵で焼いていたサケ科の魚 「日本では北海道だけに生息し関東で食べれるのはココだけ」の宣伝文句につられ毎回食べていたことを思い出す。

そこで私は勝手に「おしょろこま屋」と呼ばせていただいております。

 

金精峠を後に、一行は戦場ヶ原から光徳牧場を通り山王峠を超え川又湖へ向かうアドベンチャーチックなコースへと分け入る。

雨にちらほら振られながらも、雄大すぎる山間の峠道を下り続ける事15キロ。

舗装路ながらも未開の地の踏み入りるようで不安が立ち込めてくる。

加えて天候がみるみる悪化しているのを感じ、写真を撮る余裕も雰囲気も吹っ飛んでしまう。

 

おしょろこま屋を最後に3時間走行しながら、ひと一人見かけない孤独の世界。人気のないところに店もある訳がなく腹が減っても何も入手できない。

何かトラブルを抱えれば一気に困難状況に陥る、単独ツーリングには難易度のコースでした。

 

補給を逃したスタッフ渡邊がハンガーノック寸前で幾度とつぶやく、

「今日生きて帰れるのかな」

携帯の電波の入らない山奥でつぶやくのは自身の口のみ、「ツイッター」もお手上げ。

栃木をなめていた事が表情ににじみ出る。

 

雨足は更に強さを増し、峠を滝のように雨水が流れ落ちるなかを、

鮭の遡上のように這い上がって往く、生きた心地がしない。

この時この辺りには大雨洪水警報及び雷注意報が発令、電波の繋がらない我々は知る由もなく。 知らぬが仏なり。

 

本日最後にして最難関となった霧降高原(キリフリコウゲン)超えまであと僅か、憔悴のスタッフ渡邊にかける言葉もなく、無言のライド。

 

大雨と落雷の中を悠然とする牛をみて、いつしか霜降高原(シモフリコウゲン)に脳内転換され、先導のスタッフ向井までが、シモフリ・シモフリを誤連発、本人は気づいてないが・・・  空腹でその気持ちが痛いほどわかる。共感してしまう間違い。

 

晴れていれば絶景に違いない。

 

数時間が数十時間にも感じた、豪雨の中の峠超えを冠水しながらの完遂

「あとは下るだけ」の安堵の表情が滲む。

けっこうなスリルをかいくぐり、無事に帰宅出来る目処がついてもいつも通り笑わない一行、永遠に思春期を続けるきか!!

 

 いやぁお隣だと思って栃木なめてました、反省します。


無事に帰宅し夜のお供は、

『シモフリ 』ではなく『キリフリ』でクールダウン!!

 

晴天の中あの霧降高原に立てたらどんな景色が見られたどろう・・・・・・と余韻に浸ります。

 

あっ、そういえば今年2月の鎖骨骨折の落車も日光連山から吹き下ろす栃木の西風に煽られてでした。

ホントに栃木なめてました。

 

* 7月30日予定のハイパ-山スペシャル *

今回の霧降高原に再度チャレンジ予定ですが、当日の天候によってはコースの変更・短縮になるかもしれませんが悪しからず。

 

十分な睡眠と補給食の為のお金を用意してご参加下さい。

栃木の山々への敬服の念も忘れずに。